本のページ

SINCE 1991

TBSラジオ「朗読・斎藤工 深夜特急オン・ザ・ロード」がオーディブルで配信開始

沢木耕太郎さんの紀行小説『深夜特急』全6巻を斎藤工さんが朗読する、TBSラジオの深夜放送「朗読・斎藤工 深夜特急オン・ザ・ロード」が、オーディオブック及び音声コンテンツ制作・配信サービス「Amazonオーディブル(Audible)」で配信を開始しました。

 

沢木耕太郎さんが〈バックパッカーのバイブル〉『深夜特急』が斎藤工さんの朗読で順次配信開始

本作品は、TBSラジオで今年4月より放送されている「朗読・斎藤工 深夜特急オン・ザ・ロード」をもとに、各巻を完全版としてオーディオブック化したものです。

6月に『深夜特急1 ―香港・マカオ―』の配信を開始。『深夜特急2 ―マレー半島・シンガポール―』以降の各巻は、来月以降順次配信を予定しており、Audible会員であれば聴き放題対象作品としていつでも聴くことが可能です。

 
中学生のときに『深夜特急』を読んで影響を受け、18歳で香港をはじめ世界各国を旅したという斎藤さん。旅に憧れる少年から日本を代表する俳優となった今、みずからの声で新たな『深夜特急』の世界へと導きます。目で読む楽しさとは異なる、朗読ならではの体験をぜひお楽しみください。

 

『深夜特急1 ―香港・マカオ―』概要

著者:沢木耕太郎さん
ナレーター:斎藤工さん
制作:TBS RADIO
URL:https://amzn.to/3Tfupug

 
「あの旅」を斎藤工が全文読む――

26歳の青年の人生を
決定的に変えてしまった陸路二万キロが始まった!

「ある朝、目を覚ました時、これはもうぐずぐずしていられない、と思ってしまったのだ」――そうしてはじまった旅は、26歳の〈私〉には想像もできない壮大な旅となった! なぜユーラシアなのか? なぜ陸路で行こうと思ったのか?〈私〉に答えられるのは、「地球の大きさをこの体で知覚したかったから」というだけだった……。インドのデリーからイギリスのロンドンまでの遠路二万キロ、バスの旅がいま幕をあける。

 
第一章 朝の光――発端――
香港、マカオなど東南アジアを放浪し、旅の出発点と決めたデリーに辿り着いた。しかし、〈私〉は旅行案内所で旅の目的を説明できず、半年近くを無為に過ごしてしまったことに気がつく。いったいなぜ〈私〉は旅に出たのか。これはもうぐずぐずしていられない――。

第二章 黄金宮殿――香港――
本来は安い航空券を手に入れ、東京からデリーへと飛ぼうと思ったのだ。しかし、ひょんなことから通過点としか見ていなかった香港に漂着すると、〈私〉はその街の熱気に圧倒され、刺激に酔い痴れてしまう。この街にはどこへ言っても誰かがいて、何かがあった。毎日が祭りなのだ。

第三章 賽の踊り――マカオ――
香港の宿に荷物をおき、二時間半の連絡船で辿り着いたマカオ。そこで〈私〉は大小というサイコロ博奕に宿命的に出会ってしまう。気がつけば一日没頭し、宿に戻って目を閉じても、暗い筒の中で3つの賽が跳ねている。〈私〉はかりそめの戦場で危険が放射する光を浴びることを選ぶのだった。

 

今後の『深夜特急』シリーズの配信予定日について

●深夜特急1: ―香港・マカオ―:2023年6月9日

●深夜特急2: ―マレー半島・シンガポール―:2023年7月7日

●深夜特急3: ―インド・ネパール―:2023年8月7日

●深夜特急4: ―シルクロード―:2023年9月7日

●深夜特急5: ―トルコ・ギリシャ・地中海―:2023年10月6日

●深夜特急6: ―南ヨーロッパ・ロンドン―:2023年11月7日

 

深夜特急1: ―香港・マカオ― Audible版
沢木 耕太郎 (著), 斎藤 工 (ナレーション), TBS RADIO (出版社)

この地球の大きさを体感したい――
人を旅へと駆り立て続ける不朽の名作!

第一章 朝の光 発端
アパートの部屋を整理し、引出しの中の一円硬貨までかき集め、千五百ドルのトラベラーズ・チェックと四百ドルの現金を作ると、私は仕事をすべて放擲して旅に出た……
第二章 黄金宮殿 香港
黄金宮殿という名の奇妙な宿屋に放り込まれた私は、香港中を熱に浮かされたように歩きまわり、眺め、話し、笑い、食べ、呑んだ。香港は毎日が祭りのようだった……
第三章 賽の踊り マカオ
香港の喧噪と熱狂を離れ、息抜きにマカオに立ち寄った私は、“大小”というサイコロ博奕に魅せられていった――。やろう、とことん、飽きるか、金がなくなるまで……

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です