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祝!デビュー50周年!電子書籍『スティーヴン・キングを50倍愉しむ本』を無料配信

来年にはデビュー50年を迎える、米国を代表する作家スティーヴン・キングの小説『異能機関』(上・下巻)が文藝春秋より6月26日に刊行されます。そこで、同社では、新作刊行と50周年を記念し、無料の電子書籍『デビュー50周年記念! スティーヴン・キングを50倍愉しむ本』を配信開始しました。

 

スティーヴン・キング新作刊行&デビュー50年を記念し 豪華内容の無料電子書籍を配信

同書に収録されるのは、まず、短編「ローリー」。本邦初訳となる、ここでしか読めない作品です。短編とはいえ単行本換算で40ページ超と、読み応えは十分。

また、『異能機関』の試し読み版として、1章「夜まわり番(ナイトノッカー)」の抜粋もたっぷり収録されています。

 
『異能機関』の翻訳者、白石朗さんも登場。同書の担当編集者を相手に、新作の魅力を通して「いま」のキングの楽しみ方を語っています。

そして「キング代表作マトリックス」。縦軸に「リアル―幻想と怪奇」、横軸に「怖い―エモい」を取り、キングの代表作をそれぞれ位置づけ、解説を付しました。キングを読んでみたいが、その膨大な作品群からどれを選べば……と悩んでいる人にとって、格好のガイドになっています。

 

『デビュー50周年記念! スティーヴン・キングを50倍愉しむ本』目次より

◎訳者×担当編集者対談 作家生活五十年、キングの「いま」を楽しめ!

◎完全オリジナル短編「ローリー」

◎新作長編試し読み(『異能機関』1章抜粋)「夜まわり番(ナイトノッカー)」

◎初心者にも安心! 一目でわかる、キング代表作マトリックス

◎文藝春秋のスティーヴン・キングの本

 

スティーヴン・キング プロフィール

1947年、米国メイン州ポートランド生まれ。英語教師のかたわら小説の執筆を続け、1974年『キャリー』で作家デビュー。

専業小説家となってベストセラーを連発し、「モダン・ホラー」の旗手となる。以来50冊以上の本を出版し、ブラム・ストーカー賞、世界幻想文学大賞、エドガー賞、米国ナショナル・ブック・ファウンデーション・メダルなど多数の賞を受賞する。『スタンド・バイ・ミー』『ショーシャンクの空に』『IT』ほか映像化されて大ヒットを記録した作品も多く、世界で最も成功した作家のひとりといわれる。

 

デビュー50周年記念! スティーヴン・キングを50倍愉しむ本 (文春e-Books)
文藝春秋電子書籍編集部 (編集)

新作刊行&デビュー50年を記念し無料配信する、豪華内容のオリジナル電子書籍!

「恐怖の帝王」、「モダン・ホラーの巨匠」……。
大小説家の名をほしいままにしてきたスティーヴン・キングは、2024年に作家デビュー50周年を迎えます。そこでお届けするのが、本書。
ここでしか読めない完全オリジナル短編「ローリー」。新作長編小説「異能機関」たっぷり試し読みに加えて、キングの新しい魅力を解剖する、翻訳者・白石朗さんと担当編集者のディープな対談。そしてキングの小説の魅力を四つのベクトルから分析する代表作マトリックスと、盛り沢山な内容で、あなたのキング・オブ・ライフを爆上げします!

*本書は、電子書籍オリジナル編集です。
*新作「異能機関(上・下)」は文藝春秋より2023年6月26日発売予定です。

<超能力少年少女を拉致する謎の〈研究所〉――天才少年ルークはこの秘密機関から逃れられるのか? “恐怖の帝王”キング、王道のSFホラー巨弾『異能機関』>

異能機関 上
スティーヴン・キング (著), 白石 朗 (翻訳)

【恐怖の帝王、作家50周年を前に王道のSF巨弾が待望の邦訳!】

異能の少年少女を拉致する謎の機関〈研究所〉。
彼らは子供たちの超能力を利用して何を企図しているのか。
冷酷なるくびきから逃れるため、少年は知恵をめぐらせる。

ミネソタ州ミネアポリスに暮らす12歳の少年ルークは、両親こそごく平凡だが、優秀な子供の特待校に通う神童だ。彼にはちょっとした特殊能力があった。ふとしたときに、周りのごく小さな物品をふれることなく動かしてしまうのだ。と言っても、それは他人が気づくほどのことでもない。

一流大学MITの入学内定を勝ち取ったルークだが、ある夜、3人の不審な男女が眠る彼をかどわかす。目覚めたルークが見たのは、自分の部屋そっくりにしつらえられているが、何かが違う一室だった。扉の外は自宅とは似ても似つかぬ、古びた大きな施設。そこには様々な少年少女が拉致され、自室と似た部屋を与えられて戸惑いながら暮らしていた。

目的も知れぬこの〈研究所〉で、残忍なスタッフや医師に、気分の悪くなる注射や暴力的な検査を繰り返される少年少女たち。彼らの共通点は「テレキネシス」か「テレパシー」の超能力を持っていることだった。

ルークは黒人少女カリーシャ、反抗的な少年ニック、幼く泣き虫だが強いテレパシーをもつ男の子エイヴァリーらと知り合うが、一定期間検査を受けた子供はひとり、またひとりと〈研究所〉の別棟〈バックハーフ〉へ連れ去られ、決して帰ってこないのだった。ルークはこの不穏な施設からの逃亡計画を温めはじめる――。

異能機関 下
スティーヴン・キング (著), 白石 朗 (翻訳)

【恐怖の帝王、作家50周年を前に王道のSF巨弾が待望の邦訳!】

〈研究所〉を脱走したルークvs.冷酷女所長。
超能力少年少女vs.残忍スタッフたち。
ついに策謀の本性があらわになり、決戦が迫る。

部屋係モーリーンとエイヴァリー少年の助力でルークは〈研究所〉を逃れた。脱走に気づいた女所長ミセス・シグスビーは激怒し、自ら手下を率いて追跡する。元警官の流れ者ティムとルークが邂逅し、田舎町デュプレイで地獄のふたが開く!

一方〈研究所〉では、〈バックハーフ〉に送られたカリーシャ、ニックらがついにその企みの全貌を目にしていた。これ以上超能力を利用されつくして正気を失う前に、なんとかして逃れる方法はないのか。能力が開花したエイヴァリーを中心に、少年少女たちは立ちあがる。非情なスタッフたちとの戦いがはじまった――。

『ファイアスターター』を彷彿させる超能力、『IT』ばりの少年少女たちの勇気。キングに影響を受けたと言われるドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の設定を逆オマージュしたかのような舞台で、キングにしか書けないキャラクターが、キングにしか書けない戦いを繰り広げ、物語はキング史上最大級のクライマックスへ。

恐怖の帝王の本領が炸裂するエンターテイメント、ここに極まる!

 


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