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【第9回新潮ミステリー大賞】寺嶌曜さん「キツネ狩り」が受賞

新潮社は公募の文学賞「第9回新潮ミステリー大賞」の審査結果を発表しました。

 

第9回新潮ミステリー大賞が決定! 貴志祐介さん、道尾秀介さん、湊かなえさんが満場一致で選出したサスペンス・ミステリー

貴志祐介さん、道尾秀介さん、湊かなえさんを選考委員に迎えた第9回新潮ミステリー大賞(主催:株式会社新潮社、後援:東映株式会社)の選考会が8月1日にオンラインで行われ、全応募作194篇のなかから寺嶌曜さんの「キツネ狩り」が大賞に決定しました。

 
選考会では「物語の骨格がしっかりしており、見せどころも充分」(貴志祐介さん)、「発想が斬新で文句なしの良作」(道尾秀介さん)、「設定がよく生かされていて、徐々に犯人に迫る緊迫感にワクワクしました」(湊かなえさん)と、選考委員3名が異口同音に絶賛。選評および受賞作の抄録は、発売中の『小説新潮』10月号に掲載されています。

 
なお、最終候補作4篇は、東映での映像化が検討されます。受賞作は来春、新潮社より単行本として刊行、贈賞式も同時期に開催予定です。

【最終候補作】
◎「クローズドサスペンスヘヴン」五条紀夫さん
◎「キツネ狩り」寺嶌曜さん(応募名:嶌日糸)
◎「箱庭島に日は昇る」和居ナラブさん
◎「不謹慎な遊び」笹木嬰児さん

 
「キツネ狩り」あらすじ

バイク事故に遭い、婚約者と右眼の視力を失ったN県警登坂警察署の尾崎冴子。三年後、花を手向けに事故現場を訪れた彼女は、事故の一部始終をフラッシュバックのごとく目撃する。その右眼が突如「三年前の光景」を映し出すようになり、事故は何者かによって仕組まれていたと発覚したのだ。尾崎の右眼の能力を知った中山仁志署長は、旧知の鉢村武史警部補とともに「継続捜査支援室」を結成。三人はバイク事故に加え、同じく三年前に発生した未解決殺人事件の捜査に乗り出す――。

 

受賞者プロフィール

受賞者の寺嶌 曜(てらしま・よう=応募時:嶌 日糸)さんは、1958年生まれ、大分県出身。男性。現在福岡県に在住。職業はグラフィックデザイナー。

 

新潮ミステリー大賞について

新潮ミステリー大賞は、新潮社が主催し、2014年にスタート。日本推理サスペンス大賞、新潮ミステリー倶楽部賞、ホラーサスペンス大賞の後継と位置付けられた公募の文学賞です。

大賞受賞者には賞金300万円が贈られ、大賞受賞作品は新潮社から単行本として刊行されます。また、東映が後援しており、最終候補作を対象に映画化が検討されます。

『チェレンコフの眠り』が第35回山本周五郎賞候補となった一條次郎さん、短篇集『#真相をお話しします』で話題の結城真一郎さんらを輩出してきました。

 
【関連】
新潮ミステリー大賞 | 新潮社

 


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