荻原浩さんロングセラー『神様からひと言』が15年かけて80万部を突破! 1万部以上を売り上げた書店も
2005年3月に初版2万5千部で刊行された荻原浩さん著『神様からひと言』(光文社文庫)は、2017年までに41刷72万8千部のロングセラーを記録しました。そして、2014年までに1万部以上を販売していた「ブックスタジオ 新大阪店」が2019年11月末から5年ぶりに仕掛け販売をはじめたところ、同店のランキング1位に返り咲きました。ほかの書店でも再びブレイクし、2020年に入って7万5千部を重版。このたび46刷重版が決定し、発売から15年を経て、ついに累計80万部を突破しました。
“驚異の大ロングセラー”光文社文庫『神様からひと言』が累計80万部を突破! 1万部以上を売り上げた「ブックスタジオ 新大阪店」書店員さんのコメントを公開
【「ブックスタジオ 新大阪店」書店員・網頭美里さんコメント】
「この本はもともと、当店で累計1万冊以上の売上実績があったので、5年ぶりにもう一度手作りの帯をつけて仕掛け販売をはじめました。ビジネスマン向けの商品と思いきや、よく目立つ手書き風のPOPと黄色の帯、ニーズを選定しないPOPの文言、そして何より“神様からひと言”というタイトルに皆さま惹かれておられるようで、10代~60代男女問わず幅広い年齢の方に購入していただいております。1日で多い時には20冊以上売れ、瞬く間にランキング1位に! 当店の主力商品となりました。まさに神様がおりてきた感じです!!」
『神様からひと言』あらすじ
<あらすじ>
不本意な異動、でも辞められない。
痛快、切なさ、会社員物語。
大手広告代理店を辞め、「珠川食品」に再就職した佐倉凉平。
入社早々、販売会議でトラブルを起こし、リストラ要員収容所と恐れられる「お客様相談室」へ異動となった。クレーム処理に奔走する凉平。じつは、プライベートでも半年前に彼女に逃げられていた。ハードな日々を生きる彼の奮闘を、神様は見てくれているやいなや…。サラリーマンに元気をくれる傑作長編小説!
著者プロフィール
著者の荻原浩(おぎわら・ひろし)さんは、1956年、埼玉県生まれ。1997年「オロロ畑でつかまえて」で小説すばる新人賞を受賞。
2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞、2016年『海の見える理髪店』で直木三十五賞を受賞。2020年に『人生がそんなにも美しいのなら』で漫画家としてもデビュー。
近著に、『海馬の尻尾』『それでも空は青い』『楽園の真下』などがある。
神様からひと言 (光文社文庫) 荻原 浩 (著) |