動物行動学者の爆笑科学エッセイ『カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か?』が濃度150%アップで文庫化!

松原始さん著『カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か?』
山と溪谷社は、松原始さん著『カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か?』を文庫化し、は、ヤマケイ文庫より刊行しました。
「わたしたちは動物のことをぜんぜん知らない」
◆宮部みゆきさん(読売新聞2020年10月18日書評より)
「本書は、動物行動学の入門書として楽しく、新鮮なびっくりもいっぱいだ。」
TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」、読売新聞、東京新聞、週刊現代など、各メディアで絶賛され『カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か?』が文庫になりました。
かわいい、怖い、賢い、頭が悪い、汚い、ずるい――人間が動物たちに抱いているイメージは果たして本当か? カラスの研究者である著者が動物行動学の視点から、さまざまな動物たちにつきまとう「誤解」を解き明かしていきます。
カモメはカラスと同じ、ゴミ漁りの常習犯。
一匹狼は、孤独を好んでいるわけじゃない。
ハゲタカは、ハゲだから清潔に生きられるのだ!
…真剣で切実で、ちょっと適当だったりもする彼らの真の生きざまが見えてきます。文庫化にあたり、書き下ろしの原稿とイラストを収録。
本書の構成
PART1 見た目の誤解
1.「かわいい」と「怖い」カモメはカラスと同じ、ゴミ漁りの常習犯
2.「美しい」と「醜い」ハゲタカはハゲだから清潔に生きられるのだ
3.「きれい」と「汚い」チヨウは花だけじゃなく糞にもとまる
PART2 性格の誤解
4.「賢い」と「頭が悪い」胸像認知できるハトとできないカラス、賢いのはどっち?
5.「やさしい」と「ずるい」カッコウの托卵は信じられないほどリスキー
6.「怠けもの」と「働きもの」ナマケモノは背中でせっせとコケを育てている
7.「強い」と「弱い」コウモリの飛行能力は戦闘機並みに高い
PART3 生き方の誤解
8.「群れる」と「孤独」一匹狼は孤独を好んでいるわけじゃない
9.「亭主関白」と「恐妻家」ライオンのオスはトロフィー・ハズバンド
10.「子煩悩」と「放任主義」カラスの夫婦だって子育てに苦労する
〔文庫版書き下ろし〕
学者だからってホニャララだと思うなよ ~研究者そして科学の誤解
イラストレーション:木原未沙紀、ブックデザイン:高柳雅人
著者プロフィール
著者の松原始(まつばら・はじめ)さんは、1969年生まれ、奈良県出身。京都大学理学部卒業、同大学院理学研究科博士課程修了。専門は動物行動学。東京大学総合研究博物館・特任准教授。研究テーマはカラスの行動と進化。
著書に『カラスの教科書』『カラス屋の双眼鏡』『鳥マニアックス』『カラスは飼えるか』など。
「カラスは追い払われ、カモメは餌をもらえる」ことに理不尽を感じながら、カラスを観察したり博物館で仕事をしたりしている。
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