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新型コロナウイルス感染対応!光文社が「光文社古典新訳文庫」5点を期間限定で無料公開!

新型コロナウイルス感染対応!光文社が「光文社古典新訳文庫」5点を期間限定で無料公開!

新型コロナウイルス感染対応!光文社が「光文社古典新訳文庫」5点を期間限定で無料公開!

新型コロナウイルス感染拡大により、学校の休校や施設の閉鎖が継続しています。そのような状況のなか、自宅等で過ごす学生も多いことから、光文社は、「光文社古典新訳文庫」のラインナップから、『ナルニア国物語』など特に中高生に人気の高い5作品を、読書情報サイト「本がすき。」で無料公開しました。3月23日(月)から4月5日(日)までの期間限定となります。

 

中高生に人気の「光文社古典新訳文庫」5点を期間限定で無料公開!

■無料公開作品タイトル
『読書について』(ショーペンハウアー)
『初恋』(トゥルゲーネフ)
『デーミアン』(ヘッセ)
『1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編』(O・ヘンリー)
『魔術師のおい ナルニア国物語1』(C・S・ルイス)

■無料公開期間:3月23日(月)~4月5日(日)

★作品公開URL:読書情報サイト「本がすき。」の「スタンド」コーナー(https://honsuki.jp/stand

 
【「光文社古典新訳文庫」編集長コメント】
「イベントや公演、スポーツなどの大会中止が相次ぐなど、明るい話題が少ないですが、逆に時間が十分あると発想をかえてみてはどうでしょう。ゆっくり、じっくり本を読む。古典作品だからこそ楽しめる読書なんじゃないかなと思います」(編集長・中町俊伸さん)

 

公開作品のあらすじ&著者プロフィール〔敬称略〕

 
◆『読書について』

「読書は自分で考えることの代わりにしかならない。自分の思索の手綱を他人にゆだねることだ」……。率直さゆえに辛辣に響くアフォリズムの数々。その奥底には、哲学者ショーペンハウアーならではの人生哲学と深いヒューマニズムがあります。それが本書の最大の魅力です。

◎著者:アルトゥール・ショーペンハウアー
1788-1860。ダンツィヒ生まれのドイツの哲学者。「生の哲学」の祖。主意主義とペシミズムの代表者。ゲッティンゲン大学で自然科学・歴史・哲学を学び、プラトンとカント、インド哲学を研究する。イェーナ大学で論文「充足理由律の四根について」によりドクトルの学位取得後、1820年ベルリン大学講師となったが、当時ヘーゲル哲学が全ドイツを席巻、人気絶頂のヘーゲル正教授に圧倒され辞任し、在野の学者となる。主著である『意志と表象としての世界』(1819‐1844)を敷衍したエッセイ『余録と補遺』(1851)がベストセラーになると、彼の思想全体も一躍注目を集め、晩年になってから名声を博した。

◎訳者:鈴木芳子
1987年、早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了(ドイツ文学専攻)。翻訳家・早稲田大学非常勤講師。
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 
◆『初恋』

ロシアの帝政が、崩壊の予兆にふるえる時代に誕生した、トゥルゲーネフの自伝的中編。主人公の告白をやわらかな語り口調に変えた、みずみずしい感性があふれる新訳。
<物語>少年と年上の公爵令嬢
16歳の少年ウラジーミルは、年上の公爵令嬢ジナイーダに、一目で魅せられる。初めての恋にとまどいながらも、思いは燃え上がる。しかしある日、彼女が恋に落ちたことを知る。だが、いったい誰に? 初恋の甘く切ないときめきが、主人公の回想で綴られる。作者自身がもっとも愛した傑作。

◎著者:イワン・セルゲーエヴィチ・トゥルゲーネフ
1818-1883。ロシアの小説家・劇作家。深い教養と冷静な観察力で、ロシア社会が抱える問題をテーマに幾多の名作を書いた。若き日に無政府主義者バクーニンとの共同生活を体験し、50代ではフローベールやゾラと交際するなど、ロシアとヨーロッパの作家、思想家との交流を通じ、両者の懸け橋となった。主作品に『貴族の巣』『ルージン』『父と子』などがある。

