村上春樹作品を木村佳乃さんが朗読!『海辺のカフカ』がAmazonオーディブルで配信開始 木村佳乃さんの特別インタビューも公開
日本語では初となる村上春樹さんの10作品のオーディオブック化を進めている「Amazonオーディブル」(Audible)は、『海辺のカフカ』(上下巻)を木村佳乃さんの朗読で配信開始しました。
Audibleはこれまでも『ねじまき鳥クロニクル』をはじめ、さまざまな村上春樹作品を音声化しており、『海辺のカフカ』につづき、12月には高橋一生さんが朗読する『騎士団長殺し』も配信予定です。
木村佳乃さんコメント
小さい頃、カセットテープで物語を聴くのが大好きでした。絵本だと主人公の顔も、悪者の顔も一目瞭然ですが、耳から聴く物語だと、人物の顔や情景を、自分の頭の中で好きに空想できるからです。今回、敬愛する村上春樹さんの朗読の話をいただいた時に、まずその思い出が頭に思い浮かびました。聴いてくださる方が、村上さんの世界観を想像・空想しやすいよう、取り組んだつもりです。
★特別インタビューURL:https://youtu.be/TOcB71U8054
『海辺のカフカ』概要
◆『海辺のカフカ(上)』
著者:村上春樹さん
ナレーター:木村 佳乃さん
URL:https://amzn.to/3RJQuz0
「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年になる」――15歳の誕生日がやってきたとき、僕は家を出て遠くの知らない街に行き、小さな図書館の片隅で暮らすようになった。家を出るときに父の書斎から持ちだしたのは、現金だけじゃない。古いライター、折り畳み式のナイフ、ポケット・ライト、濃いスカイブルーのレヴォのサングラス。小さいころの姉と僕が二人並んでうつった写真……。
◆『海辺のカフカ(下)』
著者:村上春樹さん
ナレーター:木村 佳乃さん
URL:https://amzn.to/3SZUV9O
四国の図書館に着いたカフカ少年が出会ったのは、30年前のヒットソング、夏の海辺の少年の絵、15歳の美しい少女――。一方、猫と交流ができる老人ナカタさんも、ホシノ青年に助けられながら旅を続ける。〈入り口の石〉を見つけだし、世界と世界が結びあわされるはずの場所を探すために。謎のキーワードが二人を導く闇の世界に出口はあるのか? 海外でも高い評価を受ける傑作長篇小説。
村上春樹さん作品のオーディオブック化について
オーディブルでは、村上春樹さんの数々の名作を音声化するプロジェクトを進めています。
現在『ねじまき鳥クロニクル』を藤木直人さん、『職業としての小説家』を小澤征悦さん、『螢・納屋を焼く・その他の短編』を松山ケンイチさん、『神の子どもたちはみな踊る』を仲野太賀さん、『東京奇譚集』をイッセー尾形さんが朗読した、オーディオブックを配信中です。今年12月には高橋一生さんが朗読する『騎士団長殺し』も配信予定で、『1Q84』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『辺境・近境』も制作企画中です。
海辺のカフカ(上)Audible版 村上 春樹 (著), 木村 佳乃 (ナレーション), Audible Studios (出版社) |
海辺のカフカ(下)Audible版 村上 春樹 (著), 木村 佳乃 (ナレーション), Audible Studios (出版社) |
◆村上春樹さん『一人称単数』を池松壮亮さん朗読でオーディオブック化 | 本のページ
◆吉本由美さん×田尻久子さん「熊本暮らし」随想集『熊本かわりばんこ』が刊行 | 本のページ
◆ジェーン・スーさん『生きるとか死ぬとか父親とか』を田中みな実さん朗読でオーディオブック化 | 本のページ
◆あさのあつこさん〈オーディオファースト作品〉『アーセナルにおいでよ』をアナウンサー宮司愛海さんが朗読 | 本のページ