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『海の上のピアニスト』『シルク』のアレッサンドロ・バリッコさんが初の関西エリア訪問 講演、対談、トークイベントなど

イタリア現代文学の代表的作家アレッサンドロ・バリッコさんが初の関西エリア訪問 講演、対談、トークイベントなど

イタリア現代文学の代表的作家アレッサンドロ・バリッコさんが初の関西エリア訪問 講演、対談、トークイベントなど

映画『海の上のピアニスト』や『シルク』の原作者として知られるアレッサンドロ・バリッコ(Alessandro Baricco)さんが、2017年11月1日から5日まで来日します。

イタリア外務省の文化施設として、名古屋から沖縄までの西日本におけるイタリア文化の普及と日伊文化交流の振興を目的に活動しているイタリア文化会館-大阪が発表。

 

アレッサンドロ・バリッコさんを迎えて、大阪、京都、奈良でイベントを開催

アレッサンドロ・バリッコさんは、イタリア現代文学の代表的作家で、その作品は世界各国で翻訳されてきました。音楽学者、映画監督、ジャーナリストとしても成功をおさめた同氏が初めて関西エリアを訪れ、各界のプロフェッショナル、アーティスト、そしてファンの方々と触れ合います。

11月3日には大阪市中央公会堂でソプラノ歌手・藤井泰子さんとオペラについて対談。もともとオペラへの造詣も深いバリッコさんは、1996年放送のテレビ番組において多くの聴衆、特に若者がオペラを理解し、評価するのに貢献しました。広島出身で、現在イタリアを本拠に活躍する藤井さんとの一夜限りの貴重なイベントです。入場無料(要予約)。

今回の来日では、11月1日から5日まで、イタリア文化会館-大阪の主催(もしくは共催)により、大阪、京都、奈良でイベントが開催されます。

 

イベント概要

 
■11月1日:京都ヒストリカ国際映画祭アレッサンドロ・バリッコ原作『シルク』上映会(バリッコさん&サヴィーナ・ネイロッティさんのトークイベント付(予定))

・場所:京都府京都文化博物館(京都市)
・時間:14:30~17:00

★URL:http://www.iicosaka.esteri.it/iic_osaka/ja/gli_eventi/calendario/2017/11/proiezione-del-film-silk-con-la.html

※サヴィーナ・ネイロッティさんはトリノ・フィルム・ラボのエグゼクティブディレクター。

 
■11月3日:アレッサンドロ・バリッコ – 藤井泰子対談『オペラについて』

・場所:大阪市中央公会堂(大阪市)
・時間:17:30~19:00

★URL:http://www.iicosaka.esteri.it/iic_osaka/ja/gli_eventi/calendario/2017/11/conservazione-sull-opera-lirica.html

 
■11月4日:アレッサンドロ・バリッコを迎えて 対談&映画上映会『シルク』

・場所:奈良県立図書情報館(奈良市)
・時間:14:00~17:00

★URL:http://www.iicosaka.esteri.it/iic_osaka/ja/gli_eventi/calendario/2017/11/proiezione-del-film-la-leggenda.html

 
■11月5日:アレッサンドロ・バリッコ氏講演会『私とイタリア文学と葛飾北斎の富嶽百景』

・場所:鷲峰山 高台寺(京都市)
・時間:15:00~16:30

★URL:http://www.iicosaka.esteri.it/iic_osaka/ja/gli_eventi/calendario/2017/11/conferenza-di-alessandro-baricco.html

※なお、講演はイタリア語で行われ、通訳はありません。

※参加をご希望の方は、各イベントの詳細サイトに申込み方法や予約方法が記載されていますので、ご確認ください。

 

世界的に著名なイタリア人現代作家アレッサンドロ・バリッコとは

アレッサンドロ・バリッコ(Alessandro Baricco)さんは、1958年1月25日生まれ。イタリアの小説家・劇作家。トリノ大学哲学科及びトリノ音楽院ピアノ科卒業。

1988年に2つの評論エッセーを発表するなど、当初は音楽評論家として活動。1991年に処女小説『怒りの城』を発表し、カンピエッロ・セレツィオーネ賞(伊)とメディシス賞(仏)を受賞。1993年の『洋・海』はベストセラーとなり27か国語に翻訳された。

1994年にモノローグ(朗読)劇『Novecento』(ノヴェチェント)を出版。その舞台にインスパイアされた映画『海の上のピアニスト』(英 The Legend of 1900 /伊 La leggenda del pianista sull’oceano、ジュゼッペ・トルナトーレ監督)が制作されている。また『絹』は映画「シルク」の原作となった。

文学や音楽についての広い教養、天性のコミュニケーション能力、そして教えることへの意欲、適性が、ストーリーテリングとパフォーマンスアートの学校スクオラ・ホールデン(Scuola Holden)の共同設立(1994年)へと繋がった。同校は設立から23年経った現在も、創造的作文法やジャーナリズムを学べるイタリアにおける重要拠点のひとつとして積極的な活動を展開している。

★アレッサンドロ・バリッコさん公式Facebook:https://www.facebook.com/AlessandroBariccoofficial/

★アレッサンドロ・バリッコさん公式Twitter:https://twitter.com/bariccoale

 

西日本でイタリアの文化を広めるイタリア文化会館-大阪

イタリア外務省の海外出先機関であるイタリア文化会館-大阪は、世界に約80あるイタリア文化会館のひとつとして、名古屋から沖縄までの西日本におけるイタリア文化の普及と日伊文化交流の振興を目的として活動しています。

日本におけるイタリア文化会館は1941年東京、1978年に京都で開館。イタリア文化会館-京都は2010年に大阪・中之島に移転、イタリア文化会館-大阪となりました。

同館はコンサート、美術、音楽、映画、演劇、ダンス、ファッション、デザイン、写真等の様々な分野で文化催事を企画・開催するほか、日本の諸機関や企業などが主催するイタリア関連イベントの後援も積極的に行なっています。また、ネイティブ教授陣によるイタリア語コースやイタリア文化コースを開催。図書室では、イタリア語・イタリア文化についての図書や映像(書籍約4500冊、DVD等)、イタリア語教授法の資料を提供しています。

★イタリア文化会館-大阪の公式HP:http://www.iicosaka.esteri.it/iic_osaka/ja/

★イタリア文化会館-大阪の公式YouTube:https://youtu.be/Hg_sPnioH9c

★イタリア文化会館-大阪の公式Facebook:https://www.facebook.com/IICOSAKA/

 

白水ブックス170 海外小説の誘惑 海の上のピアニスト (白水uブックス―海外小説の誘惑)
舞台は20世紀初頭。アメリカとヨーロッパを往復する大型客船ヴァージニア号の専属楽団には、この船で生まれそのまま一度も陸地を踏んだことのない天才ピアニストがいた。1900年に生まれた彼は、その年にちなんでノヴェチェント(900)と呼ばれていた。彼の奏でるジャズ、彼の生み出す「この世のものではない音楽」に、金持ちの一等船客から三等の貧しい移民たちまでがそろって熱狂し、魅了された。どんな時化でも顔色ひとつ変えない船の主のような彼だが、ニューヨークに上陸を決心したとき、どうしても船のタラップを降りることができない─。
同名映画の原作小説。

 
【関連】
イタリア文化会館-大阪

 


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