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もうすぐ98歳!佐藤愛子さん責任編集!『佐藤愛子の世界』が刊行

『佐藤愛子の世界』

『佐藤愛子の世界』

文藝春秋は、作家・佐藤愛子さん責任編集のムック『文春ムック オール讀物創刊90周年記念編集 佐藤愛子の世界』が6月17日に刊行しました。

 

もうすぐ98歳の作家・佐藤愛子さんが本気で責任編集! 文春ムック『佐藤愛子の世界』が発売

佐藤紅緑さんを父に、サトウハチローさんを兄に持つ自身の家庭の壮絶な姿を描いた大河小説『血脈』や、ベストセラー『九十歳。何がめでたい』などの軽妙洒脱なエッセイで知られ、今年11月5日で98歳を迎える作家・佐藤愛子さん。

 
今回は、佐藤愛子さん本人の責任編集のもと、ご本人が最後と宣言した直筆ラストメッセージ「みんないなくなってしまった」をはじめ、直木賞受賞作「戦いすんで日が暮れて」全文掲載、自作解説付きの自選傑作小説、田辺聖子さん、小池真理子さん、又吉直樹さんとの豪華対談、そして抱腹絶倒の厳選エッセイなどを収録。

「作家・佐藤愛子」のこれまでの軌跡をたどりつつ、その作品と人間的魅力が余すところなく詰まった完全保存版のムックとなっています。

 

佐藤愛子さんより

「秋になれば私は98歳になります。何もかも面倒くさい。なるようになればよろしい、と思ってしまう。大雑把な記憶ははっきりしているけれど、細かいこととなるとわからなくなる。わからなくても別に困らないから、わからないままほうっておく。

「ごめんなさい。すっかりボケてしまって」

といえばそれですみます。家の者はそれに馴れて、すっかりボケ婆さんあつかいを心得ているのがいっそ気らくでいいのです。」
(直筆ラストメッセージより)

 

「オール讀物」編集長・川田未穂さんコメント

「小説誌「オール讀物」は昭和5年の創刊以来、今年で90周年を迎えました。佐藤愛子さんは珠玉の短編小説はもちろん、1990年から2010年までの20年にわたってエッセイ「我が老後」を、そして最後の長編『晩鐘』を連載いただくなど、大変ご縁の深い作家のひとりです。そこで創刊90周年を記念し、特別な「一冊丸ごと愛子」ムックを刊行しました。多くの方に佐藤愛子の世界を楽しんでいただければ幸いです。」

 

『佐藤愛子の世界』目次

「戦いすんで日が暮れて」で第61回直木賞受賞時(1969年)

「戦いすんで日が暮れて」で第61回直木賞受賞時(1969年)

・〈全力で執筆を続けた作家の軌跡〉
佐藤愛子
直筆 ラストメッセージ「みんないなくなってしまった」

第61回直木賞決定発表
直木賞受賞作全文掲載「戦いすんで日が暮れて」
「受賞のことば」 佐藤愛子
「選評」松本清張/大佛次郎/海音寺潮五郎/川口松太郎/石坂洋次郎/今日出海/源氏鶏太/村上元三/柴田錬三郎/中山義秀/水上勉
受賞ドキュメント「直木賞がくれたラブレター」

・〈随想〉修業時代かくありき
「それは淀んだ暗い沼の中だった」
「暇あって金なし」
「文芸首都の若僧たち」

・〈対談〉作家同士のここだけの話
又吉直樹「人生には貧乏が必要だ」
小池真理子「夫婦作家の悲喜こもごも」
田辺聖子「”仏の愛子”と”怒りのお聖”」

作家・小池真理子さんと(2015年)

作家・小池真理子さんと(2015年)

・〈グラビア&語り下ろし〉思い出交友録
「佐藤愛子の変な人たち」
盟友・遠藤周作、北杜夫、川上宗薫らとの思い出を秘蔵写真とともに公開

・愛子の自選傑作小説全文掲載+自作解説
「ソクラテスの妻」芥川賞落選の理由に愛子が大憤慨
「オンバコのトク」生涯の最高傑作と自身が太鼓判
「沢村校長の晩年」ユーモア小説第一人者の本領発揮

・抱腹絶倒エッセイ
愛子の小さな冒険「大阪万博1970」
誰のための万博なのか/なにが進歩と調和だよぅ
我が老後「とりとめもなく髭の話」

・佐藤愛子生涯年譜

 

佐藤愛子さん プロフィール

佐藤愛子(さとう・あいこ)さんは、1923年生まれ。大阪府出身。甲南高等女学校卒業。小説家・佐藤紅緑さんを父に、詩人・サトウハチローさんを兄に持つ。

1950年「文芸首都」同人となり本格的に創作活動を始める。1969年『戦いすんで日が暮れて』で直木賞、1979年『幸福の絵』で女流文学賞、2000年『血脈』の完成により菊池寛賞、2015年『晩鐘』で紫式部文学賞を受賞。

ユーモラスなエッセイにもファンが多く2016年『九十歳。何がめでたい』が大ベストセラーとなった。2017年、旭日小綬章を受章。

 

佐藤愛子の世界 (文春ムック)

佐藤 愛子 (著)

もうすぐ98歳を迎える佐藤愛子さん。自らが選りすぐり、作家としての全軌跡をたどった完全保存版ムック!
直木賞受賞作「戦いすんで日が暮れて」全文をはじめ田辺聖子さん、小池真理子さん、又吉直樹さんとの豪華対談、厳選された抱腹絶倒エッセイなど魅力いっぱいの一冊です。

 


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