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太田靖久さん初の単行本『ののの』刊行記念!写真家・金川晋吾さんや芥川賞作家・上田岳弘さんとのトークイベントを開催

太田靖久さん著『ののの』(書肆汽水域)

太田靖久さん著『ののの』(書肆汽水域)

二子玉川 蔦屋家電(東京・世田谷)では10月1日(木)に、小説家・太田靖久さん初の単行本『ののの』(書肆汽水域)の先行販売(一般販売は10月7日)を開始します。

また『ののの』の刊行を記念して、10月1日(木)に写真家の金川晋吾さん、また10月9日(金)に芥川賞作家の上田岳弘さんを招いてのトークイベントを開催します。

 

太田靖久さんデビュー10周年に初の単行本『ののの』が刊行!

太田靖久さんは2010年に第42回新潮新人賞を受賞しデビュー。その後、集英社から電子書籍『サマートリップ 他二編』を刊行したり、インディペンデント文芸ZINE『ODD ZINE』の企画・編集を務めたりと活躍していましたが、デビューから10年もの間、単行本は一冊も刊行されていませんでした。

 
二子玉川 蔦屋家電で人文コンシェルジュを務める北田博充さんは、純文学作品が単行本化されにくい現状をほんの少しでも変えたいと思い、ひとり出版社「書肆汽水域」を立ち上げ、10年・20年単位で長く読み継がれる文学作品を本にしています。そしてこの度、書肆汽水域の4冊目の本として、太田靖久さんの『ののの』を刊行します。

 
発売日である10月7日(水)は、太田靖久さんのデビュー10周年記念日です。
刊行を記念して、10月1日(木)には写真家の金川晋吾さんを、10月9日(金)には芥川賞作家の上田岳弘さんを対談相手として招き、二度の刊行記念トークイベントを開催。『ののの』刊行の経緯や、これまでの作家活動について、多岐にわたって語られる予定です。

 
あわせて、2020年10月1日(木)~14日(水)の期間、二子玉川 蔦屋家電 2階ギャラリーにて、「ののの」の作品世界からイメージされた金川晋吾さんの写真作品の展示も行われます。

 

『ののの』刊行記念 太田靖久さん×金川晋吾さんトークイベント

■開催日時:2020年10月1日(木) 18:00~19:30(開場15分前)
※本イベントはオフライン(二子玉川 蔦屋家電 内)とオンライン同時開催イベントです。

■定員:オフライン10名、 オンライン定員なし

■ゲスト:太田靖久さん、金川晋吾さん(司会:北田博充さん)

■申込方法:二子玉川 蔦屋家電 1階BOOKレジ、 または https://peatix.com/event/1628635 よりお申し込みください。

■主催:二子玉川 蔦屋家電 BOOK

■問い合わせ先:03-5491-8550(二子玉川 蔦屋家電 BOOK)

★参加方法など詳細:https://store.tsite.jp/futakotamagawa/event/shop/15740-1414110905.html

 

『ののの』刊行記念 太田靖久さん×上田岳弘さんトークイベント

■開催日時:2020年10月9日(金) 18:00~19:30(開場15分前)
※本イベントはオフライン(二子玉川 蔦屋家電 内)とオンライン同時開催イベントです。

■定員:オフライン10名、 オンライン定員なし

■ゲスト:太田靖久さん、上田岳弘さん(司会:北田博充さん)

■申込方法:二子玉川 蔦屋家電 1階BOOKレジ、 または https://peatix.com/event/1628770 よりお申し込みください。

■主催:二子玉川 蔦屋家電 BOOK

■問い合わせ先:03-5491-8550(二子玉川 蔦屋家電 BOOK)

★参加方法など詳細:https://store.tsite.jp/futakotamagawa/event/shop/15745-1641000905.html

 

登壇者プロフィール

小説家・太田靖久さん(撮影:金川晋吾さん)

小説家・太田靖久さん(撮影:金川晋吾さん)

■太田靖久(おおた・やすひさ)さん

1975年、神奈川県生まれ。2010年「ののの」で第42回新潮新人賞を受賞。2019年7月、電子書籍『サマートリップ 他二編』(集英社)を刊行。2020年10月、単行本『ののの』(書肆汽水域)を刊行。

