本のページ

SINCE 1991

燃え殻さん小説第二弾『これはただの夏』をオーディオブック化 橋本淳さん&齋藤里菜さんが朗読

燃え殻さん小説第二弾『これはただの夏』をオーディオブック化

燃え殻さん小説第二弾『これはただの夏』をオーディオブック化

オーディオブック及び音声コンテンツ制作・配信サービス「Amazonオーディブル」は、ベストセラー作家燃え殻さんの小説第二弾『これはただの夏』のオーディオブック版の配信を開始しました。

 

ベストセラー『ボクたちはみんな大人になれなかった』著者・燃え殻さんが贈る小説『これはただの夏』のオーディオブック版が配信開始!

「この切なさは、事件だ」「大人泣き小説」等々と大評判となり映像化もされた小説『ボクたちはみんな大人になれなかった』の著者・燃え殻さんによる小説第二弾の本作が、俳優の橋本淳さんと齋藤里菜さんの朗読でオーディオブック化されました。

 
本作の配信に際し、燃え殻さんおよび朗読者の2名は以下のようにコメントしています。

 
◆燃え殻さん

『これはただの夏』の登場人物たちには、他の作品以上の親近感を持っていました。ですので、オーディブル化が決まって、正直心配が半分以上ありました。結論からいうと、橋本淳さん、齋藤里菜さんに心からの感謝を贈りたいです。オーディブルを聴いたあと、あの登場人物たちに、より一層の親近感を抱くことができました。本当にありがとうございます。

 
◆橋本淳さん

元々、燃え殻さんの作品のファンでありましたので、相当なプレッシャーでした。しかし燃え殻さんご本人からお声掛けという、この上ない光栄なこともあり、いつも以上に自分なりの準備を積み上げ収録へ。
あの大好きな文章の、一文字一文字に、魂と色彩を込めました。楽しんでいただけたら幸いです。

 
◆齋藤里菜さん

優香と明菜は対局にいるようで、とても似ていた2人でした。また、その反対の瞬間もありました。そして、この2人が交わった瞬間が大好きでした。この2人を生きれたこと、この作品に関われたこと、本当に感謝しています。

 

『これはただの夏』概要

【あらすじ】

ボクたちは誰かと暮らしていけるのだろうか。
青春は遙か彼方へ過ぎ去り、自分より好きだった人はもういない。なんとなく独身で、テレビ制作会社の非人道的な労働環境下で働いてきた夏、ボクにバグが起きる。その瞬間、手にしたかったものが目の前を駆け抜けたような気がした。「この切なさは事件だ」とネットと文学界をザワつかせた著者の最新作、切なさと事件はつづく!

★作品URL:https://amzn.to/3IQDq89

 

これはただの夏 Audible Logo Audible版
燃え殻 (著), 橋本 淳 (ナレーション), 齋藤 里菜 (ナレーション), Audible Studios (出版社)

(c)燃え殻 /新潮社 ,カバーアート:写真 草野庸子 装幀 熊谷菜生 (P)2022 Audible, Inc.

<書籍版>

これはただの夏
燃え殻 (著)

その瞬間、手にしたかったものが、目の前を駆け抜けていったような気がした……。
「普通がいちばん」「普通の大人になりなさい」と親に言われながら、周囲にあわせることや子どもが苦手で、なんとなく独身のまま、テレビ制作会社の仕事に忙殺されながら生きてきてしまった「ボク」。取引先の披露宴で知り合った女性と語り合い、唯一、まともにつきあえるテレビ局のディレクターにステージ4の末期癌が見つかる。そして、マンションのエントランスで別冊マーガレットを独り読んでいた小学生の明菜と会話を交わすうち、ひょんなことから面倒をみることに。ボクだけでなく、ボクのまわりの人たちもまた何者かになれず、何者かになることを強要されていたのかもしれない……。

大抵の「もう遅い」は、まだ早い。 あの夏、ただ一緒に泣いてほしかったあいつに素直に会いに行けていたらなあ。 ―――――はっとり(マカロニえんぴつvo.gt)

来るとわかっている「終わり」を待つ、甘美で退屈な時間。 雨あがりのような読後感が、夏はまた来ることを教えてくれる。 ―――――岨手由貴子(映画監督『あのこは貴族』ほか)

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です