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五十嵐大介さんが「ねこのお医者さん」を描く、木地雅映子さんの幼年童話『ねこの小児科医ローベルト』が刊行

五十嵐大介さんが「ねこのお医者さん」を描く、木地雅映子さんの幼年童話『ねこの小児科医ローベルト』が刊行

五十嵐大介さんが「ねこのお医者さん」を描く、木地雅映子さんの幼年童話『ねこの小児科医ローベルト』が刊行

偕成社は、漫画家・五十嵐大介さんが「ねこのお医者さん」を描く、木地雅映子さんの幼年童話『ねこの小児科医ローベルト』を刊行しました。

 

寡作ながら、読書好きに注目されつづける作家・木地雅映子さんと、独特の世界観と美しい絵で人気の漫画家・五十嵐大介さんによる、あたたかでやさしい作品

『ねこの小児科医ローベルト』は、デビュー作『氷の海のガレオン』(群像新人文学賞優秀作)以来、「マイナークラブハウス」シリーズなどで読書好きに注目されつづける作家・木地雅映子さんと、『リトル・フォレスト』『海獣の子供』など、独特の世界観と美しい絵で人気の漫画家・五十嵐大介さんによる、ふしぎな猫のお医者さんの活躍を描く幼年童話です。

五十嵐さんは、以前、木地さんの『悦楽の園』(ポプラ社)の装画を手掛けており、今回はそれ以来のタッグとなります。

 
【あらすじ】

ローベルトは、夜中に具合が悪くなった子どものところに来てくれるお医者さんです。今夜はどの家にやってくるのでしょうか? 

夜中に吐いたり、お腹が痛くなったりして、ぐったりしてしまった男の子ユウくん。

お父さんが「小児科」の病院に片っ端から電話をかけても、つながりません。そのとき、お姉ちゃんのユキちゃんが偶然見つけたのは、「夜間救急専門小児科医 松田ローベルト」という番号でした。かけてみると、さっそく家へきてくれるというのです。そうして待っている家族のもとに現れたのは、白衣をきた猫!

猫のお医者さんローベルトは、てきぱきとユウくんに経口補水液をのませ、「ロタウイルスによる症状ですね」と診断してくれます。翌日になると、ユウくんはすっかり元気になっていました。ところが、両親は昨夜のできごとを何も覚えていません。そして、ローベルト先生も意外な姿に!

 
小さな子はかならずかかる胃腸炎。そのときの家族の心ぼそさや不安によりそう、猫のローベルト先生は、子どもたちだけでなく、子育て中のお父さんお母さんもはげましてくれます。こんなお医者さんいたらいいのになと、本を閉じた後はおもわず電話帳でその名前を探してしまうかもしれません。ローベルト先生のイケメンぶりからキュートな笑顔まで描きつくした五十嵐大介さんの絵にも注目したい作品です。

 

著者プロフィール

■作:木地雅映子(きじ・かえこ)さん

1971年生まれ。石川県出身。作家。日本大学芸術学部演劇学科卒業。

1993年「氷の海のガレオン」が群像新人文学賞優秀作となりデビュー。作品に『悦楽の園』、「マイナークラブハウス」シリーズ、『あたたかい水の出るところ』『夢界拾遺物語』などがある。

 
■絵:五十嵐大介(いがらし・だいすけ)さん

1969年生まれ。埼玉県出身。マンガ家。

作品に『魔女』(文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞)、『海獣の子供』(日本漫画家協会賞優秀賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞)、『リトル・フォレスト』『ディザインズ』など、絵本に『人魚のうたがきこえる』などがある。

 

ねこの小児科医ローベルト
よなかに、ぐあいがわるくなった子どものところにきてくれるおいしゃさん、それがねこのローベルト先生です。こんやは、どんな家にいくのでしょうか?

寡作ながら、読者に強い印象を残す作家 木地雅映子と、独特の世界観と絵で人気の漫画家 五十嵐大介による、あたたかでやさしい作品です。

 


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