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「このミス」大賞シリーズ『谷中レトロカメラ店の謎日和』最新刊が刊行 日本カメラ博物館にて特別展&博物館限定での書き下ろし短編の販売も

柊サナカさん著『谷中レトロカメラ店の謎日和 思いをつなぐレンズ』

柊サナカさん著『谷中レトロカメラ店の謎日和 思いをつなぐレンズ』

宝島社が主催する『このミステリーがすごい!』大賞シリーズより、柊サナカさん著『谷中レトロカメラ店の謎日和 思いをつなぐレンズ』が刊行さました。

また、本書の発売を記念して、シリーズ作品内に登場するカメラの実物を紹介する特別展が、日本カメラ博物館(東京都千代田区)にて、2021年1月31日(日)まで開催中です。

 

『谷中レトロカメラ店の謎日和』シリーズ第3弾が発売! 日本カメラ博物館では作中に登場するカメラ約80点を展示

『谷中レトロカメラ店の謎日和』シリーズは、東京・谷中の老舗カメラ店「今宮写真機店」で起こる不思議な騒動の数々を描いた連作ミステリーです。

3代続くカメラ店の店主・今宮とアルバイトの来夏が、カメラを通して不思議な事件を解決していくユニークで心温まるストーリーです。ミステリーファンのみならずカメラファンの心もつかみ、幅広い年代の読者に支持されており、今回の3作目でついに完結します。

 
また、日本カメラ博物館で開催される特別展では、作中に登場する個性豊かなカメラ約80点を展示。カメラの特徴を活かした“謎解き”とともに紹介され、小説の世界も楽しむことができます。

なお、この特別展のために著者が特別に書き下ろした『谷中レトロカメラ店の謎日和』の短編も、日本カメラ博物館限定で発売されます。

日本カメラ博物館は、シリーズ1作目から作中に登場するカメラの取材に協力しており、その縁で今回の特別展が開催される運びとなりました。

 
【あらすじ】

東京下町の風情が残る谷中にたたずむレトロカメラ店・今宮写真機店。クラシックカメラを専門に扱っている三代目店主の今宮龍一(いまみや・りゅういち)とアルバイトの山之内来夏(やまのうち・らいか)のもとには、さまざまな客が謎を運んでくる。

カメラオタクの今宮は鋭い観察力と推理力で次々と謎を解いていく――。ニコンF2、ライカM3、ハンザキヤノンなど、数々の魅力的な名機とカメラを愛する人々が織り成す、心温まる連作ミステリー。

 
◆有安杏果さん(歌手・写真家)推薦!

次々と明かされる謎の真実、そこには優しい嘘がありました。
何気ない一枚の写真から解き明かされるストーリー。主人公に思わず感情移入してしまいました。

 

特別展「小説のなかのカメラ『谷中レトロカメラ店の謎日和』より」概要

■内容
『谷中レトロカメラ店の謎日和』作中に登場したカメラ約80点、そのほか著名な小説に登場したカメラ、柊サナカさんが自身のフィルムカメラで撮影した写真作品(数点)などを展示。

■場所:日本カメラ博物館(東京都千代田区一番町25番地JCII一番町ビル B1F)

■開催期間:2020年10月13日(火)~2021年1月31日(日)

■開館時間:10:00~17:00

■入館料:一般300円、中学生以下無料、団体割引(10名以上)一般200円

★詳細:https://www.jcii-cameramuseum.jp/museum/2020/08/18/27533/

 
<特別展「小説のなかのカメラ『谷中レトロカメラ店の謎日和』より」展示予定品の一部を紹介>

 

著者・柊サナカさん コメント

3巻で一区切りとなりました谷中レトロカメラシリーズ、カメラ知識のないヒロイン視点でストーリーが進むため、カメラを全く知らない方にも好評です。3巻からでも楽しめる連作短編形式となっております。カメラの美しさや機能美を鑑賞できる博物館企画展とあわせて、ぜひお楽しみください。

 

著者プロフィール

著者の柊サナカ(ひいらぎ・さなか)さんは、1974年生まれ。香川県出身、兵庫県育ち。神戸女子大学文学部卒業、姫路獨協大学大学院言語教育研究科日本語教育専攻修了。日本語教師として7年間の海外勤務を経て、第11回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として、『婚活島戦記』にて2013年デビュー。

他の著書に「谷中レトロカメラ店の謎日和」シリーズ、『人生写真館の奇跡』(以上、宝島社)、「機械式時計王子」シリーズ(角川春樹事務所)、「二丁目のガンスミス」シリーズ(ホビージャパン)など。

 

