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村上春樹作品を仲野太賀さん・イッセー尾形さん・藤木直人さんが朗読!『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―』がAmazonオーディブルで配信開始 仲野さん・イッセーさんの特別インタビューも公開

村上春樹作品を仲野太賀さん・イッセー尾形さん・藤木直人さんが朗読!『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―』がAmazonオーディブルで配信開始

村上春樹作品を仲野太賀さん・イッセー尾形さん・藤木直人さんが朗読!『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―』がAmazonオーディブルで配信開始

日本語では初となる村上春樹さんの10作品のオーディオブック化を進めている「Amazonオーディブル」(Audible)は、『神の子どもたちはみな踊る』を仲野太賀さん、『東京奇譚集』をイッセー尾形さん、『ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―』を藤木直人さんの朗読で配信開始しました。

なお、 今後も『騎士団長殺し』を高橋一生さん、『海辺のカフカ』を木村佳乃さんが朗読することが決定しています。

 

仲野太賀さん、イッセー尾形さんコメント

本作の朗読に際して仲野太賀さん、イッセー尾形さんは、以下のようにコメントをしています。

 
【仲野太賀さんコメント】

この作品は阪神・淡路大震災後に執筆されたもので、登場人物の生活の景色の端に災害があります。その中で当たり前のものが当たり前でなくなり、記憶や感情があぶり出され、自分の弱さと向き合う必要が出てくるという経験は、この作品の中に限らず自然災害や紛争を目の当たりにする自分たちにも通ずるところがあると思います。聴く側の想像を邪魔せず物語に導けるように、距離感を大切に朗読しました。村上さんの美しい言葉で紡がれる物語を、ぜひ僕の声で楽しんでいただきたいです。

★特別インタビューURL:https://youtu.be/DaIj3QMVWDI

 
【イッセー尾形さんコメント】

私は自分が経験している演劇を通して村上春樹作品と触れる機会が多いですが、自分で意図しても出会えず、作意を外したことで出会える世界がある、というのが魅力です。『東京奇譚集』にももちろんその世界があり、現実ではありえないことを小説で実験している作品です。何かを失った登場人物たちの綱渡りのような物語を聴くことで、スリリングな冒険を体験してください。この作品を知らない人にも、止められないほどのめり込んで聴いてもらえると嬉しいです。

★特別インタビューURL: https://youtu.be/B6h2qnHEl7k

 

7月配信作品 概要

 
◆神の子どもたちはみな踊る

著者:村上春樹さん
ナレーター:仲野太賀さん
URL:https://amzn.to/3OeWMF3

1995年1月、地震はすべてを一瞬のうちに壊滅させた。そして2月、流木が燃える冬の海岸で、あるいは、小箱を携えた男が向かった釧路で、かえるくんが地底でみみずくんと闘う東京で、世界はしずかに共振をはじめる……。大地は裂けた。神は、いないのかもしれない。でも、おそらく、あの震災のずっと前から、ぼくたちは内なる廃墟を抱えていた――。深い闇の中に光を放つ6つの黙示録。

 
◆東京奇譚集

著者:村上春樹さん
ナレーター:イッセー尾形さん
URL:https://amzn.to/3uWEX6G

肉親の失踪、理不尽な死別、名前の忘却……。大切なものを突然に奪われた人々が、都会の片隅で迷い込んだのは、偶然と驚きにみちた世界だった。孤独なピアノ調律師の心に兆した微かな光の行方を追う「偶然の旅人」。サーファーの息子を喪くした母の人生を描く「ハナレイ・ベイ」など、見慣れた世界の一瞬の盲点にかき消えたものたちの不可思議な運命を辿る5つの物語。

 
◆ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―

著者:村上春樹さん
ナレーター:藤木直人さん
URL:https://amzn.to/3AX5KDK

僕の考えていることが本当に正しいかどうか、わからない。でもこの場所にいる僕はそれに勝たなくてはならない。これは僕にとっての戦争なのだ。「今度はどこにも逃げないよ」と僕はクミコに言った。「僕は君を連れて帰る」僕はグラスを下に置き、毛糸の帽子を頭にかぶり、脚にはさんでいたバットを手に取った。そしてゆっくりとドアに向かった。(本文より)

 

村上春樹さん作品のオーディオブック化について

日本語では初めて村上春樹さんの作品のオーディオブック制作が決定し、大ベストセラー作品を含めた10作品の配信を予定。

『神の子どもたちはみな踊る』を仲野太賀さん、『東京奇譚集』をイッセー尾形さん、『ねじまき鳥クロニクル』を藤木直人さんが朗読。その他、『職業としての小説家』を小澤征悦さん、『螢・納屋を焼く・その他の短編』を松山ケンイチさん、『騎士団長殺し』を高橋一生さん、『海辺のカフカ』を木村佳乃さんが朗読します。

また、今後、『1Q84』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『辺境・近境』の制作を予定しています。

 


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