内田洋子さん連載「デカメロン2020を待ちながら」がスタート　「24人から届いた20万字の「ラブリーレター」へ、今度は私が返事を書きます」

内田洋子さん連載「デカメロン2020を待ちながら」がスタート

方丈社のHPにて連載されていた、内田洋子さん企画・取材・翻訳の「デカメロン2020」（https://hojosha.co.jp/free/decameron2020_24）は、1348年のペストの蔓延からフィレンツェ郊外に逃れた若い男女10人が10日間語りつくす、ジョヴァンニ・ボッカチォの古典『デカメロン』のリアル・イタリア版として好評を博していましたが、緊急事態宣言の緩和とともに、4月28日の日記をもって終了しました。

悩み、笑い、悲しみながらも希望をつないで書き続けた24人の若者たちは、その後どんな思いをもち、どう過ごしているのか――。来る日も来る日もコロナ禍からの再出発を待っていた若者たち。彼らの未来へ続く「小さな声」を内田洋子さんがつむぐ新連載「デカメロン2020を待ちながら」がスタートしました。

★デカメロン2020：https://hojosha.co.jp/free/decameron2020_24
★デカメロン2020を待ちながら：https://hojosha.co.jp/free/waitingfor_decameron2020

「24人から届いた20万字の「ラブリーレター」へ、今度は私が返事を書きます」（内田洋子さん）

連載「デカメロン2020を待ちながら」は現在、第2回まで方丈社のHPにて掲載中です（一部を以下に抜粋）。

 
第2回（2020.06.29）
いくつものミラノが重なる店。あの日に会いに行く。

いつもそばにいた大切な人やペット、物が、ある日消えてしまう。
次の日から、周囲の景色が変わる。失ったピースに、代えはない。
穴が空いたまま四季を一巡し、しかたなく、いなくなってからの毎日がこれからの日常の風景になっていく。

前と今、これから。いくつもの時間が並び、進む。パラレルワールドのように。

(続きはHPにて→ https://hojosha.co.jp/free/waitingfor_decameron2020）

 
本連載では、読者の方たちからのイタリアの若者たちへのメッセージを募集しています。
★問い合わせ先：https://hojosha.co.jp/free/inquirydesk

寄せられたメッセージを内田洋子さんがイタリア語に訳して若者たちに伝えます。
若者たちが、イタリアから動画で答えることも！

なお、動画のイタリア語は内田洋子さんが翻訳して、寄せられたメッセージとともに、本連載に掲載される場合があります。

本連載のスタートに合わせて「デカメロン2020を待ちながら」のInstagramアカウントを開設！

★Instagramアカウント（@waitingfor_decameron2020）：https://instagram.com/waitingfor_decameron2020/

こちらのインスタグラムでは、コロナ禍のイタリアで希望をつないで書き続けた24人の若者たちから、”イタリアの今”を映したビデオが続々と届いています。

コメントは内田洋子さん訳です。イタリアのミニ旅行情報のようで、旅に出た気分にもなれます。方丈社刊の『モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語』に登場するベルトーニ書店なども登場しています。

内田洋子さん プロフィール

内田洋子（うちだ・ようこ）さんは、1959年神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。通信社ウーノ・アソシエイツ代表。

2011年『ジーノの家　イタリア10景』(文春文庫)で日本エッセイスト・クラブ賞、講談社エッセイ賞をダブル受賞。2019年「ウンベルト・アニエッリ記念ジャーナリスト賞」受賞。

著書に『ミラノの太陽、シチリアの月』(小学館文庫)、『皿の中に、イタリア』(講談社文庫)、 『イタリア発イタリア着』(朝日文庫)、『十二章のイタリア』(東京創元社)、『対岸のヴェネツィア』(集英社)、 『モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語』、『もうひとつのモンテレッジォの物語』(方丈社)など。最新刊は『サルデーニャの蜜蜂』(小学館)。

 
【関連】
▼デカメロン2020を待ちながら – 方 丈 社
▼デカメロン2020（Decameron2020）_24 – 方 丈 社
▼『デカメロン2020を待ちながら』(@waitingfor_decameron2020) – Instagram写真と動画