本のページ

SINCE 1991

池上彰さん×増田ユリヤさん『感染症対人類の世界史』刊行 希望は歴史にあり!――人類は感染症とどう向き合い、克服してきたか?

池上彰さん×増田ユリヤさん著『感染症対人類の世界史』

池上彰さん×増田ユリヤさん著『感染症対人類の世界史』

ポプラ社は、新型コロナウイルス感染拡大が続く中、感染症と人類の戦いの歴史が今に活かせる学びの一助となることを目指し、池上彰さん×増田ユリヤさん著『感染症対人類の世界史』(ポプラ新書)を5月1日に刊行(電子書籍版は先行配信中)します。

 

感染症との戦い方は歴史から学べ! デマや差別に人類はどう対処してきたか?

これまで何度となく繰り返されてきた感染症と人類の戦い。天然痘、ペスト、スペイン風邪……そして新型コロナウイルス。シルクロードの時代から人と物の行き来がさかんになり、暮らしが豊かになるにしたがって、感染症も世界中に広がっていきました。

 
◎感染症拡大で起きたデマや差別にどう対応してきたのか
◎日本の天平の大疫病の時に行われた復興政策とは
◎ヨーロッパを何度も苦しめペストは、社会構造を大きく変えた
◎死の前では貴族も農民も平等。感染症流行が影響を与えた芸術作品たち
◎コロンブスの新大陸発見の裏にある疫病とは

…など、感染症の流行が、人類に問うてきたことから、冷静に感染症と向き合う術を学ぶことができます。

 
<「あとがき」より>

「人間は死に勝つことはできない。でも、人間たちの叡智は、死の訪問を遅らせることはできるはずです。現在の新たな感染症との闘いの最中、私たちは、過去の闘いの経験から学べることがあるはずです」

 

本書の構成

第1章 シルクロードが運んだ病原菌

第2章 世界史をつくった感染症――天然痘

第3章 世界を震え上がらせた感染症――ペスト

第4章 感染症が世界を変えた――日本編

第5章 世界大戦を早めた「スペイン風邪」

第6章 人類の反撃始まる

第7章 今も続く感染症との戦い

 

著者プロフィール

 
■池上彰(いけがみ・あきら)さん

1950年、長野県生まれ。ジャーナリスト、名城大学教授、東京工業大学特命教授、東京大学客員教授、愛知学院大学特任教授。立教大学、信州大学、日本大学、関西学院大学、順天堂大学でも講義を担当。

慶應義塾大学卒業後、1973年にNHK入局。1994年から11年間、『週刊こどもニュース』のお父さん役として活躍。2005年に独立。「知らないと恥をかく世界の大問題」シリーズ、『政界版 悪魔の辞典』(いずれも角川新書)など著書多数。

 
■増田ユリヤ(ますだ・ゆりや)さん

神奈川県生まれ。國學院大學卒業。27年にわたり、高校で世界史・日本史・現代社会を教えながら、NHKラジオ・テレビのリポーターを務めた。

日本テレビ『世界一受けたい授業』に歴史や地理の先生として出演のほか、現在コメンテーターとしてテレビ朝日系列『グッド!モーニング』などで活躍。日本と世界のさまざまな問題の現場を幅広く取材・執筆している。

 

感染症対人類の世界史
池上 彰 (著), 増田 ユリヤ (著)

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です