本などの物々交換アプリ「スピラル」にSNS要素を取り入れた新機能が追加
本やDVD、ゲームをスマートフォンアプリ上で簡単に交換できるサービス「 Spirale(スピラル)」を運営する Hamee(ハミィ)株式会社は、シェアリング・エコノミーのさらなる活性化を目指し、新機能をリリースしたと発表しました。なお、Spirale(スピラル)はiOSに対応。
Spirale(スピラル)とは
「誰もが持っている本棚にある本を誰かにシェアし、また欲しい本を手に入れる」スピラルは、利用者(ヒト)の需要と、本棚に眠る本・DVD・ゲーム(モノ)の供給をマッチングする無料のシェアエコ型スマホアプリです。
フリマアプリの需要が著しく高まる中で、スピラルはお金を介さずに欲しいモノを手に入れることができるという従来のフリマアプリとは一線を画す新しいビジネスモデルです。
Spirale(スピラル)の新機能開発の経緯
2016年9月に「スピラル」iOS版がリリースされました。その後、ユーザー数・取引数が増える中で、モノとモノを交換する以上のユーザー間コミュニケーションが目立つようになりました。
本やCDは価値観や嗜好が表れるため、自分が出品した本やCDを欲しがる人には、趣味が似ていると見込んで自分の持っている別の本やCDも薦める等のコミュニケーションが生まれています。
スピラル内で交換が成立し、一度手にした本やCDを、ユーザー間のコミュニケーションを通して、再度出品し、また新しい別のモノを手に入れるというサイクルも増えつつあります。
この流れを受けて、モノが届くまでの時間や取引中だけでなくユーザー間のコミュニケーションがスピラルを通じて盛り上がることで、CtoC型のシェアエコが広がる可能性を感じ、新機能の開発に至ったとのことです。
Spirale(スピラル)の新機能とは
●メッセージルーム機能
お互いの取引のやりとりを「メッセージルーム」で進めることが可能になりました。通常のコミュニケーションに加えて「取引依頼」や「発送」、「取引中断」などの通知は全てメッセージルーム内に表示されます。
●再出品リクエスト機能
スピラルでは取引が終了した商品に対して「再出品リクエスト」をすることができます。取引が終了した商品全てが対象で、取引終了後は自動的に「再出品リクエスト可」となります。再出品リクエストは元の出品者ではなく、その商品を入手した人に通知されます。
●再出品機能
スピラル内で入手した商品をたったの3秒でスピラルに再出品することができます。実際に商品が再出品された際は、リクエストを行った人全員に「再出品の通知」が届きます。
Hameeは、「『読み終わった本を誰かにシェアし、また欲しい本を手に入れる』というスパイラルを繰り返すことで、ユーザーの生活がより豊かで創造力の溢れたものになる」との考えに基づき、「お金を介さないユーザー間取引の面白さが広がるようSNS要素を取り入れながら、安全に取引できる仕組みづくりに力を入れて」いくとのことです。
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