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「孤独」は人生を豊かにする! 五木寛之さん「人生のレシピ」シリーズ第2弾『孤独を越える生き方』が刊行

五木寛之さん著『孤独を越える生き方』

五木寛之さん著『孤独を越える生き方』

作家・五木寛之さんによるシリーズ「人生のレシピ」のVol.2『孤独を越える生き方』がNHK出版より刊行されました。90歳になった「生き方の先輩」がNHK「ラジオ深夜便」の語りを再現して贈る、人生100年時代の道案内シリーズです。

 

明るく楽しい孤独をめざして――ひとりぼっちを嘆く必要はない!

長引くコロナ禍のもと、「孤独」の問題があらためて注目されています。とくに独り暮らしの高齢者は孤立感を強めると危惧されています。

 
しかし、孤独は孤立ではありません。孤独=寂しいと否定的にとらえることをやめて、人が思索を深め、豊かな感情を醸成するための必要な時間と考えてみてはどうでしょうか。

ひとりの時間が増えたことに不安を抱える人たちへ、90歳になった「生き方の先輩」が贈る、人生後半を快活に生きる道案内です。

 
【本書「はじめに」より】

しかし私は、そのように孤独が忌避される風潮に、ずっと違和感を覚えてきました。そもそも、孤独はそこまで否定されるべきものだろうかと。

人生百年と言われる時代が到来し、長い長い後半生を過ごすうえで、誰しも孤独から免れることができなくなりました。なんとなれば、子や孫に囲まれ、大切にされて過ごす老後など期待できないのですから。ならば、むしろ孤独を楽しむ術を探るべきではないか、孤独を再評価するところに、高齢期の新たな地平が開かれていくのではないか、そう思うのです。

 
★第1章「『孤独』と『孤立』について」の冒頭部分を公開:https://mag.nhk-book.co.jp/article/19169

 

本書の構成

第1章 「孤独」と「孤立」について

第2章 孤独を友として生きる

第3章 クールに距離を置きながら

第4章 絶望の底の底で光を見る

第5章 見えない力が支えてくれている

第6章 私たちには「物語」が必要だ

 

著者プロフィール

著者の五木寛之(いつき・ひろゆき)さんは、作家。1932年生まれ、福岡県出身。朝鮮半島で幼少期を送り、引き揚げ後、1952年に上京して早稲田大学文学部露文科に入学。1957年に中退後、編集者、ルポライターなどを経て、1966年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、1967年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、1976年『青春の門 筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞など受賞多数。

ほかの代表作に『風の王国』『大河の一滴』『蓮如』『下山の思想』『百寺巡礼』『生きるヒント』『孤独のすすめ』など多数。

 

人生のレシピ 孤独を越える生き方 (教養・文化シリーズ)
五木 寛之 (著)

孤独は人生を豊かにします。ひとりぼっちを嘆く必要はありません。

長引くコロナ禍のもと、「孤独」の問題があらためて注目されている。とくに独り暮らしの高齢者は孤立感を強めると危惧されている。しかし、孤独は孤立ではない。孤独=寂しいと否定的にとらえることをやめて、人が思索を深め、豊かな感情を醸成するための必要な時間と考えてみてはどうだろうか。ひとりの時間が増えたことに不安を抱える人たちへ、90歳になった「生き方の先輩」が贈る、人生後半を快活に生きる道案内。第2弾!

<既刊>

人生のレシピ 人生百年時代の歩き方 (教養・文化シリーズ)
五木 寛之 (著)

『生きるヒント』から30年、五木寛之による令和の新シリーズ、刊行開始!

私たちは、誰もが百歳以上生きるかもしれない時代を生きている。そうであるならば、人生を二回生きるイメージを大切に、
それぞれ新しい生き方に切り替えてみてはどうだろうか――。90歳になった作家が、いま一番に伝えたいこととは何か。「私はむしろ、書くことよりも、対話することのほうが、表現者本来の姿ではないかと思います」。”生き方の先輩”五木寛之が、長年出演を続ける「ラジオ深夜便」の語りを再現して贈る、後半生を快活に過ごす極上の道案内。

 
【関連】
孤独を恐れる必要はない。五木寛之さんが語る、人生百年時代の生き方。 | NHK出版デジタルマガジン

 


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