「第1回京都文学賞」優秀賞受賞!藤田芳康さん63歳のデビュー作『屋根の上のおばあちゃん』が刊行 出版イベントも開催
京都市では、文学の更なる振興や「文化都市・京都」の発信等に寄与するため、昨年度、京都文学賞実行委員会を立ち上げ、「京都文学賞」を創設しました。
この度、第1回京都文学賞の応募総数537作品の中から,一般部門優秀賞を受賞した藤田芳康さんの「太秦――恋がたき」が書名を『屋根の上のおばあちゃん』に改題し、協力出版社である河出書房新社から11月1日に刊行されます。また、刊行日には出版イベントも開催されます。
なお、一般部門 最優秀賞受賞作『羅城門に啼(な)く』(作者・松下隆一さん「もう森へは行かない」を改題)については,新潮社から11月26日に刊行される予定です。
中高生部門受賞作及び海外部門奨励作については、https://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000273202.html にデジタルブックとして掲載されています。
『屋根の上のおばあちゃん』について
【あらすじ】
戦前から戦後にかけて激動の時代を京都で生き抜いた祖母と、久しぶり京都を訪ねた孫。1本のフィルムをめぐり二つの時代が交錯する愛と感動の物語。
<著者プロフィール>
著者の藤田芳康さんは、1957年生まれ。大阪市出身、東京都在住。脚本家・映画監督。日本映画監督協会及び日本シナリオ作家協会会員。
1981年、神戸大学文学部卒業後サントリー制作室にコピーライターとして入社し、京番茶のCMなどを演出。1998年、脚本『ピーピー兄弟』でサンダンス/NHK国際映像作家賞を受賞。2000年、同名映画を自ら製作・監督する。
2020年『太秦――恋がたき』で第1回京都文学賞一般部門優秀賞を受賞。
出版イベントについて
<概 要>
第1回京都文学賞一般部門優秀賞を受賞した藤田芳康さんを迎え,受賞作『屋根の上のおばあちゃん』(河出書房新社)の出版イベントを開催します。当日は、藤田芳康さんによる店頭サイン会を開催し,本作についてのお話を伺います。
<開催日時・場所>
(1) 令和2年11月1日(日)午後2時~:大垣書店 京都本店 特設スペース(京都経済センター「SUINA室町」1階
(2) 上記開催後、令和2年11月1日(日)午後3時~:ふたば書房 御池ゼスト店 特設スペース(京都市役所前駅下車ZEST御池内)
※(1)(2)いずれも京都市長も応援に駆け付けます!
屋根の上のおばあちゃん 藤田芳康 (著) |
【関連】
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