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「生きる意味」って、必要? ヨシタケシンスケさん初の長編絵本『メメンとモリ』が刊行

ヨシタケシンスケさんによる長編絵本『メメンとモリ』がKADOKAWAより刊行されました。

 

今年、作家デビュー10周年!最新作のテーマは「いつか必ず死ぬことを忘れるな」

本作はラテン語の「メメントモリ」(いつか必ず死ぬことを忘れるな)をテーマに、ヨシタケさんが考える生死観をメメン(姉)とモリ(弟)が語る3つの物語を収録。生きるとは、輪廻転生、どう生きる…など、読めば読むほど響く言葉や新しい発見があります。

かわいらしい絵と物語には、キャラクターの背景や、著者の思いなどが隠されており、読者の考察力がためされる本でもあります。

 
★発売記念『メメンとモリ』公式サイト:https://yomeruba.com/feature/ehon/yoshitake-shinsuke/mementomori.html

 
<『メメンとモリ』あらすじ>

第1話「メメンとモリと ちいさいおさら」
「わたしたちだって いつかはおとなになって、おとしよりになって、そしていつかは 天国にいく。」
メメンが作ったお皿を割ってしまったモリ。「世界にひとつしかないお皿なのに…」といつまでもクヨクヨしているモリに、メメンは「だいじょうぶよ、またつくればいいんだから」と励まします。

 
第2話「メメンとモリと きたないゆきだるま」
「みんながボクを見て ガッカリしてる。わかるよ。こんなはずじゃなかった、って思うよね。」
夜のうちに降った雪。メメンとモリは次の日の晴れた朝、張り切ってゆきだるまをつくりました。でも雪は足りず、晴れて溶けかかり、できあがったゆきだるまは想像していたものと違いました。複雑な顔をしてゆきだるまをみつめるメメンとモリ。でもゆきだるまには意識があり、そんなふたりの顔を冷静に見ていたのです。

 
第3話「メメントモリと つまんないえいが」
「なんだか不安になってきちゃったよ。この先も、つまんないことばっかりだったらどうしよう。」
つまらない映画を見てしまったメメンとモリ。「時間を損しちゃったね」と話しているうちに、モリは「みんなは楽しいことをしているのに、ぼくだけ損をしているみたい」と思いはじめます。そんなモリにメメンは「いきものはべつに楽しむために生きているわけじゃないからね」と言うのですが…

 

著者プロフィール

著者のヨシタケシンスケさんは、1973年生まれ、神奈川県出身。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。
日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。

『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)、『かみはこんなにくちゃくちゃだけど』(白泉社)、『りゆうがあります』(PHP研究所)、『にげてさがして』(赤ちゃんとママ社)、『その本は』(ポプラ社)など様々なジャンルで多数の著作がある。

2023年に絵本作家デビュー10周年を迎えた。

 

メメンとモリ
ヨシタケシンスケ (著)

「生きる意味」や「生きる目的」って必要ですか?

ラテン語の「メメントモリ」(いつか必ず死ぬことを忘れるな)をテーマにした、大人気絵本作家・ヨシタケシンスケ初の長編絵本。

 
【関連】
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