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村上春樹さん『猫を棄てる』『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』をオーディオブック化

オーディオブック及び音声コンテンツ制作・配信サービス「Amazonオーディブル(Audible)」にて、村上春樹さんの著書『猫を棄てる 父親について語るとき』と『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の配信がスタートしました。

 

『猫を棄てる 父親について語るとき』

著者:村上春樹さん
ナレーター:中井貴一さん
URL:https://amzn.to/3NuK5bQ

 
ある夏の午後、僕は父と一緒に自転車に乗り、猫を海岸に棄てに行った。家の玄関で先回りした猫に迎えられたときは、二人で呆然とした……。寺の次男に生まれた父は文学を愛し、家には本が溢れていた。中国で戦争体験がある父は、毎朝小さな菩薩に向かってお経を唱えていた。子供のころ、一緒に映画を観に行ったり、甲子園に阪神タイガースの試合を見に行ったりした。いつからか、父との関係はすっかり疎遠になってしまった――。
村上春樹さんが、語られることのなかった父の経験を引き継ぎ、たどり、自らのルーツを初めて綴った、話題の書。

 
【ナレータープロフィール】

中井貴一(なかい・きいち)さんは、1961年9月18日生まれ。1981年、東宝映画「連合艦隊」でデビュー。日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞する。大ヒットドラマ「ふぞろいの林檎たち」シリーズ(1983~1997)で人気を博し、NHK大河ドラマ「武田信玄」(1988)では主演を務めた。映画では「ビルマの竪琴」(1985)、「四十七人の刺客」(1994)、「梟の城」(1999)「壬生義士伝」(2003)などに出演。「大河への道」(2022)では、プロデューサーも務めた。

【中井貴一さんコメント】

芝居の場合は、演ずる人間の人生観みたいなものが表現に含まれる事が多々ありますが、朗読の場合はそれではいけないと思いました。いかに作品の世界を想像してもらえるように伝えるかということが朗読の醍醐味だと思います。

★中井貴一さん インタビュー『猫を棄てる 父親について語るとき』:https://youtu.be/mB3LHAiSoHU

 

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』

著者:村上春樹さん
ナレーター:向井理
URL:https://amzn.to/43HM81W

 
多崎つくる、鉄道の駅をつくるのが仕事。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。何の理由も告げられずに――。死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時なにが起きたのか探り始めるのだった。The New York Timesハードカバーフィクションランキングでトップになった、ベストセラー!

 
【ナレータープロフィール】

向井理(むかい・おさむ)さんは、1982年2月7日生まれ。2006年、デビュー。以降、NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」、NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国」、TBS系ドラマ「S-最後の警官-」、WOWOW「アキラとあきら」、舞台「ハリーポッターと呪いの子」など、多くのドラマ・映画・舞台に出演。20年の大河ドラマ「麒麟がくる」では第13代将軍・足利義輝を演じた。
7月スタートのドラマ「警部補ダイマジン」(テレビ朝日系)、秋スタートの「パリピ孔明」(フジテレビ系)にも出演予定。

【向井理さんコメント】

答えを出しすぎないように、想像できる幅を残すように朗読するのは難しかったです。Audibleのように聴く人が生活の中で小説を体感できるというのは、読むのとは全く違う体験になると思います。

★向井理さん インタビュー『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』:https://youtu.be/cONEP-z3lg8

 

著者プロフィール

著者の村上春樹(むらかみ・はるき)さんは、1949(昭和24)年生まれ、京都府出身。早稲田大学文学部卒業。1979年『風の歌を聴け』でデビュー、群像新人文学賞を受賞。

主著に『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞受賞)、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『ノルウェイの森』、『アンダーグラウンド』、『スプートニクの恋人』、『神の子どもたちはみな踊る』、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』など。『レイモンド・カーヴァー全集』、『心臓を貫かれて』、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、『ロング・グッドバイ』など訳書も多数。

 

猫を棄てる 父親について語るとき Audible版
村上 春樹 (著), 中井 貴一 (ナレーション), Audible Studios (出版社)

各紙誌で絶賛! 村上作品の原風景がここにある

村上春樹が自らのルーツを綴ったノンフィクション。中国で戦争を経験した父親の記憶を引き継いだ作家が父子の歴史と向き合う。
父の記憶、父の体験、そこから受け継いでいくもの。村上文学のルーツ。
ある夏の午後、僕は父と一緒に自転車に乗り、猫を海岸に棄てに行った。家の玄関で先回りした猫に迎えられたときは、二人で呆然とした……。
寺の次男に生まれた父は文学を愛し、家には本が溢れていた。
中国で戦争体験がある父は、毎朝小さな菩薩に向かってお経を唱えていた。
子供のころ、一緒に映画を観に行ったり、甲子園に阪神タイガースの試合を見に行ったりした。
いつからか、父との関係はすっかり疎遠になってしまった――。

村上春樹が、語られることのなかった父の経験を引き継ぎ、たどり、自らのルーツを初めて綴った、話題の書。

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 Audible版
村上 春樹 (著), 向井 理 (ナレーション), Audible Studios (出版社)

多崎つくる、鉄道の駅をつくるのが仕事。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。

何の理由も告げられずに――。

死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時なにが起きたのか探り始めるのだった。

 
【関連】
Audible : 村上春樹

 


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