フィルムアート社ウェブマガジン「かみのたね」で「犬たちの状態」(共作/写真家・金川晋吾さん)を連載中。その他、インディペンデント文芸ZINE「ODD ZINE」を企画編集したり、コンセプチュアル書店「ブックマート川太郎」を展開している。

★Twitter:https://twitter.com/ohta_yasuhisa?lang=ja

写真家・金川晋吾さん

写真家・金川晋吾さん

■金川晋吾(かながわ・しんご)さん

1981年、京都府生まれ。神戸大学発達科学部卒業。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。三木淳賞、さがみはら写真新人奨励賞を受賞。

2016年青幻舎より『father』刊行。近年の主な展覧会に、2019年「同じ別の生き物」アンスティチュ・フランセ、2018年「長い間」横浜市民ギャラリーあざみ野、など。

★HP:http://kanagawashingo.com/

小説家・上田岳弘さん

小説家・上田岳弘さん

■上田岳弘(うえだ・たかひろ)さん

1979年、兵庫県生まれ。純文学・SF作家。早稲田大学法学部卒業。すばるクティーク賞選考委員。2005年に設立されたソリューションメーカーの役員を勤める傍ら小説を執筆している。

2015年、AIの発展をモチーフのひとつに据えた「私の恋人」で第28回三島由紀夫賞を受賞、2019年には仮想通貨をテーマとした「ニムロッド」を発表、IT業界でも注目を集める。その他の受賞・顕彰に、「太陽」で第45回新潮新人賞、「GRANTA」誌Best of Young Japanese Novelists、「ニムロッド」で第160回芥川龍之介賞、『塔と重力』で第68回芸術選奨文部科学大臣新人賞など多数。

 

『ののの』概要

曖昧な世界の境界線、簡単にはわかりあえない他者との関係を描き、「自由とは何か」? という問いを投げかける太田靖久さんの小説は、読者に「目を凝らし想像すること」を求めているかのようです。

すぐには全体が見渡せない不穏な作品世界の中を、一歩一歩想像しながら歩いていると、いつしか道が開け自由な場所へと導かれる。そんな、自由で不自由な小説集です。 (「ののの」「かぜまち」「ろんど」の三編を収録)

 
『ののの』は二子玉川 蔦屋家電 店頭およびオンラインストアにて、2020年10月1日(木)より先行販売されます。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/ftk-tsutayaelectrics/mbk9784990889937.html

 

書肆汽水域について

書肆汽水域ロゴ

書肆汽水域ロゴ

書肆汽水域(しょしきすいいき)は、二子玉川 蔦屋家電で文学コンシェルジュを務める北田博充さんが、自分の売りたい本を、自分の手でつくって売る「ひとり出版社」です。

これまでに2016年『これからの本屋』(北田博充さん)、2018年『落としもの』(横田創さん)、2019年 『多田尋子小説集 体温』(多田尋子さん)と3冊の本をつくり、今回刊行する太田靖久さんの『ののの』が4冊目の本となります。

★公式サイト:http://kisuiiki.com/
★Twitter:https://twitter.com/shoshikisuiiki

 

ののの
太田 靖久 (著)

「何かを想像する時には、その想像の中で自分が想像していないことが起こりうることを想像しておけ」(「ののの」より)

「視線を向けられるのはせいぜい一つの所だけだろう。外ではなく内に視線を注げと、誰かに強要されている気持ちになる。でもその誰かとは、一体誰だろうか」(「かぜまち」より)

「海が縮んだ分、砂漠が減っている。そうなると世界はみんな均一になって人間も同じ顔になっちゃいそうだ」(「ろんど」より)

曖昧な世界の境界線、簡単にはわかりあえない他者との関係を描き、「自由とは何か」?という問いを投げかける太田靖久の小説は、読者に「目を凝らし想像すること」を求めているかのようです。 すぐには全体が見渡せない不穏な作品世界の中を、一歩一歩想像しながら歩いていると、いつしか道が開け自由な場所へと導かれる。そんな、自由で不自由な小説集です。 (「ののの」「かぜまち」「ろんど」の三編を収録)

 
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