『小学二年生』が休刊へ 91年の歴史に幕 ・・・ 残るは『小学一年生』のみ
小学館は4日、子ども向けの学年別学習雑誌『小学二年生』を来年の2・3月合併号(12月26日発売)で休刊することを明らかにしました。創刊から91年で歴史に幕を下ろします。
同社広報室は休刊について「近年の子どもを取りまく環境は大きく変化しており、趣味嗜好が多様化している現在、読者のニーズに必ずしも合致しなくなってきました。このことを真摯にとらえ、『小学二年生』を休刊するという判断に至りました」と説明。
かつて全学年に対応していた同社の学年別学習雑誌は、『小学一年生』を残して全て休刊することになりました。
『小学二年生』は1925年に創刊。72年のピーク時は発行110万部を超えましたが、その後は下降線をたどり最新号は約6万部でした。
2009年の『小学六年生』を皮切りに、10年には『小学五年生』、12年には『小学三年生』『小学四年生』が休刊。残る『小学一年生』については「これまで以上に魅力的な企画を満載して刊行を続ける」とのことです。
また、「『小学一年生』を卒業した小学二年生~四年生をメインターゲットとした、まったく新しい学習増刊シリーズを来春に立ち上げ、小学生向けの新ジャンルを開拓していく所存です」と、意欲を見せています。
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