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日本で初めて「世界史」を出版した山川出版社が70年ぶりに『世界史概観』『日本史概観』を復刻

日本で初めて「世界史」を出版した山川出版社が70年ぶりに『世界史概観』『日本史概観』を復刻

日本で初めて「世界史」を出版した山川出版社が70年ぶりに『世界史概観』『日本史概観』を復刻

山川出版社は、1949(昭和24)年に出版した『世界史概観』、1950(昭和25)年に出版した『日本史概観』を復刻した、『復刻版 世界史概観』『復刻版 日本史概観』(編:公益財団法人史学会)を刊行しました。

 

刊行の背景と意義

『世界史概観』『日本史概観』が編集されたのは、戦後、混乱の中で社会が大きく動いた時期です。

教育制度も改革され、高等学校に社会科が新設され「世界史」が履修されることになりました。その後、「日本史」の授業も再開されることになります。

戦前の中学校では「国史」「東洋史」「西洋史」という区分がなされており、「世界史」の概念自体がありませんでした。

 
海外では世界史の概説書もありましたが、多くは西洋の学者が書いたものでしたので、日本での「世界史」の構想は初めてであり、現在にもつながる大きな意義がありました。

 
このような中で『世界史概観』『日本史概観』が出版されました。山川出版社は本書を原型に教科書の発行へつなげ、今では高校の歴史教科書で第1位のシェア(2018年度世界史・日本史)を獲得するまでに至っています。

 
『世界史概観』『日本史概観』が出版された1949~1950年は、現代につながる新たな歴史像が提供された年だといえます。山川出版社では、70周年となる今年、その原点を振り返る復刻版の出版を企画し、7月末に刊行しました。

 
<復刻版の出版にあたって>

今回の復刻版の出版にあたり、山川出版社では、内容の完全な再現にこだわりました。紙面は当時と同じ縦書きで、活版印刷の文字、手書きの地図など刊行当時の風合いをそのまま味わうことができます。
なお、文字を読みやすくするため、やや大きく拡大しA5判の判型にしています。

 

山川出版社について

山川出版社は、「歴史書、教科書、学習参考書の山川」として高等学校の日本史・世界史・公民の教科書、学習参考書を始めとし、さまざまな歴史刊行物を出版しています。
特に高校の歴史教科書として「世界史」「日本史」共に高い評価を得ています。

近年では一般読者向けにWebサイト「Historist」(http://www.historist.jp/)を運営しています。

★URL:https://www.yamakawa.co.jp/

 

復刻版 世界史概観
史学会 (編集)

戦後の歴史教科書の原型を完全復刻!ここから戦後の歴史教育が始まった!昭和24~25年、歴史学界が変動した時期に、史学会がこれからの高校生のために責任あるテキストとして刊行。戦後の歴史教育の貴重な資料。

復刻版 日本史概観
史学会 (編集)

1950年に刊行された財団法人史学会編『日本史概観』の復刻版。第二次大戦後、新制高等学校の社会科に世界史が加えられたことに対応し高校生のために編まれた日本史概説書。

 


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