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三代目やなぎやさん〈旅エッセイ〉『スマホのない時代の旅人の記憶』が電子書籍で配信

“天真爛漫な放浪者”三代目やなぎやさんの旅エッセイ集『スマホのない時代の旅人の記憶』が合同会社ぷいぷいより電子書籍として配信中です。

 

あの旅は20年以上たった今でも深く私の心に刻まれている――。

『スマホのない時代の旅人の記憶』は、スマホが一般化していなかった2002年4月に日本を飛び出した三代目やなぎやさんが、今も残る記憶と、旅の道中に毎日書き溜めた日記を頼りに、約20年の時を経て書き下ろした旅エッセイ集です。

 
スマホやSNSがなかったからこそ味わえた、デジタルではなくアナログの温かみを感じる旅を、思わず顔がほころぶエピソード、心に響く数々の出会い、旅の道中ならではの冒険を中心に、バカバカしさ全開のタッチで描かれています。

▲著者が旅の道中に毎日書き留めた日記

▲著者が旅の道中に毎日書き留めた日記

 

本書の構成

≪第一話≫ (2002年12月 バラナシ/インド)
「路地で拳銃を腹に突きつけられたのに、寝ぼけていてアホな対応していた話」
――今は、”なんでこんな事したんやろ”と100%思っています。読んだ方は絶対に、絶対に真似をしないでください。

≪第二話≫ (2002年7月 ルアンパバーン/ラオス)
「挨拶したら、しこたま酒を飲まされた後、バイクに乗せられ山奥に連れ去られた話」
――確かにこの時、私は旅の情緒と醍醐味を感じていた…大きな代償と引き換えに。

≪第三話≫ (2002年8月 ルアンナムター/ラオス)
「悪ふざけで言った一言で突然英語の先生になった話」
――悪ふざけは、人を時に思いもよらない展開へ連れて行きます。皆様はほどほどに…

≪第四話≫ (2002年4月 ブキッムルタジャム/マレーシア)
「プリングルスをイカツク食べていたヤンキーの話」
――はじめは怖かった。そして私は幼稚園の時に学んだことを守る大切さを知った。

≪あとがき≫
――未だ誰もチャレンジしたことのない”前代未聞のあとがき”をご用意しております。

 

著者プロフィール

三代目やなぎやさんは、京都府出身。体験/経験を大切にしており、日々「ワクワクする毎日」を創り出すために奮闘している夢想家。

高校生の頃に読んだ「深夜特急」に憧れて、バイトで80万円貯めて2002年4月に日本を出国。タイから始まった旅は、ラオス、インド、パキスタン、アフガニスタンなど計12か国のアジア各国を訪問し、340日間の旅を終え、2003年3月に帰国。

様々な場面で旅の話を、時に口頭で、時に文章で語ってきたが、三代目やなぎやさんの旅の語り口はバカバカしくもユニークに情景を鮮やかに再現し、その場に連れて行かれるような臨場感と親しみやすさが特徴で、新しい冒険心を呼び覚ますと評判。

なお、名前は祖父母が商売を行っていた時の屋号「やなぎや」より。

★Instagram:https://www.instagram.com/yanagiya_the_3rd/

 

スマホのない時代の旅人の記憶 (ぷいぷいワンダリーブックス)
三代目やなぎや (著)

――あの旅は20年以上たった今でも深く私の心に刻まれている。 
 路地で腹に拳銃を突き付けられたり、坂道を下っている時に自転車のブレーキが壊れたり、山賊に車が襲われたり、目の前で車が崖から落ちる場面に遭遇したり、奇病で入院したり…そんな不運を人一倍引き寄せるものの、笑顔、挨拶、感謝の心を武器に、約20年前にアジアを旅した”人より少しだけ好奇心が強い”著者。そんな著者のバカバカしくも、どこか人の温かさに支えられた旅を、引っ張り出してきた、当時毎日つけていた日記と、記憶を手繰り寄せエッセイ化。

 旅をしていた2002年当時はスマホのない、インターネットのメールがようやく使われてきた頃。予約サイトなどなく、その日の宿は街についてからの運試し。翻訳ソフトの代わりは、身振り手振りで感情をぶつけてコミュニケーション、Instagramで共有している美しい景色は心の中に。そんな「便利でない時代」だからこそ存在した、”トラブルと情緒あふれる旅風景”を漏らすことなく味わえる1冊になっております。

 …素敵な観光スポット紹介も、映えスポット紹介も、旅の便利スキル紹介もありませんが、バカバカしくも背中をそっと押されるそうな、読んだ後そんな感覚が残る書籍です。

 


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