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かげはら史帆さん『ニジンスキーは銀橋で踊らない』刊行記念!かげはら史帆さん×渡辺祐真さんトークイベント〈「推す」ことの宿命について〉を開催

『ベートーヴェン捏造』で知られる かげはら史帆さんの長編小説『ニジンスキーは銀橋で踊らない』が河出書房新社より刊行されました。これを記念して、今野書店(東京・杉並)にて、かげはら史帆さんと書評系YouTuber・渡辺祐真さんによるトークイベント〈「推す」ことの宿命について〉が7月8日(土)にオンライン&リアル開催されます。

 

『ニジンスキーは銀橋で踊らない』について

「予測不能の天才を支えた妻は、ブダペストのぶっとんだお嬢さま? あっと驚く結婚。奔放なセクシュアリティ。戦争、革命、また戦争! 20世紀って、カオス! え? タカラヅカにもお熱ですか? めくるめく展開に仰天しまくり」
――中島京子さん(作家)

「見つけてしまった私の神さま。丹念な推し活の果て研ぎ澄まされていく人生の解像度、無限に増える語彙力。でもこの想いあの輝きを言語化することなど出来るわけもなく。何もかも理解(わか)ってしまって怖い。ああ、生身の人間を崇めることの業の深さよ!」
――宇垣美里さん(フリーアナウンサー・女優)

 
【あらすじ】

この気持ちは、恋なのか? 推しなのか?
1912年と1958年、彼女は“神”と出逢ってしまった
バレエ団「バレエ・リュス」のエースと宝塚歌劇団のトップスター
二人のスターに焦がれて生きた実在の女性・ロモラの、波乱と矛盾に満ちた壮大な物語

〈ことばを、失った。しなやかで……猫のようで……いたずらっぽくて……キュートで……羽根のように軽く……鋼のように強く…………〉(本文より)

天才バレエ・ダンサー、ワツラフ・ニジンスキー。
彼を「神」と崇め、その人生をニジンスキーに捧げた女性がいた──ロモラ・ド・プルスキー。
ニジンスキーの虜となった彼女は、ありとあらゆる手段を使いニジンスキーに近づき、ついに結婚することに。
天才に翻弄されながらも、全身でその人生を生きたロモラの心に灯った炎の正体とは何なのか?
さらにニジンスキー亡き後の1958年。ロモラは舞台の上で輝く「男性」の姿に心を奪われる。
明石照子──テーリーこと宝塚歌劇団雪組男役トップスター。
テーリーを前に、ロモラがとった驚くべき行動とは……。

『ベートーヴェン捏造』で話題の著者が、実在の人物や出来事、それらをめぐる膨大な文献から紡ぎ出す傑作長編小説!

 

トークイベント〈「推す」ことの宿命について〉開催概要

今回のイベントでは、かげはら史帆さんが「推す人、推される人」の運命と宿命について語ります。ゲストとして、YouTubeチャンネル「スケザネ図書館」でおなじみの渡辺祐真(スケザネ)さんも出演。お二人が「これぞ推し小説」といえる3冊をそれそれ用意する特別企画もあります。

また、イベント終了後には、かげはら史帆さんと渡辺祐真さんのサイン会も予定されています。

 
■開催日時:2023年7月8日(土)15:00?16:30
※イベント終了後に、配信参加/来店参加の方ともに視聴できるアーカイブ配信を予定

■会場:今野書店地下1階(東京都杉並区西荻北3-1-8)+ オンライン(Zoom)

■参加費
◎配信参加:1,650円
◎来店参加:2,200円

■主催:今野書店

★詳細&申込み:https://peatix.com/event/3619354/

 

登壇者プロフィール

 
■かげはら史帆(かげはら・しほ)さん

1982年生まれ、東京郊外出身。法政大学文学部日本文学科卒業、一橋大学大学院言語社会研究科修士課程修了。

著書にノンフィクション『ベートーヴェン捏造』(柏書房)、評伝『ベートーヴェンの愛弟子』(春秋社)がある。

 
■渡辺祐真(わたなべ・すけざね)/スケザネさん

1992年生まれ、東京都出身。東京のゲーム会社でシナリオライターとして勤務する傍ら、2021年から文筆家、書評家、書評系YouTuberとして活動。文庫の解説、書評多数。ラジオなどの各種メディア出演、トークイベント、書店でのブックフェアなども手掛ける。毎日新聞文芸時評担当(2022年4月~)。

著書に『物語のカギ』(笠間書院)、編著に『季刊アンソロジスト』(田畑書店)など。YouTubeチャンネル「スケザネ図書館」では、書評や書店の探訪、ゲストとの対談など、多数の動画を展開している。翻訳家Emily Balistrieriのアシスタントとして、森見登美彦さん『夜は短し歩けよ乙女』(”The Night Is Short, Walk on Girl”)などの翻訳を手掛けた。

★ユーチューブ 文学系チャンネル【スケザネ図書館】:https://www.youtube.com/@user-xg6kc2ce9j

 

※以下はAmazonへのリンクです。

ニジンスキーは銀橋で踊らない
かげはら 史帆 (著)

一九一二年三月。「わたし」は「神」と出会った……「バレエ・リュス」のエース、ワツラフ・ニジンスキーに。中島京子さん、宇垣美里さん推薦! 波乱に満ちた壮大な傑作長編。

 
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