本のページ

SINCE 1991

平野啓一郎さん登壇の公開講座「複数の自分を生きる」が京都ノートルダム女子大学でオンライン&リアル開催

平野啓一郎さん登壇の公開講座「複数の自分を生きる」が京都ノートルダム女子大学でオンライン&リアル開催

平野啓一郎さん登壇の公開講座「複数の自分を生きる」が京都ノートルダム女子大学でオンライン&リアル開催

京都ノートルダム女子大学(京都府京都市左京区)は、2022年10月1日(土)に公開講座(参加費無料)をオンライン&リアル開催します。

本講座は「複数の自分を生きる」と題し、今私たちが生きている世界や、そこでの「自分」というものの存在について、芥川賞作家の平野啓一郎さんと日系ディアスポラ文学を研究する英語英文学科 ライル・デ・スーザ講師と共に、柔軟に、多角的に考えます。

 

「複数の自分を生きる」をテーマに日系ディアスポラ文学研究者と考察

京都ノートルダム女子大学の英語英文学科では、講師に小説家の平野啓一郎さんを招いて、公開講座「複数の自分を生きる」を開催します。

 
【開催概要】
社会の多様な局面で、我々はいかにして人間関係を構築し、またその中でどのように居心地良い人生を送ることができるのだろうか。本公開講座はこうした生の営みの可能性を探るものである。我々は、それぞれ自己の中心に何か確固たるアイデンティティを持ちつつ、恋人や同僚、または家族といった様々な人と関わるときに、その都度、異なるペルソナを被ると考える傾向にある。しかし実際は、そうした不変のアイデンティティというものは存在せず、「自分」というものは異なる相手や文化との出会いによって、常に変化し続けているものである。現代社会を生きる我々は、全く異なる帰属意識や刻々と変化するアイデンティティを持った様々な他者に出会う。そうした出会いは、自己の内に想定されていた確たる個性やアイデンティティの不確実性を我々に感じさせうる契機となる。我々は、本当のアイデンティティといったものを作らねばならないという観念から解放され、今自分が生きている世界やそこでの「自分」の存在ということについて、より柔軟に、多角的に理解しようとする必要があるのではないだろうか。

 
■日時:2022年 10月1日(土)14:00~16:00(開場 13:30)

■場所:京都ノートルダム女子大学 ユージニア館NDホール + オンライン
※新型コロナウイルス感染症の状況によっては、実施内容が変更となる可能性があります。

■講師:平野 啓一郎さん[小説家]、ライル・デ・スーザさん[京都ノートルダム女子大学 英語英文学科 講師]

■参加費:無料

★申し込み先
◎対面(先着100名):https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSciiqPXbQZXnvofb7mH_P88_akr9oQlVpINDqQhq2bzniis_Q/viewform
●オンライン:https://zoom.us/webinar/register/WN_YpRjAQL-S2i1D8QRAhbKQg

★詳細:https://www.notredame.ac.jp/news/event/6079/

 

講師プロフィール

 
■平野啓一郎(ひらの・けいいちろう)さん

1975年、愛知県蒲郡市生まれ、北九州市出身。京都大学法学部卒業。1999年在学中に文芸誌『新潮』に投稿した「日蝕」により第120回芥川賞を受賞。40万部のベストセラーとなる。

以後、一作毎に変化する多彩なスタイルで、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。2004年には、文化庁の「文化交流使」として一年間、パリに滞在した。各ジャンルのアーティストとのコラボレーションも積極的に行っている。

 
■ライル・デ・スーザ(DE SOUZA Lyle)さん

京都ノートルダム女子大学 国際芸後文化学部英語英文学科 講師。

ロンドン大学で博士号を取得後、UBC(ブリティッシュコロンビア大学)や京都大学などで研究。カズオ・イシグロやジョイ・コガワなど、日系ディアスポラ作家による英語圏での文芸小説を研究している。日系人の人種認識、アイデンティティ、帰属意識に関する文学的表現に関心がある。研究では、現代の社会政治的・文化的文脈におけるマイノリティの理解を深めることを目的としている。

 
【関連】
【公開講座】10月1日(土)「複数の自分を生きる」 開催のお知らせ | 京都ノートルダム女子大学

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です