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第8回角川つばさ文庫小説賞<金賞>同時受賞2作品が9月・10月に連続刊行

KADOKAWAは小・中学生を読者対象とした児童文庫レーベル「角川つばさ文庫」より、「第8回角川つばさ文庫小説賞」一般部門で金賞を同時受賞した七海まちさんとやまもとふみさんの受賞作を9月と10月に2か月連続で刊行します。

七海まちさんの『サキヨミ!(1) ヒミツの二人で未来を変える!?』(絵:駒形さん)を9月12日に発売。やまもとふみさんの『理花のおかしな実験室(1) お菓子づくりはナゾだらけ!?』 (絵:nanaoさん)は10月14日(水)に発売します。

 

第8回角川つばさ文庫小説賞は初めての<金賞>2作品!うち1作は小説投稿サイト「カクヨム」からデビューした作家が受賞!

「角川つばさ文庫小説賞」は、主に9~13歳の児童を読者対象とする「角川つばさ文庫」にふさわしいエンタテインメント作品を公募する文学賞です。

第8回では「角川つばさ文庫」からの出版を前提とする一般部門に222作品の応募が寄せられ、つばさ文庫小説賞では初めての2作品 〈金賞〉同時受賞となりました。

 
なお、『サキヨミ!(1) ヒミツの二人で未来を変える!?』(応募時のタイトルは「デスコレ!」)の著者・七海まちさんは、初めて応募作品2作が最終選考に残るという快挙も達成。複数作品の応募は過去にも複数例あり、珍しいことではありませんが、最終選考に作品が2作以上残った著者はいませんでした。
※大賞は該当作なし。

 
〔『サキヨミ!(1) ヒミツの二人で未来を変える!?』について〕

七海まちさん著『サキヨミ!(1) ヒミツの二人で未来を変える!?』(絵:駒形さん)

七海まちさん著『サキヨミ!(1) ヒミツの二人で未来を変える!?』(絵:駒形さん)

【あらすじ】
サキヨミ――それは、人の顔を見ると、その人に起きる不幸な未来が見えてしまう力のこと。
主人公・如月美羽(きさらぎ みう)は、物心ついたころから、サキヨミの力を持っていた。自分の力を恐れ、他人と関わる事を拒んで生きてきた美羽。中学入学直後のある日、先輩が大ケガするサキヨミを見た事をきっかけに、同じ力を持つ同級生・瀧島幸都(たきしま ゆきと)に出会う。

「僕と二人で、運命を変えるんだ。」
この一言がきっかけで、美羽は瀧島と共に、不幸な未来に抗おうと決意するが……!?未来を変えようと奔走する男女の、運命の物語――。

 
<著者:七海まち(ななみ・まち)さん プロフィール>

うお座のO型。東京都在住。第8回角川つばさ文庫小説賞一般部門金賞を受賞。受賞作を改題・改稿した本作でデビュー。好物は紅茶とモンブラン。朝起きることが苦手。飼い猫のうっとり顔に毎日癒やされている。猫はどんな柄でも大好きで、特に好きな柄は黒白ハチワレ。
※「カクヨム」からデビューした作家です。

 
<イラスト:駒形(こまがた)さん プロフィール>

大阪府在住のイラストレーター。主な作品に「探偵チームKZ事件ノート」シリーズ(講談社青い鳥文庫)、「ないしょのM組」シリーズ、『ロミオとジュリエット』、「サキヨミ!」シリーズ(すべて角川つばさ文庫)、『まんが人物伝 マリ・アントワネット』(KADOKAWA)など。

 
【第8回角川つばさ文庫小説賞 選考委員コメント】
※「デスコレ!」は本作の応募時タイトルです

◆宗田理さん(作家/代表作『ぼくらの七日間戦争』)
金賞の『デスコレ!―運命は、変えられる―』は、特殊な能力を持つ少女と少年が未来に挑む物語。主人公の葛藤が丁寧に書かれている。学園ものでありながら、その枠を飛びだした奇想天外なストーリーはぼくが望んでいたものだ。やや無理のある展開もあったが、こういう小説に果敢に挑戦したことを評価したい。

あいはらひろゆきさん(作家/著書に「くまのがっこう」「がんばれ!ルルロロ」『はっはっはくしょーん』「クローバーフレンズ」など)
この作家はとてもスキルが高く、文章のキレ味もあって素晴らしい才能を感じさせます。登場キャラクターも魅力的で説得力があり、また伏線の張り方やその回収もしっかりできていて、安心して読み進めることができました。ただ残念なのは、後半にかけて物語の展開が滞留、混乱してしまったことです。じっくりと整理しないまま書き進んだ印象があり、もったいない印象です。もう一度時間をかけて再考し、さらに一段レベルアップした作品に仕上げることを望みます。