◎訳者:沼野恭子
ロシア文学研究家・翻訳家。東京外国語大学講師。主著に『アヴァンギャルドな女たち―ロシアの女性文化』『世界の食文化〈19〉ロシア』、主訳書に『ペンギンの憂鬱』(クルコフ)、『それぞれの少女時代』(ウリツカヤ)、『墜ちた天使―アザゼル』(アクーニン)ほかがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 
◆『デーミアン』

些細な嘘をついたために不良に強請られていたエーミール。だが転校してきたデーミアンと仲良くなるや、不良は近づきもしなくなる。デーミアンの謎めいた人柄と思想に影響されたエーミールは、やがて真の自己を求めて深く苦悩するようになる。少年の魂の遍歴と成長を見事に描いた傑作。

◎著者:ヘルマン・ヘッセ
1877‐1962。ドイツの作家。両親はキリスト教伝道者。神学校に進むが学校生活になじめず、神経を病み退学。その後も高校を退学、3日で書店を退職するなど挫折を繰り返す。しかし独学で勉強し、27歳で出した初めての小説『ペーター・カーメンツィント』で成功を収め、有名作家となる。1946年ノーベル文学賞受賞。1962年、脳内出血のため自宅で睡眠中に死去。

◎訳者:酒寄進一
1958年生まれ。ドイツ文学翻訳家。和光大学教授。『犯罪』(シーラッハ)で2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第1位を受賞。
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 
◆『1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編』

アメリカの原風景とも呼べるかつての南部から、開拓期の荒々しさが残る西部、そして大都会ニューヨークへ――さまざまに物語の舞台を移しながら描かれた、O・ヘンリーの多彩な作品群。20世紀初頭、アメリカ大衆社会が勃興し、急激な変化を遂げていく姿を活写した、短編傑作選。

◎著者:O・ヘンリー
1862-1910。アメリカの小説家。ノースカロライナに生まれ、テキサスで創作を始める。銀行勤務のかたわら週刊新聞を発行するが横領容疑で起訴され、中米ホンジュラスに逃亡する。帰国後、オハイオ州立刑務所に服役。出所した後はニューヨークに活動の拠点を移し、新聞・雑誌に多数の短編を発表して一躍人気作家に。没後、優れた英語の短編作品に与えられるO・ヘンリー賞が創設された。

◎訳者:芹澤 恵
成蹊大学文学部卒業。英米文学翻訳家。訳書に、『夏草の記憶』(クック)、『愛しのクレメンタイン』(クラヴァン)、『夜のフロスト』(ウィングフィールド)、『裁きの街』(ピータースン)、『真夜中の青い彼方』(キング)などがある。
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 
◆『魔術師のおい ナルニア国物語1』

魔法の指輪で異世界に迷い込んだディゴリーとポリーは、廃都に眠る悪の女王を誤って復活させ、ロンドンに連れ帰ってしまう。女王を元の世界に戻そうとするが、入り込んだのはまた別の世界。そこでは今まさに一頭のライオンが新しい国を創造しようとしていた。ナルニア最初の冒険!

◎著者:C・S・ルイス
1898-1963。イギリスの小説家、学者。北アイルランド、ベルファストで下級弁護士の父と牧師の娘である母との間に生まれる。幼少の頃から、動物を擬人化した話や妖精物語に魅せられる。オックスフォード大学に進むが、途中で第一次世界対戦に召集される。復学後は英文学で優等の成績を収め卒業。その後同学の特別研究員を経てケンブリッジ大学の教授に就任。文学やキリスト教に関する著作を次々と発表し、宗教書『悪魔の手紙』(1942年)が世界的ベストセラーになる。そのかたわら創作も進めていたが、1950年に出版された『ナルニア国物語』の第一巻『ライオンと魔女と衣装だんす』でさらなる名声を得ることになった。シリーズ最終巻『最後の戦い』(1957年)は、優れた児童文学に送られるカーネギー賞を受賞した。

◎訳者:土屋京子
1956年生まれ。東京大学教養学部卒。翻訳家。訳書に『あしながおじさん』(ウェブスタ-)、『トム・ソーヤーの冒険』『ハックルベリー・フィンの冒険』(トウェイン)、『秘密の花園』(バーネット)、『仔鹿物語』(ローリングズ、以上光文社古典新訳文庫)、『部屋』(ドナヒュー)、『ワイルド・スワン』(ユン・チアン)、『EQ?こころの知能指数』(ゴールマン)ほか多数。

★ナルニア国物語 特設サイト:https://www.kotensinyaku.jp/narnia/

 
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