【第49回JXTG童話賞】受賞者9名を表彰 『童話の花束』刊行記念プレゼント企画も
JXTGホールディングス株式会社は、2018年3月から5月にかけて募集していた「第49回JXTG童話賞」の表彰式を、11月16日にパレスホテル東京にて開催しました。
10月11日に各部門から計33編の受賞作品を決定し、そのうち、「一般の部」「中学生の部」「小学生以下の部」より、それぞれ、最優秀賞1名および優秀賞2名、計9編の受賞者を表彰しました。
なお、第49回JXTG童話賞作品集『童話の花束(その49)』のプレゼント企画も実施されます。
JXTG童話賞について
JXTG童話賞では、「心のふれあい」をテーマに、毎年一般の方々からオリジナルの創作童話作品を募集し、優秀作品を選出しています。
1973年に作品の初公募を開始し、これまでの応募総数は36万通を超えました。49回目を迎えた今年、応募のあった作品は12,591編(小学生以下の部1,537編、中学生の部2,395編、一般の部8,623編)と、昨年より700編ほど上回るなど、応募作品数は3年連続増加しています。
JXTGグループは、JXTG童話賞入賞作品(佳作以上)をまとめた一冊の童話集『童話の花束』を発行し、全国の教育機関や児童福祉施設、里親家庭などに寄贈しています。また、『童話の花束』は、系列サービスステーションを運営する特約店の方々に買い上げてもらうほか、JXTGグループ各社とその役員・従業員にもチャリティー販売を行い、その売上金を「JXTG奨学助成制度」の運営資金として全国社会福祉協議会に寄付しています。この寄付金は児童福祉施設等で暮らす子どもたちが大学や専門学校へ進学する際の入学支度金の一部として活用されています。
第49回JXTG童話賞の「選評」および「受賞者コメント」
【選考委員講評 西本 鶏介さん】
「心のふれあい」とは相手を思いやることです。そんなすてきなドラマをだれもが共感できる童話という形で表現したのが「童話の花束」に収められた作品です。素朴なお話であっても胸があたたかくなる、思わず笑顔になってしまう、自分のことのようにうれしくなる、たくさんの応募作品の中からそんな作品に出会えた時はほっとします。どういうわけか今年の入賞者は男性が多く、いずれも豊かな感性の持ち主です。
<選考委員>
西本鶏介さん(児童文学者)/立原えりかさん(童話作家)/角野栄子さん(童話作家)/中井貴惠さん(女優・エッセイスト)/宮西達也さん(絵本作家)/薫くみこさん(児童文学作家)
【受賞のコメント】
※カッコ内は現居住区
※一般の部の年齢は2018年5月31日時点
<一般の部>
■最優秀賞 「月の道」 冨田龍一(とみた・りゅういち)さん <東京都板橋区/49才>
今日、ここへ来て、実際に「童話の花束」を見るまで信じられませんでした。それくらい驚きました。小・中学生の受賞作の伸びやかな感性に感動しました。良い刺激になりました。
■優秀賞 「ばあちゃんからのラブレター」 齋藤 まどか(さいとう・まどか)さん <愛知県刈谷市/46才>
大変光栄なことで、身の引き締まる思いがいたします。親しい友人の字さえも見たことがないというような現代。手書きの文字だからこそ伝えられることがある。そんな思いから生まれた作品です。今後も書き続けていきたいと強く思います。
■優秀賞 「おいっ子のギモン」 井手 孝史(いで・たかし)さん <千葉県流山市/43才>
楽しい式でした。良い記念になりました。有難うございました。
<中学生の部>
■最優秀賞 「ゆらゆらな傘の空」 藤井早紀子(ふじい・さきこ)さん <広島県呉市/中学3年生>
この度は、このような素晴らしい賞に預からせていただき、本当にありがとうございました。この童話賞は、小さな頃から私の憧れであり、中学生になって、「文字」というジャンルのものしか書かなくなっていた私にとっては、一年に一度、「童話」という、童心にかえって物語を書くという機会でした。原稿用紙5枚という短い余白に、読む人をひきつけられるような作品を書くのは至難の業で、試行錯誤の結果、苦渋の決断で応募したのが本作でした。最優秀賞などとは夢にも思っておらず、未だ実感が湧きません。今回の受賞を励みに、今後、様々な作品を書いていこうと思います。本日は本当にありがとうございました。
■優秀賞 「ブリキと向日葵」 羽渕真穂(はぶち・まほ)さん <埼玉県熊谷市/中学3年生>
この度は、私の作品を優秀賞に選んで頂き、ありがとうございました。文学作品を応募して賞をいただくのは初めての経験であり、受賞の連絡を頂いた際は、思わず吃驚してしまいました。本日、このパレスホテル東京の表彰式に出席させて頂き、喜びもまた、一入でございます。このことを励みに、これからも創作活動に取り組みたいと思います。本日は誠にありがとうございました。
■優秀賞 「風鈴の思い出」 野口咲希(のぐち・さき)さん <神奈川県川崎市/中学2年生>
この度は素晴らしい賞をいただき、ありがとうございました。知らせを受け取ったときは、とても嬉しかったです。このような経験は初めてだったので、記憶に残る1日となりました。今回の受賞をきっかけに、またさらに良い物語が書けるよう、これからも童話や物語を書き続けていきたいと思います。
<小学生以下の部>
■最優秀賞 「今日から六月!?」 馬渕和奏(まぶち・わかな)さん <神奈川県横浜市/小学4年生>
小さいころから読んでいた、「童話の花束」に私の作品がのって、とてもうれしいです。書いた童話を中井貴惠さんに朗読していただいたら、私の書いた童話と思えないくらいすてきでした。角野先生や西本先生に選んでいただき、うれしいです。
■優秀賞 「天使のトンボ」 曾泰霖(そう・たいりん)さん <茨城県つくばみらい市/小学4年生>
受賞して、とてもうれしかったです。ぼくは、宮西 達也先生の大ファンです。今日、会えて、とてもドキドキしました。また、ぼくは、賞金で角川文庫の本を買うつもりです。お招きいただき、ありがとうございました。
■優秀賞 「ふたりだけのヒミツ」 寺本夏芽(てらもと・なつめ)さん <山口県熊毛郡/小学2年生>
自分が書いたのが選ばれたので、とてもうれしかったです。今度は、冒険の話を書きたいと思うので、また、みんなに見てほしいです。
※受賞者一覧は、https://www.jxtg-group.co.jp/hanataba/awards/new/result/ をご覧ください。
「第49回JXTG童話賞」表彰式 開催概要
■日時:11月16日(金) 16:00~17:00
■会場: パレスホテル東京 2F「葵」(東)
■出席: 受賞者 小学生以下の部(3名)、中学生の部(3名)、一般の部(3名)
■主催:JXTGホールディングス株式会社
『童話の花束(その49)』刊行記念プレゼント企画 について
■プレゼント内容:第49回JXTG童話賞作品集『童話の花束(その49)』 ※一人3冊まで
■申込み方法:住所・氏名・希望冊数を明記し、郵送料分の切手を同封のうえ、以下の宛先へ申し込んでください。
<宛 先>〔郵便番号〕100-8692 日本郵便(株)銀座郵便局 私書箱610号 「JXTG童話賞プレゼント係」
<郵送料>1冊:215円、2冊:300円、3冊:350円
■応募期間:2018年12月3日(月)~2019年2月28日(木) ※当日消印有効
※なお、発送は12月10日(月)以降になります。
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