『谷中レトロカメラ店の謎日和』著者・柊サナカさんに聞いた!「カメラと私」

 
【初めての海外赴任を乗り越えるきっかけは「カメラ」だった】

20代の頃、日本語教師となって初めての赴任先が韓国で、そこで初めての一人暮らしを始めました。みなさん親切で優しかったのですが、部屋に帰るとむしょうに寂しくてしょうがなかったんです。あまりに寂しく、観葉植物にいろいろ話しかけていたら、1カ月くらいで枯れてしまいました。そんなときに、日本から持ってきた雑誌にトイカメラ(LOMO LC-A)があるのを見つけました。カラフルで、どこか自由な写真の雰囲気に心惹かれて、休みの日に釜山から船で福岡に渡って買いに行きました。

カメラで撮ると、なんでもないお休みも、ひとりの時間も、特別な風景に変わるような気がします。2016年10月に発売した『谷中レトロカメラ店の謎日和』シリーズの2作目では、サブタイトルとして「フィルム、時を止める魔法」とつけたのですが、カメラで撮影してプリントしたものを見ていると、本当に時間を止めて、そのときの気分ごと思い出を切り取ったような気がするのです。

『谷中レトロカメラ店の謎日和』シリーズを書くきっかけは、カメラを持ってひとりで過ごした体験が大きかったように感じます。

 
【持っているカメラは52台! 場面に合わせて使い分けています!】

子どもが小さい頃はなかなか一眼レフなど大きなカメラは持ち歩けず、スマートフォンで写真を撮っていましたが、子どもが大きくなってから、デジタルカメラ、フィルムカメラをまた使い始めました。私の場合、デジタルカメラは子どものため、フィルムカメラは自分のためという意味合いが強いです。デジタルカメラは運動会などの行事で、失敗のないように子どもの成?の記録を残すのに使用しています。望遠レンズのついた一眼レフがあると、運動場の端でも探して写せますし、走る子どもを連射で狙うこともできるので、「これぞ!」という瞬間も逃さず、撮ることができて楽しいです。できた写真は大きくプリントして、祖父母に配るととても喜ばれます。一方フィルムカメラでは、ローライ35TやリコーGR1などのコンパクトなカメラを鞄の中に入れておいて、旅行中に何気ない様子などを撮ったりします。中判カメラのプラウベルマキナ67もななめ掛けにしておいて、よく撮ります。フィルムの雰囲気は何気ない日常の光をよく切り取ってくれるような気がするので好きです。

 

谷中レトロカメラ店の謎日和 思いをつなぐレンズ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
柊 サナカ (著)

東京・谷中でクラシックカメラを専門に扱う今宮写真機店。三代目店主の今宮とアルバイトの来夏は、店に持ち込まれるカメラにまつわる謎を解きながら、少しずつ距離を縮めていく。からくり屋敷の隠し部屋から見つかったパノラマカメラ、投げ捨てられたゴミ袋に入っていた高級カメラ、海で釣り上げられた年代物の水中カメラ…カメラと人々の織り成す連作ミステリー、ついに完結!

■既刊

谷中レトロカメラ店の謎日和 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
柊 サナカ (著)

谷中のレトロな街並みの中で、三代続くカメラ屋「今宮写真機店」。
遺品整理のためにカメラの買い取りを依頼した来夏は、店主の今宮の知識に魅かれ、店でアルバイトとして働くことに。
猫が運んできたトイカメラ、十三年前に壊れたハーフサイズカメラ、ステレオカメラで撮られた写真――。
店に持ち込まれるカメラにまつわる相談を、カメラオタクの今宮が次々と解決してゆく、心温まる連作ミステリー。

谷中レトロカメラ店の謎日和 フィルム、時を止める魔法 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
柊 サナカ (著)

東京・谷中で、三代続くカメラ屋「今宮写真機店」。
クラシックカメラをこよなく愛するカメラオタクの今宮店長は、三ヶ月間休暇をとっていたアルバイト店員の来夏を温かく迎え入れた。
ところが、来夏が店番をしているときに限って、カメラの知識を試してくる客がやって来るようになり……。
さらに今宮写真機店を訪れるのは、戦場カメラマンの娘や、魔鏡に消えたカメラを探す男、スパイカメラを買い求める女性など、一癖も二癖もある客ばかり。
認知症の父が遺した写真の謎や、何度も壊れてしまうカメラの謎など、店に舞い込むさまざまな問題を、今宮&来夏のコンビが鮮やかに解決していく。
親子の絆や、夫婦の愛など、カメラを通して人と人のつながりを温かく描き出す、ミステリー連作短編集。
ニコンF2、ライカM3、ハンザ・キヤノン……魅力的なクラシックカメラの名機とともに贈る、『谷中レトロカメラ店の謎日和』第二弾!

 
【関連】
日本カメラ博物館 JCII Camera Museum:小説のなかのカメラ 『谷中レトロカメラ店の謎日和』より

 


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