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山崎佳代子さん『ドナウ、小さな水の旅 ベオグラード発』刊行記念!著者×堀江敏幸さんトークイベントを開催

バルカン半島の国セルビア在住の詩人で翻訳家の山崎佳代子さんのエッセイ集『ドナウ、小さな水の旅 ベオグラード発』が左右社より刊行されました。これを記念して、本屋B&Bにて著者・山崎佳代子さんと作家の堀江敏幸さんによるトークイベント「旅する言葉 わたしたちの創作と翻訳」が6月26日(月)にオンライン&リアル開催されます。

 

トークイベント〈堀江敏幸×山崎佳代子「旅する言葉 わたしたちの創作と翻訳」 『ドナウ、小さな水の旅 ベオグラード発』(左右社)刊行記念〉開催概要

今回のイベントでは、現在帰国中の『ドナウ、小さな水の旅』著者の山崎佳代子さんと、同書に推薦文を寄せている作家でフランス文学者の堀江敏幸さんが初顔合せ。「翻訳という仕事と創作ということのかかわり」「旅」「セルビアの食べ物、衣服、音楽」「人と人のつながり、国と国のつながり」「20世紀と21世紀の精神や詩学の違い」「一番心に残る場所、一番好きな音楽、一番大切な書物」などについて語り合います。

 
■開催日時:2023年6月26日(月)19:30~21:30 (19:00オンライン開場)

■場所:本屋B&B(東京都世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F) + オンライン(Zoom)

■参加方法:以下のいずれかのチケットを購入してください。
◎来店参加(数量限定・1ドリンク付き):2,750円(税込)
◎配信参加:1,650円(税込)
◎サイン入り書籍つき配信参加:1,650円+書籍『ドナウ、小さな水の旅 ベオグラード発』2,860円(いずれも税込)
◎サインなし書籍つき配信参加:1,650円+書籍『ドナウ、小さな水の旅 ベオグラード発』2,860円(いずれも税込)
◎サイン入り書籍つき配信参加:1,650円+書籍『書かれる手』(著:堀江敏幸さん)1,925円(いずれも税込)
◎サインなし書籍つき配信参加:1,650円+書籍『書かれる手』(著:堀江敏幸さん)1,925円(いずれも税込)
◎サイン入り書籍つき配信参加:1,650円+書籍『定形外郵』(著:堀江敏幸さん)1,980円(いずれも税込)
◎サインなし書籍つき配信参加:1,650円+書籍『定形外郵』(著:堀江敏幸さん)1,980円(いずれも税込)
※「書籍つき配信参加」の場合、書籍はイベント後の発送となります。

★詳細&申込み:https://bookandbeer.com/event/20230626_twm/

 

登壇者プロフィール

 
■山崎佳代子(やまさき・かよこ)さん

詩人、翻訳家。1956年生まれ、静岡市に育つ。北海道大学露文科卒業。サラエボ大学文学部、リュブリャナ民謡研究所留学を経て、1981年よりセルビア共和国ベオグラード市在住。ベオグラード大学文学部にて博士号取得(比較文学)。

著書に『パンと野いちご』『ベオグラード日誌』『戦争と子ども』『そこから青い闇がささやき ベオグラード、戦争と言葉』など、詩集に『黙然をりて』『みをはやみ』『海にいったらいい』など、翻訳書にダニロ・キシュ『若き日の哀しみ』『死者の百科事典』などがある。

 
■堀江敏幸(ほりえ・としゆき)さん

1964年生まれ、岐阜県出身。1999年『おぱらばん』で三島由紀夫賞、2001年「熊の敷石」で芥川賞、2003年「スタンス・ドット」で川端康成文学賞、2004年同作収録の『雪沼とその周辺』で谷崎潤一郎賞、木山捷平文学賞、2006年『河岸忘日抄』、2010年『正弦曲線』で読売文学賞、2012年『なずな』で伊藤整文学賞、2016年『その姿の消し方』で野間文芸賞を受賞するなど、受賞歴多数。

著書に『郊外へ』『書かれる手』『回送電車』『いつか王子駅で』『一階でも二階でもない夜 回送電車II』『めぐらし屋』『バン・マリーへの手紙』『アイロンと朝の詩人 回送電車III』『未見坂』『彼女のいる背表紙』『燃焼のための習作』『音の糸』『曇天記』『定形外郵便』などがある。

 

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ドナウ、小さな水の旅 ベオグラード発
山崎佳代子 (著)

確かな歩幅で選ばれた詩人の言葉が、背中を向けようとする歴史を今に留める。――堀江敏幸

この世界のすべての水は故郷の水とどこかでつながっている。この鋭く優しい描写に身をゆだねれば、知らなかった土地にも泳いでいける。――奈倉有里

バルカン半島の国セルビア在住の詩人・山崎佳代子による最新エッセイ集。二千年の間に百五十もの戦争によって破壊され、そのたび蘇ったことから不死鳥に例えられる首都・ベオグラード。その地から、ヨーロッパ第二の大河と呼ばれるドナウ河に繋がる小さな支流をめぐり、時間の旅が始まる――

本書に記録した町や村は、いずれもベオグラードに劣らず、苛酷な歴史をくぐりぬけてきた。それぞれの町、それぞれの村が、それぞれの過去を秘めている。ラキアと呼ばれる土地の火酒やワイン、肉料理やチーズの味、人々の暮らしぶりには、土地の風が香り、小さな水のささやきが聞こえるだろう。小さな水たちは、ドイツの「黒い森」から流れ出るドナウ河に溶け込んで、黒海へ旅を続けていく。あなたの旅が始まろうとしている。今は形を失ったもの、見えないものに思いを馳せるとき、土地はあなたの書物となる。よき旅を祈る。――「旅がはじまろうとしている」

 
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