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映画「この子は邪悪」を南々井梢さんがノベライズ! 新感覚で「家族」のダークサイドを描く小説版が刊行

小説版『この子は邪悪』(徳間文庫)カバー

小説版『この子は邪悪』(徳間文庫)カバー

徳間書店は、TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2017 準グランプリ作品、映画『この子は邪悪』(配給:ハピネットファントム・スタジオ)の小説版を、2022年9月1日(木)の公開に先がけ、7月8日に徳間文庫より刊行しました。

 

みんなおかしい――世にも奇妙な家族の物語を完全小説化

映画「この子は邪悪」は、「嘘を愛する女」や「哀愁しんでれら」「先生、私の隣に座っていただけませんか?」など、クオリティの高い作品を輩出してきたオリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM2017」準グランプリ作品を映画化。監督・脚本は映画「町田くんの世界」や「ノイズ」、ドラマ「ネメシス」などの脚本で注目の片岡翔さん。本作が長編3作目の作品となります。

 
小説版は、デビュー作『コカンセツ!』が舞台化、遊川和彦監督作品「弥生、三月 -君を愛した30年-」、ドラマ「35歳の少女」のノベライズ、舞台脚本や漫画原作を手がける作家・南々井梢さんが執筆。花と純の心情をモノローグ形式で描き、映画の世界観を再現しています。

 
【ストーリー】

5年前、一家で交通事故に遭い、心に傷を負った少女・窪花(くぼ・はな)。
心理療法室を営む父の司朗は脚に障害が残り、母の繭子(まゆこ)は植物状態、次女の月(るな)は顔に火傷を負った。

ある日、花は同い年の少年・四井純と出会う。純の母が心神喪失で、その原因を探っていると聞き、花は次第に心を通わせていく。

そんなある日、司朗が繭子を連れて家に帰ってきた。
突然目を覚ましたというが、花は違和感を覚え……。

 

映画『この子は邪悪』2022年9月1日(木)より新宿バルト9他にて全国ロードショー

主人公・窪花を演じるのは、初主演映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」でブルーリボン賞をはじめ数々の新人賞を受賞、現在OA中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では源頼朝の愛娘・大姫役を演じ、若手実力派として注目を集める女優・南沙良さん。かつて一家で大きな交通事故に遭ったことで、心に深い傷を抱える花を繊細に演じています。

 
花と出会い、心を通わせていく高校生・四井純には、昨年CDデビューを果たし、俳優としても活躍の場を広げる大西流星さん(なにわ男子)。大西さん単独では初の映画出演となります。

 
交通事故で5年間植物状態だったはずの花の母親・窪繭子を演じたのは、映画「コンフィデンスマンJP-ロマンス編-」等に出演、ドラマ「真犯人フラグ」での怪演も話題の桜井ユキさん。

 
花の父親・窪司朗には、映画「極主夫道 ザ・シネマ」やドラマ「マイファミリー」など幅広い役柄を演じている玉木宏さん。何よりも家族のことを大切に思っている心理療法室の院長を演じています。

 
片岡監督は「先の読めない展開を練りに練り、想像できないエンディングを用意しています。観て損はさせません」と公開に向けて意気込みを語っています。

 
【映画「この子は邪悪」特報動画】

 
<映画情報> ※敬称略

■出演
南沙良
大西流星(なにわ男子) 桜井ユキ
渡辺さくら 桜木梨奈 稲川実代子 二ノ宮隆太郎
玉木宏

■監督・脚本:片岡翔

■製作幹事:カルチュア・エンタテインメント
■制作プロダクション:C&I エンタテインメント Lamp.
■配給:ハピネットファントム・スタジオ

★公式サイト:https://happinet-phantom.com/konokohajyaaku
★公式Twitter:https://twitter.com/konokohajyaaku
★公式Instagram:https://www.instagram.com/konokohajyaaku
[ハッシュタグ]#この子は邪悪

(c) 2022「この子は邪悪」製作委員会

 

著者プロフィール

 
■南々井梢(なない・こずえ)さん

1980年生まれ。東京都出身。東放学園専門学校デジタル文芸科卒業後、桜美林大学文学部総合文化学科に編入、平田オリザさんのゼミにて演技や戯曲を学ぶ。

大学在学中よりライターとして活動、卒業後、音楽プロダクション、レコード会社勤務を経て、2009年、男子新体操部の青春を描いた小説『コカンセツ! 』で第6回トクマ・ノベルズedge新人賞を受賞。小説のほか、舞台脚本、漫画原作等も手がける。

 
■片岡翔(かたおか・しょう)さん

1982年生まれ。北海道出身。2014年に映画「1/11 じゅういちぶんのいち」で商業監督デビュー。脚本家として映画「きいろいゾウ」「町田くんの世界」「ノイズ」「線は、僕を描く」、ドラマ「ネメシス」「消しゴムをくれた女子を好きになった。」等に参加する他、小説も執筆。

著作に『さよなら、ムッシュ』『あなたの右手は蜂蜜の香り』『ひとでちゃんに殺される』があり、『その殺人、本格ミステリに仕立てます。』が刊行予定。

 

この子は邪悪 (徳間文庫)
南々井梢 (著), 片岡 翔 (脚本)

『嘘を愛する女』『哀愁しんでれら』『マイ・ダディ』などを輩出してきたオリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2017」準グランプリ作品。
第42回ポルト国際映画祭 審査員スペシャルメンション獲得の話題作を小説化。

 
みんなおかしい、世にも奇妙な家族の話

心理療法室を営む窪司朗の娘である花はかつて一家で交通事故に遭い、司朗は脚に障害が残り、母は植物状態に、妹は顔に火傷を負った。その事故で心に傷を負った花のもとに、自身の母の心神喪失の原因を探る少年・四井純が訪れる。花は純と次第に心を通わせていくが、ある日突然、司朗が5年間の植物状態から目を覚ました母を連れて家に帰ってくる。
司朗は「奇跡が起きた」と久しぶりの家族団らんを喜ぶが、花は違和感を覚える。

「この人、お母さんじゃない――」。

「家族」のダークサイドを描く新感覚ミステリー。

 
【関連】
映画『この子は邪悪』公式サイト – Happinet Phantom Studios

 


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