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【読売・吉野作造賞】東京外国語大学教授・篠田英朗さん『集団的自衛権の思想史 憲法九条と日米安保』が受賞

第18回読売・吉野作造賞の受賞作は、東京外国語大学教授・篠田英朗さんの『集団的自衛権の思想史──憲法九条と日米安保 』(風行社)に決定しました。

 

読売・吉野作造賞とは

読売・吉野作造賞は、読売論壇賞と中央公論新社の吉野作造賞を統合する形で2000年に創設。政治・経済・社会・歴史・文化の各分野における優れた論文、および単行本を顕彰します。前年1月から12月までに発表された単行本、雑誌論文が対象。受賞者には、正賞の文箱と副賞300万円が贈られます。

選考委員は、猪木武徳さん(大阪大学名誉教授/座長)、山内昌之さん(明治大学国際総合研究所特任教授)、北岡伸一さん(国際協力機構理事長)、白石隆さん(立命館大学特別招聘教授)、吉川洋さん(立正大学教授)、老川祥一さん(売新聞グループ本社取締役最高顧問・主筆代理)、大橋善光さん(中央公論新社社長)。

 

今回の受賞作について

今回受賞した篠田英朗さんの『集団的自衛権の思想史──憲法九条と日米安保 』は、集団的自衛権と憲法9条の整合性に関する論議を、憲法の国際協調主義を重視する立場から問い直した著書です。

 
なお、贈賞式は7月18日に、東京・丸の内のパレスホテル東京にて開催。

 

集団的自衛権の思想史──憲法九条と日米安保 (風のビブリオ)
日本国憲法には9条と並んで国際協調主義が明確に述べられている。しかしその国際協調主義が、安保法制をめぐる議論が(制定を推進する側も反対する側も)「内向き」の性格を帯びるなかで「瀕死の重傷」を負ってしまった、と著者は嘆く。
憲法典に「集団的自衛権を行使してはならない」と書かれているわけではない。それにもかかわらず違憲だと言う(言われてきた)背景には歴史的経緯や独特の理路があった。本書ではそれを戦後史におけるいくつかの重要な分岐点をたどりつつ詳細に検討する。そしてその背後に日本の憲法学の独特のありかたを見出す。

 
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