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「宗教2世」小川さゆりさんが教会での壮絶な半生を綴る覚悟の手記『小川さゆり、宗教2世』が刊行

「被害者救済法案」成立の立役者となり、「宗教2世」のシンボルになった小川さゆりさんが、教会での壮絶な半生を綴る覚悟の手記『小川さゆり、宗教2世』を小学館より刊行されました。

 

彼女はなぜ両親から止められ教会から妨害されても屈せず、「涙の告発」を決意するに至ったのか…

教会から妨害を受けても、自らの顔を出し「宗教2世」の苦悩を発信し続けてきた小川さゆりさん。0歳の子どもを育てるひとりの母親でありながら、宗教2世として「この苦しみはここで終わらせないといけない」という想いから、この手記を完成させました。

本書の冒頭で、彼女はこう語ります。

 
《 家族の生活の中心だった統一教会を私はどうして信じるようになり、そしてなぜ脱会しようと思ったのか。与えられた家族の価値観からどのように脱し、新たな家族を築く道を選んだのか。
この本のなかでこれから書いていくのは、私がなぜ、自分の顔を出して2世問題に取り組むに至ったかの半生です。》
(「はじめに」より)

 
「宗教2世」として孤独に悩み続け、活動の過程で統一教会との関係で苦しんでいた同じ境遇の人々を知り、「小川さゆり」として立ち上がった彼女は、その人生の折々で何を感じ、どのような選択を続けてきたのか…。我々が知り得なかった、「2世家族」の生活様式も手記の中で赤裸々に語られています。

 

本書の目次

第1章 私は「神の子」

第2章 思春期と教会

第3章 信仰の揺らぎ

第4章 脱会

第5章 新しい家族

第6章 「小川さゆり」の誕生

 

著者プロフィール

著者の小川さゆり(おがわ・さゆり)さんは、旧統一教会元2世信者。両親は合同結婚式で結ばれ、「神の子」として生まれた宗教2世。

幼少期から教会中心の生活を送るが、教会の教えとそれを信仰する両親に疑問を持ち、脱会。2022年7月の安倍元首相銃撃事件を機に、小川さゆりの名で被害の発信を決意。日本外国特派員協会での会見では両親と教会から「会見中止」を要求されるも、「私が正しいと思ってくださるなら、どうかこの団体を解散させてください」と涙ながらに訴えた。同年12月には被害者救済法案を審議する参議院の特別委員会に、参考人として出席。本書は、著者初の書籍となる。

 

小川さゆり、宗教2世
小川 さゆり (著)

旧統一教会の「教会長の娘」として生まれ、絶望の末に脱会した彼女は、なぜ両親から止められ、教会から妨害されても屈せず、「涙の告発」を決意するに至ったのか?「被害者救済法案」成立の立役者となり、「宗教2世」のシンボルになった小川さゆりさんの覚悟の手記、緊急刊行!

【編集担当者からのおすすめ情報】
教会から妨害を受けても、両親から会見の中止を迫られても、自らの顔を出し、「宗教2世」の苦悩を発信し続けてきたのが小川さゆりさんです。
小川さんは0歳の子どもを育てるひとりの母親でありながら、「この苦しみはここで終わらせないといけない」と懸命に誠実に原稿を作り続け、この本を完成させました。
ここに書かれているのは、画一的な「宗教に染まった異様な家族風景」だけではありません。自分の中心だった教会と両親の価値観から離れ、新たな生き方を自分で選択した彼女の生き方は、「人生の自己決定」という全ての人に共通したテーマを含んでいます。
老若男女、全ての人に読んでほしい一冊です。

 


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