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石井竜也さん『本日の日本』が刊行 人気連載10年分の内容を再構成&最新インタビューも

石井竜也さん

石井竜也さん

石井竜也さん著『本日の日本』が、ぴあより刊行されました。

 

「週刊石井竜也」を書籍化

コロナ禍で延期となった全国ツアーが待たれる米米CLUBのフロントマン、石井竜也さんが毎週メールマガジンという形で日々思うことから芸術論まで多彩な話題を語りまくる「週刊石井竜也」(現在も、TOKYO FMのスマホ音楽サイト「MUSIC VILLAGE」で配信中)。

本書は、その2011年からの10年間の内容を再構成し、エッセンスを凝縮した一冊です。

石井竜也さん著『本日の日本』

石井竜也さん著『本日の日本』

2011年は、言うまでもなく東日本大震災に見舞われた年ですが、本書はまさにあの非常事態に直面した石井さんが居ても立ってもいられずにチャリティーライブの敢行を決意するところから始まります。

そこからの10年の間には日本各地が地震や洪水などの災害に見舞われ、SNSなどの急速な広がりによって社会全体がこれまで経験したことがないような息苦しさを感じるように。

そのなかで石井さんは、ある時はそうした社会の緊張を自分ごととして考え、悩み、またある時には関係ないよと笑い飛ばしながら、石井さんだけの表現を追求し、駆け抜けてきました。

 
石井さんにとってのこの10年は、52歳から62歳という、表現者としても、また一人の男性としても円熟期に入っていく時期であり、この本はそうした時期の石井さんの気持ちの変化と深まりをありありと伝えています。この日本という国で悪戦苦闘を続ける一人のアーティストの本音と理想が、この国でこれから豊かに、したたかに生きていくための心構えをも示唆してくれる一冊です。

★石井竜也さんオフィシャルサイト:https://www.t-stone.com/

 

本書の構成

第1章 だいぶ昔
○月×日 俺もまだ確信があるわけじゃないけど、何もやらなかったら、それはホントにゼロですから。
○月×日 震災から2ヵ月経ちました。
○月×日 「つよくいきよう」という曲を作りました。
○月×日 ラジオの企画で石巻の被災現場に行くことになりました。
○月×日 「1万人の歌プロジェクト」が広がってます。
○月×日 被災現場で実際に見たこと、感じたこと
ほか

第2章 昔
○月×日 2013年の「あけましておめでとうございます」
○月×日 米米CLUBニュー・シングル「TAKARABUNE」はアリーナツアーのイントロダクション
○月×日 俺の精神的な逃げ場は顔魂つくりです。
○月×日 いろんなタイプの人間が入れるマス目がいっぱいあるような社会構造を持った国であるべきなんじゃないかな
ほか

第3章 ちょい昔
○月×日 2015年の「あけましておめでとうございます」
○月×日 今年はデビュー30周年のアニバーサリー・イヤー
○月×日 今年もやります、ART NUDE。サブタイトルは“古-INISHIE-”です。
○月×日 30周年のアニバーサリー企画第一弾は、俺自身も楽しみな2タイトルの同時リリース
○月×日 4年目の3.11
ほか

第4章 最近
○月×日 2017年の「あけましておめでとうございます」
○月×日 ニューミュージックの名曲をカバーするツアーをやります。
○月×日 自分の生活を豊かにするにはこういう方法もあります。
○月×日 米米CLUBの新曲は大人をちょっと皮肉ってる歌なんです。
○月×日 ツアー“ISHYST“の聴きどころの一つは“女歌”です。
○月×日 ビルボード・ライブで“LIKE A JAZZ“と題してお送りします。
ほか

第5章 本日
○月×日 2019年の「あけましておめでとうございます」
○月×日 正月返上で、米米CLUBツアー“おかわり”の準備をしてました。
○月×日 米米は絶好調ですが、石井個人はいろいろ考えるところがあります。
○月×日 アルバム『LOVE DIAMONDS』
○月×日 平成の最後に考えたこと。
○月×日 令和の最初に今後を展望すると……。
ほか

 

本日の日本
石井竜也 (著)

東日本大震災からコロナ禍まで。
石井竜也が本音と理想を綴る石井竜也著『本日の日本』発売!

本書は、米米CLUBの全国ツアー「a K2C ENTERTAINMENT TOUR 2021 ~大芸術祭~ 」を9月19日(日)より控える、石井竜也が配信しているメールマガジン「週刊石井竜也」(TOKYO FMの音楽サイト「MUSIC VILLAGE」で好評配信中)の2011年から2020年の内容を中心に、最新インタビューや写真などを加えて再構成したエッセイ集。つい見逃してしまいそうな日常の出来事から、自らのアーティスト活動、芸術論にいたるまで縦横無尽に話が広がる「週刊石井竜也」そのままの軽妙な語り口が楽しめます。
一方、本書は、東日本大震災という非常事態に直面した石井がチャリティーライブを決意する「俺もまだ確信があるわけじゃないけど、何もやらなかったら、それはホントにゼロですから」と名付けられた文章から始まっていく。そこから、ライブエンタテインメントが未曽有の危機を迎えるコロナ禍の2021年夏に行われた最新インタビューまで。災害や社会の変容によって閉塞感を増していく世の中に、彼ならではのやり方で立ち向かっていった10年間の軌跡が刻まれています。

孤高でクールなのにチャーミング、
世間に立ち向かうピュアなメッセージ
(作曲家・千住明氏による帯コメントより)

アーティストの本音と理想が示唆する未来の心得とも言うべき1冊を、ぜひお求めください。

 


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