過疎の町で、次々に消えていく子供たち――「15歳のテロリスト」松村涼哉さんが若者の社会問題をテーマに『犯人は僕だけが知っている』を刊行
15万部を突破した『15歳のテロリスト』著者・松村涼哉さんの最新ミステリー小説『犯人は僕だけが知っている』がKADOKAWAより刊行されました。
若者の社会問題がテーマ、新鋭作家による異色のライト文芸が登場!
著者の松村涼哉さんは、『15歳のテロリスト』が15万部のヒット、その後も『僕が僕をやめる日』『監獄に生きる君たちへ』とヒットを飛ばしている、今注目の作家です。
今作は「ヤングケアラー問題」「若者の貧困」「いじめ」という若者の社会問題をテーマに据えた、とある町立高校が舞台のミステリーです。現代社会の闇や、そこで生きる少年少女たちの孤独を描いた物語となっています。
【あらすじ】
人口減少が続き五年後には合併で消える小さな町にある、町立高校の2年A組で、ある生徒が消えた。
最初は家出と思われたそれは、やがて次々と失踪者が増え、学校は騒然とする。だけど――僕だけは知っている。姿を消した三人が生きていることを。そして彼らは、僕の部屋にいる。
2年A組の三人の失踪者――久米井那由他、渡利幸也、田貫凜――は、一人暮らしの僕・堀口博樹の部屋にいた。それぞれの事情から逃げてきた彼らとの秘密の共同生活は、夏休みになるまで穏やかに続くと思われた。だが、僕・堀口の知らない四人目の失踪者が死体で発見されたことで、事態は変わっていく――。
なお、『犯人は僕だけが知っている』発売を記念して、文芸WEBマガジン「カドブン」にて著者インタビューが公開中です。
★「熱狂的支持を集める若きカリスマ小説家、松村涼哉インタビュー ――新作『犯人は僕だけが知っている』とデビュー6年の軌跡」:https://kadobun.jp/feature/interview/f23vapss07ww.html
著者プロフィール
著者の松村涼哉(まつむら・りょうや)さんは、1993年生まれ、静岡県出身。大学在学中の2016年、『ただ、それだけでよかったんです』で第22回電撃小説大賞《大賞》を受賞しデビュー。
2019年3月刊『15歳のテロリスト』は15万部を突破し、現在も月次実売記録を更新中。近著に『僕が僕をやめる日』『監獄に生きる君たちへ』など。
【受賞・候補歴】
◎2013年『一万分の一の羊飼い』第93回オール讀物新人賞 最終候補
◎2016年 『ただ、それだけでよかったんです』第22回電撃小説大賞《大賞》
◎2021年『15歳のテロリスト』第16回うさぎや大賞<大賞>、『僕が僕をやめる日』 同<3位>ダブル受賞
犯人は僕だけが知っている (メディアワークス文庫) 松村 涼哉 (著) クラスメイトが消えた。壊れかけた世界でおきる、謎の連続失踪事件―― 過疎化する町にある高校の教室で、一人の生徒が消えた。最初は家出と思われたが、失踪者は次々に増え、学校は騒然とする。だけど――僕だけは知っている。姿を消した三人が生きていることを。 発売直後から反響を呼び大重版が続き15万部を突破した『15歳のテロリスト』の松村涼哉がおくる、慟哭の衝撃ミステリー最新作! |
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