「今日本で最も優しい音楽を奏でる男の人間賛歌」人気バンドsumika 片岡健太さん初エッセイ『凡者の合奏』が刊行
人気4人組バンド「sumika」の片岡健太さん初著書『凡者の合奏(ぼんじゃのがっそう)』がKADOKAWAより刊行されました。本書は、人々に寄りそい、数多の若者の共感を呼ぶ言葉の根底に迫る、撮り下ろし写真も満載のエッセイ集です。
今、日本で最も優しい音を奏でる男の人間賛歌
誰よりも“普通”だった青年は、誰よりも傷つき悲しみ、そして多くの人に支えられてきていました。
そのすべてがアンサンブルとなり、自分を見つけていく事につながります。
「さまざまな人にとっての“sumika(住処)”のような場所になって欲しい」
バンド名の由来にもあるように、sumikaの音楽はとにかく優しく、人への愛にあふれています。
その中心にいる、すべての楽曲の作詞を手掛けるフロントマン・片岡健太さん。
彼の紡ぐ言葉は、人々に寄り添い、そっと背中を押してくれます。
その源はどこから来ているのでしょうか。
挫折の連続だった中学時代、愛する人の裏切り、度重なるメンバーの脱退、声を失った原因不明の病etc.
「人との関わりで多くの絶望を味わいました。でもそれ以上に、人との関わりに救われてきた僕は、ようやく“自分”を見つけることができました」と彼は語ります。
本書は、そんな片岡健太さんと、彼に関わる人々との記録を綴った人間賛歌エッセイです。
オール本人書き下ろしの本文に加え、故郷の川崎市や思い出の地を巡った撮り下ろし写真も多数収録。
「特別な才能があるわけじゃない」「1人では何もできない」「昔も今も常にあがいている」、”凡者・片岡健太”のすべてをさらけ出した一冊です。
“自分は何者でもない”と悩む人へ――。
明日からの景色が、ちょっぴり明るく見えるはずです。
片岡健太さん コメント
大事な日の直前に複雑骨折したり、これからだという時に突然声が出なくなったり、僕が張り切ると大概失敗します。
しかし、今自分の身の回りにいる人は、失敗のおかげで仲良くなれた人ばかりです。
失敗から始まる縁に生かされてきました。
毎日を必死に生きて、空回りながら生まれた物語を、笑い話として読んで頂けたら幸いです。
出版社からのコメント
初めてsumikaのライブを観たのは、2021年11月3日のさいたまスーパーアリーナ。忘れもしません。メンバー4人が見せる、嬉しくて楽しくてたまらないという表情を。周囲に広がる数多の観客が涙を流す光景を。コロナ禍で延期が続いていたツアーのファイナル公演。お互いがこの場をどれだけ待ち望んでいたのか、お互いがどれだけ必要としていたのか、両者の心の“よりどころ”を体感した瞬間でした。「ここに自分も入りたい」「この居場所のことがもっと知りたい」。片岡さんは、その根源のすべてを全身全霊で書き上げてくれました。本書はそんな“住処”ができるまでの物語です。
本書の構成
第1章「日向に湧く希望」
第2章「日陰で煮る絶望」
第3章「ゴールドソーサー」
第4章「井戸の底から愛を込めて」
第5章「雨天決行」
第6章「体温」
著者プロフィール
著者の片岡健太(かたおか・けんた)さんは、神奈川県川崎市出身。荒井智之さん(Dr.Cho)、黒田隼之介さん(Gt.Cho)、小川貴之さん(Key.Cho)からなる4人組バンドsumikaのボーカル&ギターで、すべての楽曲の作詞を担当。キャッチーなメロディーと、人々に寄り添った歌詞が多くの若者の共感を呼んでいる。
これまで発売した3枚のフルアルバム「Familia」(2017年)、「Chime」(2019年)、「AMUSIC」(2021年)はすべてオリコンチャート入り。ツアーでは日本武道館、横浜アリーナ、大阪城ホールなどの公演を完売させる、今最も目が離せないバンド。
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