夢枕獏さん×松本大洋さん初の絵本『こんとん』の原画展が東京&京都で開催 東京ではサイン会も
偕成社は、夢枕獏さん×松本大洋さんによる初の絵本『こんとん』を1月下旬に刊行します。
発売を記念して、「原画展」を株式会社ほぼ日(本社:東京都港区/代表取締役社長:糸井重里さん)のギャラリーTOBICHI京都、「原画展+Wサイン会」を青山ブックセンター本店、「限定グッズ販売」をヴィレッジヴァンガードで行ないます。
中国神話「渾沌」を題材にした夢枕獏さんと松本大洋さんによる絵本『こんとん』の原画展が開催! ”ほぼ日”のTOBICHI京都を皮切りに、青山ブックセンター本店ではサイン会も
『こんとん』は、『キマイラ』『陰陽師』など数多くの人気シリーズを手がける作家・夢枕獏さん、そして、『鉄コン筋クリート』『ピンポン』などで熱烈な支持を集める漫画家・松本大洋さんによる絵本です。
今回の絵本の題材は、中国神話に登場する「渾沌(こんとん)」の伝説。カオスと同義で語られる「こんとん」を、夢枕獏さんが新たな解釈で物語り、松本大洋さんが愛しさをこめて描いた、美しい絵本です。
発売を記念して、かねてより松本大洋さんを応援している株式会社ほぼ日では、運営するギャラリーTOBICHI京都で原画展を開催。
青山ブックセンター本店では原画展に加え、松本大洋さん&夢枕獏さんによるWサイン会の催しがあります。
また、ヴィレッジヴァンガードでは限定グッズの発売が決定しました。
松本大洋さんが描く「こんとん」は、表情をもたないのに、読み進めるにつれて、どんどんその存在が愛おしく思えてきます。
白い毛並みの「こんとん」を描く一筆一筆のタッチ、神話の舞台となる太古の世界の幽妙な色づかいを、原画展で味わってください。
<原画展>ほぼ日運営のギャラリー、TOBICHI京都
株式会社ほぼ日が運営するギャラリーTOBICHI京都にて、『こんとん』の絵本原画がほぼ全点展示されます。
株式会社ほぼ日は、松本大洋さんの絵本第1作『かないくん』の発行元でもあります。
また、「ほぼ日刊イトイ新聞」内に「勝手に松本大洋ファンクラブ」(https://taiyomatsumoto.1101.com/)という情報発信サイトを持つなど、かねてより松本さんの活動を応援していることから、今回の原画展のはこびとなりました。
新刊『こんとん』のほか、ほぼ日で刊行された松本さん関連の書籍の販売も予定されています。
■会期:2019年1月28日(月)~2月13日(水)
◎定休日:1月31日(木)、2月7日(木)
◎時間:12:00~19:00
■入場:無料
■会場:TOBICHI京都
◎住所:京都府京都市下京区河原町通り四条下ル市之町251-2 寿ビルデイング5階
◎ホームページ:https://www.1101.com/tobichi_kyoto/
<原画展+サイン会>青山ブックセンター本店
青山ブックセンター本店内のギャラリーで、『こんとん』の絵本原画がほぼ全点展示されます。
会期中の2月24日(日)には、夢枕獏さん、松本大洋さんお二人によるWサイン会も開催されます。
<原画展>
■会期:2019年2月19日(火)~2019年3月15日(金)
◎時間:10:00~22:00(※最終日は17:00まで)
■入場:無料
■会場:青山ブックセンター本店 ギャラリースペース
◎住所:東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F
★詳細:http://www.aoyamabc.jp/fair/taiyo-gallery/
<サイン会>
■日時:2019年2月24日(日)15:00~
■会場:青山ブックセンター本店内特設会場
◎住所:東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山ガーデンフロア (B2F)
■定員:50名
■参加方法:2019年1月27日(日)AM10:00~受付開始
◎青山ブックセンターのオンライン予約、あるいは、店頭にて『こんとん』を購入した方にサイン会参加券を配布。
◎オンラインにて申し込みの場合、参加券の郵送はありません。
★詳細・予約ぺージ:http://www.aoyamabc.jp/event/konton/
<限定グッズ販売>ヴィレッジヴァンガード4店舗、オンラインストアで
『こんとん』発売と同時に、ヴィレッジヴァンガード4店舗とオンラインストアで、3種の限定グッズが販売されます。
<限定グッズ一覧>
◆こんとん Tシャツ(M・L 各3000円+税)
◆こんとん トートバッグ(2500円+税)
◆こんとん マグカップ(1800円+税)
<取り扱い店舗> ※1月17日時点の情報です
・下北沢店
・高円寺店
・ブルービート ヴィレッジヴァンガード
・三宮店
・ヴィレッジヴァンガードオンラインストア(https://vvstore.jp/)
著者プロフィール
■文:夢枕獏(ゆめまくら・ばく)さん
1951年生まれ。神奈川県出身。『キマイラ』『陰陽師』など数多くの人気シリーズを手がけ、これまでの業績に対して、紫綬褒章を受章、菊地寛賞、日本ミステリー文学大賞を受賞。
主な作品に『上弦の月を喰べる獅子』(日本SF大賞)、『神々の山嶺』(柴田錬三郎賞)、『大江戸釣客伝』(泉鏡花文学賞、舟橋聖一文学賞、吉川英治文学賞)、『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』『大江戸恐龍伝』などがあり、絵本に『ちいさなおおきなき』(小学館児童出版文化賞)、『おんみょうじ 鬼のおっぺけぽー』がある。
■絵:松本大洋(まつもと・たいよう)さん
1967年生まれ。東京都出身。漫画家、イラストレーター。1986年『STRAIGHT』でデビュー。
主な作品に『花男』『鉄コン筋クリート』『ピンポン』、『GOGOモンスター』(日本漫画家協会賞特別賞)、『ナンバーファイブ 吾』、『竹光侍』(文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、手塚治虫文化賞マンガ大賞)、『Sunny』(小学館漫画賞)、『ルーブルの猫』などがあり、絵本に『かないくん』『「いる」じゃん』、画集に『TAIYOU』がある。
名前がないので、誰でもない。誰でもないから、何にでもなれる。それが、こんとん。六本の足を持ち、六枚の翼を持つけれど、目も耳も鼻も口もなく、いつも空を見あげて笑っている、こんとん。
そんな、こんとんのところに、ある日、南の海の帝と北の海の帝がやってきた。 帝たちは、こんとんに、二つの目、二つの耳、二つの鼻の穴、そして口、あわせて七つの穴を作ってやることにしたのだが──。
中国神話に登場する「渾沌」の伝説をもとに、夢枕獏が語るせつない物語。
その「ものいわぬもの」のイメージを松本大洋が愛しさをこめて描いた美しい絵本。
【関連】
▼TOBICHI京都 – ほぼ日刊イトイ新聞
▼勝手に松本大洋ファン倶楽部 – ほぼ日刊イトイ新聞
▼松本大洋原画展 絵本『こんとん』(夢枕獏・文)刊行記念 | 青山ブックセンター
▼絵本『こんとん』(偕成社) 刊行記念夢枕獏 × 松本大洋 サイン会 | 青山ブックセンター
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