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【渋沢・クローデル賞】フランス側はパリ第7大学の非常勤講師・アルノ・グリボさんが受賞

日本とフランスそれぞれで、相手国の文化に関してなされた優れた研究成果に対して贈られる第34回(2017年度)の「渋沢・クローデル賞」(日仏会館・読売新聞社主催)のフランス側の審査会が6月29日、パリで行われました。

 

渋沢・クローデル賞のフランス側の受賞作が決定

読売新聞の報道によると、受賞作は、パリ第7大学の非常勤講師、アルノ・グリボさん(29)の博士論文「日本の政治体制の再編~1990年代以降の政治システムにおける官僚制」に決定したとのことです。

論文では、「日本政治において『政治主導』を目指した取り組みが進む中、政策の形成過程や、官僚の政治への関わり方の変化を検証した」とのことです。

 
なお、日本側の受賞作は、すでに先日、渡辺優さんの『ジャン=ジョゼフ・スュラン― 一七世紀フランス神秘主義の光芒』に、また、奨励賞に宮下雄一郎さんの『フランス再興と国際秩序の構想―第二次世界大戦期の政治と外交』が選ばれています

 

渋沢・クローデル賞とは

公益財団法人日仏会館が1984年に創立60周年を迎えたのを機に、創立者である渋沢栄一とポール・クローデルの二人を記念して、同会館と毎日新聞社との共催で、渋沢・クローデル賞が創設されました。これは日仏両国において、それぞれ相手国の文化に関してなされたすぐれた研究成果に対して贈られます。なお、2008年度より、読売新聞社が毎日新聞社に代わり共催に加わっています。在日フランス大使館が後援、渋沢栄一記念財団、帝京大学が協賛。

両国でそれぞれ1名が受賞し、受賞者には日本・フランス間往復航空券と、相手国での一ヶ月間の滞在費が贈呈されます。

 
【関連】
渋沢・クローデル賞、仏側はアルノ・グリボさん : カルチャー : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
渋沢・クローデル賞 – 日仏会館
【渋沢・クローデル賞】渡辺優さんが受賞 奨励賞に宮下雄一郎さん | 本のページ

 


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