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【第52回小熊秀雄賞】柴田三吉さん『旅の文法』が受賞

【第52回小熊秀雄賞】柴田三吉さん『旅の文法』が受賞

【第52回小熊秀雄賞】柴田三吉さん『旅の文法』が受賞

小熊秀雄賞市民実行委員会は4月8日、第52回小熊秀雄賞の受賞作を発表しました。

 

第52回小熊秀雄賞が決定!

2018年1月から12月末までに刊行された詩集を対象とする第52回小熊秀雄賞には、全国から110点の応募があり、実行委員会による第1次審査で18点を選出、その中から第2次選考として、実行委員会と4人の選考委員が各2点を推薦し、7点が最終選考会にノミネートされました。
そして、4月6日に旭川市高砂台の旅館「扇松園」で開催された最終選考会において、次の通り受賞作が決定しました。

 
■第52回小熊秀雄賞

柴田三吉(しばた・さんきち)さん
『旅の文法』(ジャンクション・ハーベスト)

 
受賞者の柴田三吉さんは、1952年生まれ。東京出身。1994年に『さかさの木』で壺井繁治賞を受賞。

柴田さんには、正賞「詩人の椅子」と副賞30万円が贈られます。贈呈式は5月11日午後3時から旭川市内のアートホテル旭川で開催され、三浦綾子記念文学館館長・田中綾さんの記念講演も行われる予定です。

 
選考委員はアーサー・ビナードさん(詩人・エッセイスト)、佐川亜紀さん(詩人)、堀川真さん(絵本作家/名寄市立大准教授)、松井晶彦さん(演出家)の4名。

選考経過など詳細は、http://blog.livedoor.jp/ogumahideo/archives/52129791.html をご覧ください。

 
なお、第52回小熊秀雄賞の最終選考作品は、以下の7作品でした。

【最終選考作品】
◎若尾儀武さん『枇杷の葉風土記』(書肆子午線)
◎崔真碩さん 『サラム ひと』(夜光社)
◎友理さん  『雨の巨人』(響文社)
◎本田初美さん『芭露小景』(緑鯨社)
◎柴田三吉さん『旅の文法』(ジャンクション・ハーベスト)
◎門田照子さん『無刻塔』(竹林館)
◎谷口典子さん『刀利』(土曜美術出版)

 

小熊秀雄賞について

小熊秀雄賞は、北海道出身の詩人・小熊秀雄の業績を顕彰し、あわせて優れた現代詩の才能に賞を贈り、日本文学の発展に寄与することを目的に、1968年に旭川市で創設された文学賞です。

第40回までは旭川文化団体協議会が、第41回からは小熊秀雄賞市民実行委員会が主催し、旭川市が事業費の一部を助成しています。

同賞は、毎年過去1年以内(1月から12月まで)の期間に刊行された詩集を対象とし、公募方式となっています。賞は、正賞として「詩人の椅子」1脚、副賞として30万円が贈られます。

 
【関連】
第52回小熊秀雄賞決まる | お知らせ – 小熊秀雄賞

 


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