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日本出版取次協会と日本雑誌協会が合同で、「12月31日特別発売、年末年始キャンペーン」の総括会議を開催

日本出版取次協会と日本雑誌協会が合同で、「12月31日特別発売、年末年始キャンペーン」の総括会議を開催しました。

 
このキャンペーンは出版社の若手を中心に企画されたもので、例年だと、せっかくの正月休みなのに新刊が並ばない大晦日に、あえて完全新作を発売。書店、輸送会社、製紙・印刷・製本会社様などが協力することで実現しました。

 
当キャンペーンでは、雑誌は、お正月用に特別編集された臨時増刊号、ムック、コミックスなど、約130誌、計800万部を、書籍は、単行本、文庫、書籍扱いコミックスなど新刊約70万部を、12月31日に全国一斉発売しています。

また、おみくじしおりキャンペーン「おせちもいいけど、雑誌もね」や、カレープレゼントなどの企画も実施。

 
今回全体売上動向としては、12月31日は大きく前年比を上回る結果となりましたが、1月4日に発売日が設定されなかったことにより、12/29~1/4 の年末年始7日間の合計では前年比97.5%という結果になっています。ただし1月4日の売上前年比が極端に悪いのは、前年は発売日設定がされていた影響が大きく、雑誌だけを見れば、前年比を越えており、総括会議では「平常時に大幅なマイナスが続く市場環境を考えると、一定の効果があった」と評価しています。

 
書店アンケートとして、

・はっきりした成果は出ていないが客数が多い時期に商品を投入するのは当たり前。継続すべき。
・元旦以外毎日発売日があってもよい。
・1日以降の売上が見込める。
・新刊だけでなく休配期間に店頭在庫が少なくなり売り上げに影響していた。休配期間の在庫補充をすることで入荷量は多かったが売上に繋がり良かった。
・正月に新しい商品が入るので、その発売日の目的買いが増える。

など、好意的な意見が挙がる一方、

・帰省のお客様が来られないので29日や30日の方がよい。
・商品不備等あっても連絡が取りづらい。
・入れ替え作業が難しく、売りに集中したい。
・取次会社、出版社が通常営業していない。
・年末くらいゆっくりさせてほしい。

といった意見も併記されています。

 
出版社アンケートでは、

・おかげさまで、弊社発売の増刊、ムック、書籍それぞれ好調な動きで喜んでいます。年末年始に書店店頭を盛り上げよう、お客さんを呼び込もう、ということが最も大事なことです。他の業界は普通にやっています。
・業界内で様々な意見があることは承知していますが、厳しい販売環境の中、それを乗り越えることが第一義と考えます。売上の数字が上昇したのは事実です。一方で準備が不足していたこと、説明が足りていなかったこともあったと思います。成功した出版社、流通、小売店の事例をどしどし発表して、改善に好転つなげる。それが仕事だと思います。失敗は成功の素!なんでも初めから上手くいくことなんかありません。どんなことも先ずは一歩から。

といった意見が挙がっています。

 
今回は周知の期間も短かったり、初めての企画で慣れていなかったり、といった点もあったようですが、今年の年末も再チャレンジする印象ではあります。31日にこだわらなくてもいい、とは私も思います。

 
【関連】
16年年末特別発売日の結果検証取次協会との共同リリース〔PDF〕

 


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