本のページ

SINCE 1991

日向坂46・宮田愛萌さん初小説集『きらきらし』収録作品が『小説新潮』2月号に先行掲載

『小説新潮』2月号

『小説新潮』2月号

アイドルグループ・日向坂46からの卒業を発表した2期生・宮田愛萌さんの初の小説集『きらきらし』(2月28日発売/新潮社)より、収録作品の一篇「ハピネス」が『小説新潮』2月号(1月20日発売)に先行掲載されます。

 

宮田愛萌さん初の小説集『きらきらし』について

『きらきらし』は、宮田愛萌さんが大学でも学んだ、大好きな万葉集をモチーフとした連作短編小説集です。

<『きらきらし』あらすじ>

小学三年生の希南がバレエ教室の見学で出会ったのは、同い年のカレン。高校生になっても仲の良い二人だったが、カレンの兄・圭と久しぶりに会った希南は、意図的に圭に近づいていく(「ハピネス」)、引っ越しを控えた瞳子が坂道で出会ったのは、猫を撫でる少年だった。猫を通じて縮まる二人の距離。引っ越しの前日、最後に瞳子は少年にあるお願いをする(「図書館へ続く坂道」)、恵梨は日本文学科の大学生。今までなら絶対話さないタイプの男子・朝紀と、和歌をきっかけに仲良くなる。ところが朝紀を怒らせてしまって(「紅梅色」)。他、全5編。

 

宮田愛萌さんコメント

このたび、私の初めての小説集『きらきらし』から「ハピネス」を「小説新潮」に掲載させていただくことになりました! 江國香織さんをはじめ、大好きな作家さんが書いていらっしゃるような雑誌に掲載させていただけること、とても嬉しいです。ぜひ、手にとって読んでみてください!

撮影/熊木優

撮影/熊木優

 

『小説新潮』担当編集者コメント

小誌に掲載させていただく宮田愛萌さんの「ハピネス」は、少女が大人になる過程で経験する切ない思いと経験が丁寧に描写された短編小説です。その繊細な心理描写や巧緻な表現に、拝読しながら何度も溜め息をつきました。大人になるということは、なにかを諦めていくことなのかもしれない。冬の陽のような優しさに、微かな諦観が滲む少し大人の物語を、単行本の発売に先駆けて、一足早く皆様にお届けできますことをとても嬉しく思っています。ご期待ください。

 

著者プロフィール

 
■宮田愛萌(みやた・まなも)さん

1998年4月28日生まれ、東京都出身。2017年、けやき坂46追加メンバー募集オーディションに合格し、けやき坂46の2期生としてデビュー。2019年2月の日向坂46へのグループ改名後も精力的に活動を続ける。2022年9月にグループから卒業することを発表した。2023年1月いっぱいで活動を終了予定。

 
■カメラマン:熊木優(くまき・すぐる)さん

io所属。愛知県出身。愛知淑徳大学卒業。日本デザイナー芸術学院写真学科卒業。代官山スタジオを経て2011年今城純さんに師事。2014年独立。

 

小説新潮 2023年02月号

ミステリ特集 「ミステリ・ランキングの秘密」等

きらきらし
宮田 愛萌 (著)

「卒業制作」としてお気に入りを詰め込んだ、初の小説集。

誰もが、切なくて愛おしい、きらきらした欠片を持っている──。日向坂46からの卒業を発表した宮田愛萌による、大好きな万葉集から想像を膨らませて執筆した5つの物語とそれを元に撮影した万葉の都・奈良への旅。全開の笑顔からドレスをまとう大人びた表情、本人こだわりの袴姿まで、アイドルとして最後の姿を収めた一冊。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です