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『東京店構え』著者マテウシュ・ウルバノヴィチさん発!クリエイター11人による漫画短編集『日月十譚』が刊行

『日月十譚』

『日月十譚』

ロングセラー『東京店構え』の著者マテウシュ・ウルバノヴィチさんら国内外で活躍する11人のクリエイターが描く、日本を舞台とした短編漫画コレクション『日月十譚』がトゥーヴァージンズより刊行されました。

 

クリエイター10組11人による日本を舞台とした漫画短編集『日月十譚』

 
<「はじめに」より>

優れた短編の物語、特に漫画の作品は、歌のようです。
読むのに数分しかかからない場合でも、
その間はまったく別の世界に移動し、宝物を見つけたり、
恋に落ちたり、泣いたりさせてくれます。
短編物語が歌のようなものであるなら、
短編集は音楽アルバムのようなものになるでしょう。
より大きなテーマを感じながら
ストーリーからストーリーへと運ばれるのです。

 
【『日月十譚』収録作品】

◆「クロマツ」スケラッコさん

◆「理想の家」ケン・ニイムラさん

◆「すぐそばにある」朴ノ木二郎さん

◆「東京グルメ猫」ヘイカラさん

◆「川」ひうち棚さん

◆「エノシマ2202」リネア・スターテさん

◆「おわりの灯台」ウルバノヴィチ香苗さん

◆「夜行列車」アトリエ・セントー(セシル・ブランさん&オリヴィエ・ピシャールさん)

◆「未来の博物史」もぷ子さん

◆「月はうどん味」マテウシュ・ウルバノヴィチさん

 

著者プロフィール

 
■マテウシュ・ウルバノヴィチ(Mateusz Urbanowicz)さん
ポーランド出身。アニメ製作会社コミックス・ウェーブ・フィルム入社後、アニメ映画「君の名は。」など数々の作品で背景美術を手がける。2017年に独立し、『東京店構え』『東京夜行』(エムディエヌコーポレーション)などの作品集を刊行しロングセラーになるなど、世界中に多くのファンを持つ注目のイラストレーター。

 
■スケラッコさん
漫画家。名古屋出身、京都在住。2016年『盆の国』(リイド社)で単行本デビュー。同作品で「THE BEST MANGA 2017 このマンガを読め!」1位を受賞。その他、『大きい犬』『しょうゆさしの食いしん本スペシャル』(リイド社)、『バー・オクトパス』(竹書房)、『みゃーこ湯のトタンくん』(ミシマ社)などがある。

 
■ケン・ニイムラさん
漫画家、イラストレーター。2014年『ヘンシン』、2018年『Umami』(アイズナー賞最優秀デジタルコミック賞を受賞)、2021年『Never Open It』、2022年『Peni Parker: After School』を発表。2012年にジョー・ケリーさんの脚本で共同制作した『I Kill Giants』は国際漫画賞を受賞、2019年にゾーイ・サルダナさん主演で映画化された。

 
■朴ノ木二郎(ほのき・じろう)さん
2019年『火と煙とアクビ』(トーチweb)でデビュー。SFやファンタジックな世界、人間味のあるキャラクターを描く。素晴らしいアクションも魅力。

 
■ヘイカラ(Heikala)さん
フィンランド、オウル出身。東京を拠点に活動するイラストレーター。イラストのスタイルは、フィンランドの児童書の挿絵、日本のアニメーション、日本での旅から影響を受けている。

 
■ひうち棚(ひうち・たな)さん
1980年生まれ。愛知県在住。2020年『夏休み』(月刊コミックビーム)でデビュー。著書に『急がなくてもよいことを』(KADOKAWA)がある。家族や過去の自分、情景をじっくりと眺めるような作品は、読み手を温かくも鋭角に思い出へと誘う。

 
■リネア・スターテ(Linnea Sterte)さん
スウェーデン、ルーレオー出身。ペンを持てるようになった頃から絵を描きはじめる。デビュー作『Stages of Rot』は2018年に「アイズナー賞」のベスト・グラフィック・アルバムにノミネートされ、同年MoCCA芸術祭の優秀賞を受賞。

 
■ウルバノヴィチ香苗(Kana Urbanowicz)さん
漫画、イラストレーション、アニメーションなどを手掛けるクリエイター。「コミック乱」とトーチwebにて、江戸時代の市井の暮らしを描く漫画『まめで四角でやわらかで』を連載中。主な著書に、好奇心旺盛なたぬきが日常のはてなを紐解く漫画『ぽんこさんの暮らしのはてな?』(ミシマ社)がある。

 
■アトリエ・セントー(Atelier Sento)
セシル・ブランさんとオリヴィエ・ピシャールさんによるフランスのクリエイターデュオ。主な作品に漫画『鬼火』『Festival of Shadows』、ゲーム「The Coral Cave」「The Doll Shop」がある。

 
■もぷ子(もぷこ)さん
京都精華大学卒業。別名義にて「第68回小学館新人コミック大賞」青年部門入選。「月刊COMICリュウ第12回龍神賞」銅龍賞受賞、同誌・登龍門にて読み切り掲載。総合マンガ誌「キッチュ」にて読み切り複数掲載。

 

日月十譚
マテウシュ・ウルバノヴィチ (著), スケラッコ (著), ケン・ニイムラ (著), 朴ノ木二郎 (著), ヘイカラ (著), ひうち棚 (著), リネア・スターテ (著), ウルバノヴィチ香苗 (著), アトリエ・セントー (著), もぷ子 (著)

 


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