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たったひとりで「センジュ出版」を立ち上げた吉満明子さんエッセイ『しずけさとユーモアを 下町のちいさな出版社 センジュ出版』刊行

吉満明子さん著『しずけさとユーモアを 下町のちいさな出版社 センジュ出版』

吉満明子さん著『しずけさとユーモアを 下町のちいさな出版社 センジュ出版』

エイ出版社(※「エイ」は木へんに世)は、たったひとりで「センジュ出版」を立ち上げた吉満明子さんのエッセイ『しずけさとユーモアを 下町のちいさな出版社 センジュ出版』を刊行しました。

 

出版不況のなかで存在感を増すマイクロ出版社、「センジュ出版」成功の理由

かつてメジャー出版社の敏腕編集長として活躍した著者は、東日本大震災、出産などを経験し、自身の働き方と本づくりの原点を見つめ直した結果、たったひとりで出版社を立ち上げます。

 
約4年間で7冊を刊行し、その多くが重版を重ねるという「センジュ出版」。6畳2間の社内には、ちゃぶ台ひとつのカフェが設けられ、ここで「文章てらこや。」という講座を定期的に開くなど、そのユニークなビジネススタイルからメディア露出も多く、マイクロ出版社としては特異な存在感を放っています。

 
2017年には、著者みずからが企画した書籍をもとに、映画『8年越しの花嫁~奇跡の実話』(主演:佐藤健さん・土屋太鳳さん/監督:瀬々敬久さん/配給:松竹)が公開されています。

 
出版不況といわれる近年において、なぜセンジュ出版の本が多くのファンをつかみ、人々を惹きつけるのか? 吉満さんの人生、本づくりに対する想い、会社立ち上げと運営の秘話などを、吉満さん自身が綴っています。

 

本書の目次

1章 編集とはこえを聴くこと

2章 揺さぶられた人生

3章 6畳2間の出版社

4章 2冊の本の誕生

5章 いくつかの涙

6章 映画と弱さと愛しさと

7章 しずけさとユーモアを

 

吉満明子さん プロフィール

著者の吉満明子(よしみつ・あきこ)さんは、1975年、福岡県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。株式会社センジュ出版代表取締役。「book cafe SENJU PLACE」と「本と酒 スナック明子」のオーナー。

編集プロダクションや出版社勤務を経て、2015年にセンジュ出版を足立区千住に創業。趣味はキャンプとブローチ集め。

 

しずけさとユーモアを 下町のちいさな出版社 センジュ出版
吉満 明子 (著), エイ出版社編集部 (編集)

まちに出版社を立ち上げた女性がつづる、編集者を目指した学生時代からこれまでのちいさな物語

2015年9月1日、足立区千住にちいさなひとり出版社が立ち上がります。
まちの名前を借りたその出版社の名前は『センジュ出版』。まちの編集も視野に入れつつ、本をつくって届けるこの出版社が設立して4年。その間いくつかのちいさくてたしかな物語が生まれ、出版された6冊の本が、その物語と共に手から手へと渡され続けています。
この会社がどうして生まれることになったのか、なぜ「しずけさ」と「ユーモア」を大切にすることになったのか、作っている本にどんな意味を込めているのかを、代表自らが自身の学生時代からを振り返りながら書き下ろしました。震災と出産を経て、消費に追いかけられず「くらす」ようにはたらくことを目指したこの出版社の日々、そっとのぞいてみませんか。

 
【関連】
センジュ出版 | 「しずけさ」と「ユーモア」を大切にする、まちのちいさな出版社

 


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