◆本上まなみさん(女優/タレントとして活躍する他、エッセイや絵本などの著作も多数)
『デスコレ!―運命は、変えられる―』は他人の「良くない未来」が見えてしまう、特殊な能力を持った少女の物語。何か行動を起こしてしまえば当事者の運命をコントロールすることになるのではないかと主人公は苦悩しますが、もし自分なら? 重圧に耐えられないかも、とどきどきしながら読みました。登場人物それぞれの描写や全体の構成もよく考えられていて、非常に読みごたえがありました。『ヤシロさんは成仏できない』と2作同時に最終候補まで残ったのも特筆すべき点ですね。『ヤシロさん』は非常にポテンシャルの高い作品で、こちらの評価も高かったです。物語の内容を鑑み『デスコレ!』の方がつばさ文庫小説賞向きではないかということになりまして、今回こちらの作品へ贈賞することに決定しました。

 
〔もう一つの一般部門<金賞>受賞作『理花とおかしな実験室(1) お菓子づくりはナゾだらけ!?』は10月14日発売!〕

※10月刊本書の詳細は、角川つばさ文庫公式ホームページにて追って公表される予定です。

『理花とおかしな実験室』イラスト

『理花とおかしな実験室』イラスト

 
<やまもとふみ さん プロフィール>

福岡県出身で千葉県在住。福岡女子大学人間環境学部環境理学科卒業。山羊座のA型。趣味は街の散策と野球の観戦。好きなスイーツはホットケーキ。作るより食べるほうが好きです。

 

角川つばさ文庫について

「角川つばさ文庫」は、2009年3月に創刊。「次はどんな本を読もう?」そんな子どもたちの「読みたい気持ち」を応援する児童文庫レーベルです。青春、冒険、ファンタジー、恋愛、学園、SF、ミステリー、ホラーなど幅広いジャンルの作品を刊行しています。レーベル名には、物語の世界を自分の「つばさ」で自由自在に飛び、自分で未来をきりひらいてほしい。本をひらけば、いつでも、どこへでも……そんな願いが込められています。

主な作品に『ぼくらの七日間戦争』『新訳 ふしぎの国のアリス』『怪盗レッド』『いみちぇん!』『四つ子ぐらし』シリーズなど。毎月15日発行。
日ごろ発行。

★公式ホームページ:https://www.tsubasabunko.jp

 

角川つばさ文庫小説賞について

「角川つばさ文庫小説賞」は、小・中学生のこどもたちにもっと読書を楽しんでもらいたい、という願いを込めて2011年9月に創設された小説賞です。

「角川つばさ文庫」からの出版を前提とする〈一般部門〉、応募資格を中学生以下に限定した〈こども部門〉ともに、今年で第9回を迎え、毎年多くの作品が集まっています。

★公式ホームページ:https://www.tsubasabunko.jp/award/

 

サキヨミ!(1) ヒミツの二人で未来を変える!? (角川つばさ文庫)
七海 まち (著), 駒形 (イラスト)

二人の力で、未来を変える!?

【サキヨミ】
それは、人の顔を見ると、その人に起こる
“不幸な未来”が見えてしまう力のこと。

私、如月美羽(きさらぎ みう)。中学1年生。
物心ついたころから、「サキヨミ」の力を持ってるんだ。
人の不幸なんて見たくなくて、
“ぼっち”をつらぬいていたはずなのに、先輩が大ケガするサキヨミを見ちゃったの!
怖くてふるえていたら、とつぜん未来が変わりはじめて…。
現れたのは、同級生の瀧島君!
なんと、彼にもおどろきのヒミツがあったんだ。
さらに、弟の命にまで危険がせまってきて――!

第8回角川つばさ文庫小説賞金賞受賞作!

理花のおかしな実験室(1) お菓子づくりはナゾだらけ!? (角川つばさ文庫)
やまもと ふみ (著), nanao (イラスト)

お菓子作りは科学でミステリー!?

わたし理花(りか)! 理科が大キライな小学5年生。ある日、あこがれのクラスメイト・そらくんのヒミツ――パティシエを目指して修業してるって知っちゃった!
「たのむ! おれの菓子作り、手伝ってくれ!」
課題のお菓子を上手に作らないと、そらくん家のケーキ屋さんがつぶれちゃう!? 助けられるの、じつは〈理科がトクイ〉なわたしだけ――って、そんなのムリだよ~~~!!!
ふたりだけのヒミツの実験、はじまる!?
第8回角川つばさ文庫小説賞金賞受賞作!

 
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