本のページ

SINCE 1991

『ガリバー旅行記』刊行記念!訳者・柴田元幸さんオンライントークイベントを開催

『ガリバー旅行記』(著:ジョナサン・スウィフト/訳:柴田元幸さん)

『ガリバー旅行記』(著:ジョナサン・スウィフト/訳:柴田元幸さん)

柴田元幸さん翻訳による『ガリバー旅行記』(著:ジョナサン・スウィフト)が朝日新聞出版より刊行されました。これを記念して、丸善ジュンク堂書店では柴田元幸さんによるトークイベントを11月12日にオンライン開催します。

 

柴田元幸さん翻訳『ガリバー旅行記』について

1726年にロンドンで刊行された『ガリバー旅行記』は、アイルランド出身の聖職者でジャーナリストのジョナサン・スウィフトが書いた4部構成の諷刺小説です。現在にいたる300年のあいだ、世界中の子どもと大人に読み継がれてきました。

本書は、定評と実力をそなえた米文学者の柴田元幸さんが「お茶の間に届くこと」を意識して、朝日新聞に連載した翻訳の書籍化です。

 
夏目漱石は『ガリバー旅行記』の諷刺の特質を論じて「古今の傑作」と高く評価(『文学評論』「スウィフトと厭世文学」)し、20日世紀の傑作諷刺小説『動物農場』や『一九八四年』を描いたジョージ・オーウェルも「飽きることなどまずあり得ない本」と賞賛(「政治対文学――『ガリヴァー旅行記』論考」)しました。

 
物語は嵐にあって船が難破、必死に泳いで辿り着いた島が小人国のリリパット。そして次には巨人国のブロブディングナグ、空飛ぶ島のラプータ、支配される島のバルニバービ、フウイヌムと呼ばれる馬たちが暮らす理想郷へと……4部構成で縦横無尽に進みゆきます。

訳者解説では『ガリバー旅行記』の出たとこ勝負で縦横無尽に進んでいくストーリの面白さの特質が分析されています。作品を創造的に描きこんで連載時より好評を博した挿絵の平松麻さんによる口絵4頁つき。

 

『ガリバー旅行記』刊行記念 訳者・柴田元幸さん オンライントークイベント 開催概要

今回のイベントでは、柴田元幸さんが『ガリバー旅行記』の読みどころを解説し、参加者からの質問にも応えます。

 
■開催日時:2022年11月12日(土)19:00~20:30

■チケット
◎視聴チケット:1,650円(税込)
◎書籍付き視聴チケット:3,300円+送料520円(税込)

■チケット販売期間:2022年11月12日(土)18:00まで

★詳細&申込み:https://online.maruzenjunkudo.co.jp/products/j70019-221112

 

登壇者プロフィール

柴田元幸(しばた・もとゆき)さんは、1954年生まれ、東京都出身。米文学者。翻訳家。東京大学名誉教授。

1992年『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、2005年『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、2010年にトマス・ピンチョン著『メイスン&ディクスン』の翻訳で日本翻訳文化賞、2017年に早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。

アメリカ現代作家を精力的に翻訳するほか、『ケンブリッジ・サーカス』『翻訳教室』など著書多数。文芸誌『Monkey』の責任編集を務める。

 

※以下はAmazonへのリンクです。

ガリバー旅行記
柴田 元幸 (翻訳)

 
【関連】
11/12『ガリバー旅行記』刊行記念 訳者柴田元幸  オンライントークイベント ? 丸善ジュンク堂書店オンラインイベント

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です