本のページ

SINCE 1991

秦建日子さん5年ぶり最新作『女子大小路の名探偵』が刊行!  特設サイトでは前半部分の試し読み、ボイメンらの動画配信、著者対談などを掲載

秦建日子さん著『女子大小路の名探偵』

秦建日子さん著『女子大小路の名探偵』

「アンフェア」〈刑事 雪平夏見〉シリーズ、映画化し話題となった『サイレント・トーキョー』などで知られる秦建日子さんの約5年ぶりの最新作『女子大小路の名探偵』が、河出書房新社より刊行されました。名古屋・岐阜を舞台に繰り広げられる、ノンストップ痛快ミステリーです。

 

ボイメンもイチオシ! 個性派キャラが「連続少女殺人事件」に挑む!

運命の日。
そう書き記すと少し大袈裟に感じる人もいるかもしれない。
でも冷静に振り返ってみてほしい。
「思い返せば、あの日が運命の分かれ道だったんだなあ……」
そう思い当たる一日がきっとあなたにもあるはずだ。

(本書「prologue」より)

 
『女子大小路の名探偵』は、名古屋市中区栄四丁目、通称「女子大小路」と岐阜柳ヶ瀬を舞台に繰り広げられる、秦建日子さん約5年ぶりとなる新作小説です。

連載時に公開された朗読音源には人気アイドルグループBOYS AND MENメンバーから、現職の岐阜市長までが声優として参加し、大変話題となりました。

 
本書の内容は、私立探偵を自称する少々頼りない主人公・広中大夏(ひろなか・だいき)が、人並み以上の美貌と腕っ節を持つ姉・広中美桜(ひろなか・みお)他、個性派揃いのキャラクターとともに、幼い子どもを狙う卑劣な連続犯罪に立ち向かう痛快ミステリーとなっています。

被害者たちを取りまく複数の怪しい影。犯人は、事件の真相は、そして、謎の紙袋の中身は――、最後まで息を抜けないスリリングな展開、個性あふれる登場人物たちの絶妙な掛け合いが楽しめる一冊です。

 
<『女子大小路の名探偵』あらすじ>

日本のど真ん中に位置する、スーパー・カオスな歓楽街、名古屋市中区栄四丁目。通称「女子大小路」にあるバー・タペンスで、今日ものんびりとバイト店長を務めていた広中大夏。ところがそこに大事件が転がり込む!

ひょんなことから「連続少女殺害事件」の容疑者になってしまった大夏は、私立探偵となり自らの手で事件解決を誓う。
そして、半ば絶縁状態だった岐阜柳ヶ瀬のナンバーワン・ホステスである姉の美桜に助けを求めるのだが……。

女子大小路のホステス・メリッサとレイチェル、自称“名古屋で最も優秀な”弁護士・望月康介、水素を研究する大学教授・畦地弦?郎、タペンスへ来る謎の常連客・ヤマモト、そして、警視庁から出向中の敏腕刑事・緒賀冬巳……様々な人間関係と思惑が絡み合いながら、その繋がりの先に見えてきた驚愕の真相とは? 真犯人が仕掛けた罠に、大逆転の計画で立ち向う痛快ミステリー!

 

『女子大小路の名探偵』主な登場人物

 
◆広中大夏(ひろなか・だいき)28歳

自称・女子大小路の名探偵。いつもはあまり客の来ないバーのバーテンダー兼バイト店長。探偵の実績はキャバ嬢に頼まれて猫を探したことがあるだけ。ノリが軽いし女性に対して優しいが、真剣に付き合う対象とは見てもらえない。児童相談所に勤める加納秋穂を好きになり、彼女とともに「連続少女殺?事件」の犯人を追うことになる。体力絶無。喧嘩激弱。

 
◆広中美桜(ひろなか・みお)32歳

大夏の姉。厄年。元・錦のナンバーワンキャバ嬢だったが、ご近所トラブルで心を病み認知症を患った母親の面倒をみるため、現在は地元岐阜の柳ヶ瀬のクラブに勤めている。正義感が強く、喧嘩っ早く、他人に媚びるのが大の苦手。実は弟想い、家族想い、だが、口は悪い。アンチエイジングに深くハマっていて、水素の持つ無限の可能性を語りだすと止まらなくなる。水素の研究者、大学教授・畦地弦一郎に好意を抱いている。

