谷川俊太郎さんが訳す“いのちの真実”『わたしのやま』刊行 「私の善いことは あなたの悪いこと」 両サイドの表紙から始まる2つの物語

絵本『わたしのやま』(作:フランソワ・オビノさん/絵:ジェローム・ペラさん/訳:谷川俊太郎さん)
世界文化社は、絵本『わたしのやま』(作:フランソワ・オビノさん/絵:ジェローム・ペラさん/訳:谷川俊太郎さん)を刊行しました。
羊飼いの視点と狼の視点で、表・裏表紙の両サイドから描く2つの物語
この絵本は両サイドの表紙から始まる2つの物語です。
一見、相対する羊飼いと狼の同じ山でのそれぞれの生活を描き、敵か味方か、正義か悪か、といった単純化したフィルターを外して物事を見ることの大切さを伝えています。
訳者は日本を代表する詩人・谷川俊太郎さん。羊飼いの視点と狼の視点で、表・裏表紙の両サイドから読むことができ、しかも文章は両サイドとも同じものになっています。
フランスでは「アンコリュプティブル賞」(2019-2020)にセレクションされています。
はじめは羊飼いの視点で見ていた自分が、読み込んでいくうちに、狼にもどこか自分と重なる部分を見出し、「果たしてこの狼は自分にとって憎い敵なのだろうか?」と考えさせられる作品です。

羊飼いの視点

狼の視点
谷川俊太郎さん コメント
「人間の立場と狼の立場が、<いのち>の眼で見れば同じという真実を、テキストとレイアウトのアイデアに溢れた工夫で、シンプルに描き出しているところが新鮮です。」
わたしのやま フランソワ・オビノ (著), ジェローム・ペラ (イラスト), 谷川 俊太郎 (翻訳) |
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