湊かなえさん「高校部活シリーズ」第2弾『ドキュメント』刊行 放送部出身の声優・鈴木崚汰さんレビューも公開
湊かなえさんの最新小説『ドキュメント』が、KADOKAWAより刊行されました。
息苦しいこの時代に湊かなえさんが贈る、興奮と感動の高校部活小説
本作は『告白』『少女』など、これまでも学園ミステリを描いてきた湊かなえさんが贈る、高校の放送部を舞台にした部活小説です。全国大会を目指して放送部員たちが切磋琢磨しながら作品を制作していく過程を通して「“伝える”とは何か」を真摯に問う作品となっています。
また、文芸WEBマガジン「カドブン」(https://kadobun.jp/)では本作の発売を記念して声優・鈴木崚汰さんのレビューなど様々な記事を公開中です。
★放送部出身の声優・鈴木崚汰さんが語るレビュー
「まるで僕の人生を描いたような物語に驚き、共感し、考えさせられました」
◎前編:https://kadobun.jp/reviews/e3q6kldo5nw4.html
◎後編:https://kadobun.jp/reviews/6kcitbrzxsg8.html
★ミステリー評論家・佳多山大地さんが選ぶ「絶対おすすめ!湊かなえの学校小説5選」:https://kadobun.jp/feature/readings/6afqotjoi90k.html
★『ドキュメント』序章の試し読み:https://kadobun.jp/trial/f1tv0nvw35wg.html
<『ドキュメント』あらすじ>
「犯人はこの部室の中にいる」
中学時代に陸上で全国大会を目指していた町田圭祐は、交通事故に遭い高校では放送部に入ることに。圭祐を誘った正也や久米さんたちと放送コンテストのラジオドラマ部門で全国大会準決勝まで進むも、惜しくも決勝には行けなかった。
三年生引退後、圭祐らは新たにテレビドキュメント部門の題材としてドローンを駆使して陸上部を撮影していく。すると映像の中に、煙草を持って陸上部の部室に入る同級生の良太の姿が発見される。圭祐が真実を探っていくと、計画を企てた意外な人物が明らかになって……。
高校部活シリーズ既刊『ブロードキャスト』について
【あらすじ】
僕、ここにいていいですか――。
中学時代、駅伝に打ち込んでいた圭祐は、あと一歩のところで全国大会を逃した。陸上強豪校に進学を決めるも、交通事故に遭い入部を断念する。目標を失っていた圭祐は、脚本家を目指す正也に声の良さを買われ、放送部に入部することに。次第に活動にのめり込んでいった圭祐は、全国高校放送コンテストを目指して、ラジオドラマ制作に挑戦するが……。
正也が脚本作りの極意を学ぶ、番外編「ラジオドラマ」も特別収録!
解説はインフルエンサーで企画作家のぶんけいさん。
著者プロフィール
著者の湊かなえ(みなと・かなえ)さんは、1973年生まれ。広島県出身。2007年「聖職者」で小説推理新人賞を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビュー。同書は、2009年本屋大賞を受賞。
2012年「望郷、海の星」(『望郷』収録)で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2016年『ユートピア』で山本周五郎賞を受賞。2018年『贖罪』がエドガー賞ベスト・ペーパーバック・オリジナル部門にノミネートされた。
その他の著書に、『少女』『高校入試』『物語のおわり』『絶唱』『リバース』『ポイズンドーター・ホーリーマザー』『未来』『落日』『カケラ』などがある。
本作は『ブロードキャスト』に続く、高校部活シリーズ第2弾。
ドキュメント 湊 かなえ (著) 湊かなえ最新刊! 興奮と感動の高校部活小説! 人と人。対面でのコミュニケーションがむずかしくなった今だからこそ、 装丁:片岡忠彦(ニジソラ) |
ブロードキャスト
湊かなえが初めて挑む、学園青春小説!
陸上の夢が潰えた僕は、まさかの放送部へ。
そこに居場所はあるか。
夢と友情、嫉妬と後悔。大人への反発。
湊かなえだからこそ書けた、心ふるわす新青春小説。
町田圭祐は中学時代、陸上部に所属し、駅伝で全国大会を目指していたが、3年生の最後の大会、わずかの差で出場を逃してしまう。その後、陸上の名門校、青海学院高校に入学した圭祐だったが、ある理由から陸上部に入ることを諦め、同じ中学出身の正也から誘われてなんとなく放送部に入部することに。陸上への未練を感じつつも、正也や同級生の咲楽、先輩女子たちの熱意に触れながら、その面白さに目覚めていく。目標はラジオドラマ部門で全国高校放送コンテストに出場することだったが、制作の方向性を巡って部内で対立が勃発してしまう。果たして圭祐は、新たな「夢」を見つけられるか――。
【関連】
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