 
◆緒賀冬巳(おが・ふゆみ)35歳

警視庁の刑事。高い検挙率を誇り、トントン拍子に出世中。人事交流の一環で、愛知県警に出向してきたばかりで、「名古屋市中区連続少女殺人事件」を担当することになる。名古屋や岐阜の地理にも、風習にも、食べ物にも、まったく詳しくない。容姿端麗。頭脳明晰。文武両道。大夏を通じて知り合った美桜に、人生初の一目惚れをする。

 
◆加納秋穂(かのう・あきほ)25歳

名古屋の児童相談所勤務。真面目な秀才タイプで、学生時代のあだ名が「委員長」。自分が、担当していた11歳の女の子(佐野あすか)が殺害されたことから、その事件に深く巻き込まれていく。チャラい雰囲気の大夏を最初は嫌っていたが、次第に彼の優しさに心を開いていく。

 
◆畦地弦一郎(あぜち・げんいちろう)52歳

独身の大学教授。研究オタクで、365日研究のことだけを考えているが、学内での人間関係などには無頓着なので、研究費はいつもカツカツ。専門は水素。見た目はこ汚い冴えないおっさんだが、美桜はそういうところも含め、弦一郎のアカデミックさに惹かれている。

 
◆望月康介(もちづき・こうすけ)40歳

美桜にぞっこんの自称“名古屋で最も優秀な”弁護士。身長190センチ以上、縦にもデカいが、横にもデカい。美桜が「燃費第一のファミリー・カー」が好きと知れば、新車のランボルギーニを真っ赤なダイハツ・タントに乗りかえる程の入れ込みようで、美桜も辟易している。

 

『女子大小路の名探偵』特設サイトについて

特設サイトでは小説『女子大小路の名探偵』をより深く楽しむための様々なコンテンツが用意されています。

「小説」では、『女子大小路の名探偵』前半部分が試し読みできる連載全12回分を掲載。
「朗読」では、BOYS AND MENメンバー他豪華声優陣による『女子大小路の名探偵』のリーディングコンテンツが楽しめるYouTube動画配信版を公開中です。

その他、著者・秦建日子さんが訪れた、名古屋・岐阜おすすめのスポット、逸品を紹介する「はたさんぽ」、名古屋・岐阜のリーダーたちとの「著者対談」等も掲載されています。

 
※「小説」「朗読」コンテンツは連載当時に制作されたものです。書籍『女子大小路の名探偵』では加筆修正を行っており、内容に異同があります。

本書刊行を記念して実施中の「紙袋の中身はなに?」キャンペーンもこちらからの応募となります。

★『女子大小路の名探偵』特設サイトURL:https://hm-novel.jp/

 
<祝いコメント動画も!>

本書発売に際し、リーディングコンテンツに声優として参加したBOYS AND MENの田村侑久さん、勇翔さん、また、矢方美紀さん、沢口愛華さんからお祝いのメッセージが寄せられています。

 
◆『女子大小路の名探偵』発売決定! お祝いコメント

 

著者プロフィール

著者の秦建日子(はた・たけひこ)さんは、1968年生まれ。1997年より専業の作家活動。小説家・脚本家・演出家・映画監督。

2004年『推理小説』で小説家デビュー。同作は〈刑事 雪平夏見〉シリーズとして続編とともにベストセラーとなり、『アンフェア』としてドラマ&映画化。

他の著書に『ダーティ・ママ!』『らん』『殺人初心者』『KUHANA!』『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』など。脚本に、テレビドラマ『天体観測』『ドラゴン桜』『ダンダリン』『そして、誰もいなくなった』など多数。脚本&監督作品に『クハナ!』『キスできる餃子』『ブルーヘブンを君に』。作・演出を手掛けた舞台に『らん』『方舟』シリーズなど。

 

女子大小路の名探偵
秦建日子 (著)

連続殺人の容疑者にされたバーテンダーの大夏。地元愛溢れる仲間たちの助けを借りて真犯人に迫るのだが…「アンフェア」「サイレント・トーキョー」の著者が5年ぶりに放つミステリー大作!

 
【関連】
連載小説『女子大小路の名探偵』秦建日子│HAPPY MEDIA NOVEL

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です