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【第9回アガサ・クリスティー賞】穂波了さん『月よりの代弁者』と折輝真透さん『それ以上でも、それ以下でもない』が受賞

早川書房は7月8日、第9回アガサ・クリスティー賞の受賞作品を発表しました。

 

第9回アガサ・クリスティー賞が決定!

第9回アガサ・クリスティー賞の最終選考会が7月5日、早川書房において開催され、受賞作品が次の通り決定しました。

 
■第9回アガサ・クリスティー賞

◎穂波了(ほなみ・りょう)さん
『月よりの代弁者』

◎折輝真透(おりてる・まとう)さん
『それ以上でも、それ以下でもない』

 
受賞者の穂波了さんは、1980年生まれ。千葉県在住。
折輝真透さんは、東京都在住。著書に「第4回ジャンプホラー小説大賞」金賞受賞作『マーチング・ウィズ・ゾンビーズ』があります。

穂波さんと折輝さんには、正賞としてクリスティーにちなんだ賞牌、副賞として賞金100万円(各50万円)が贈られます。贈賞式は11月22日、東京・信濃町の明治記念館にて開催。

また、受賞作品は早川書房より11月に単行本で刊行される予定です。

※受賞作品のあらすじ等、詳細は、https://www.hayakawa-online.co.jp/new/2019-07-08-163227.html をご覧ください。

 
選考委員は、北上次郎さん(評論家)、鴻巣友季子さん(翻訳家)、藤田宜永さん(作家)、清水直樹さん(ミステリマガジン編集長)。

詳しい選考過程、選評は『ミステリマガジン』11月号(9月25日発売)に掲載されます。

 
なお、最終候補作は以下の5作品でした。

【最終候補作】
◎『赤い三日月にさよならを』(藍原小夜さん)
◎『神の生まれる場所』(志与木香さん)
◎『月よりの代弁者』(穂波了さん)
◎『一途な家―あるいは赤屋敷の秘密―』(水野隆志さん)
◎『それ以上でも、それ以下でもない』(折輝真透さん)

 

アガサ・クリスティー賞について

アガサ・クリスティー賞は、「本格ミステリをはじめ、冒険小説、スパイ小説、サスペンスなど、アガサ・クリスティーの伝統を現代に受け継ぎ、発展、進化させる総合的なミステリ小説を対象とし、新人作家の発掘と育成を目的」とする公募の新人文学賞です。

早川書房と公益財団法人「早川清文学振興財団」が、英国アガサ・クリスティー社の協力を得て創設。アガサ・クリスティー社の公認を受けた世界で唯一のミステリ賞です。

 
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