【松本清張賞】千葉県在住の滝沢志郎さん『明治乙女物語』が受賞
第24回松本清張賞選考委員会が4月25日に開催され、最終候補作4作品の中から、滝沢志郎さんの『明治乙女物語』が授賞作に選ばれました。滝沢さんには、副賞として賞金500万円が贈られます。
松本清張賞は、推理小説から時代・歴史小説まで幅広いジャンルの小説で時代を画した松本清張さん(明治42年~平成4年)の業績を記念した、公募の長編小説賞です。ジャンルを問わず良質の長編エンターテインメント小説を募集しています。公益財団法人日本文学振興会が主催し、文藝春秋が運営。
最終候補作は次の通りです。
【松本清張賞 最終候補作品】〔敬称略〕
阿野冠(あの・かん)『暗殺の森』
内山りょう(うちやま・りょう)『背徳の鍵』
滝沢志郎(たきざわ・しろう)『明治乙女物語』
夏山かほる(なつやま・かおる)『天人哀奏(てんにんあいそう)』
なお、受賞者の滝沢志郎さんは、千葉県習志野市在住。1977年に島根県で生まれ。東洋大学文学部史学科を卒業。現在はテクニカルライターとして各種マニュアル制作に従事しています。
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▼松本清張賞|日本文学振興会