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『歌舞伎町放浪記』波乱万丈!七転八倒!涙あり、笑いあり、ときには色気あり 一人の男の半生を追う衝撃のノンフィクション

『歌舞伎町放浪記』波乱万丈!七転八倒!涙あり、笑いあり、ときには色気あり 一人の男の半生を追う衝撃のノンフィクション

『歌舞伎町放浪記』波乱万丈!七転八倒!涙あり、笑いあり、ときには色気あり 一人の男の半生を追う衝撃のノンフィクション

幻冬舎メディアコンサルティングより、川嶋謙一さん著『歌舞伎町放浪記』が刊行されました。

 

歌舞伎町は悪の巣窟か、それとも義理人情あふれるユートピアか!?

昭和61年、莫大な借金を返すために、27歳の“男”がたどり着いたのは、新宿歌舞伎町だった――

ホストクラブでの騙し合い、街を闊歩するヤクザたち。金の取り合い、生きるか死ぬかの真剣勝負。男を癒すのは、地元に残した二人の娘と、ささやかな恋、人の優しさ。

果たして男は愛する家族のもとへ帰ることができるのか!?

 

『歌舞伎町放浪記』 あらすじ

■第1章 借金地獄
新潟で国鉄職員として働く“男”は、片手間で始めた飲食店経営に失敗し、莫大な借金を抱えることに。
ヤミ金にも手を出したことでヤクザに追い回され、ついに幼い二人の娘や職場にまで、その魔の手が迫る――妻に逃げられ、職も失い、窮地に陥った男が選んだ道は自己破産だった。

■第2章 東京――未知の世界へ
弁護士の力を借りて破産の手続きをし、借金は軽くなったものの、依然としてヤミ金からの取り立ては止まらない。
新潟にいても金を返すことはできないと、愛する二人の娘を置いて、東京に出稼ぎに行くことを決意した男が向かうは新宿歌舞伎町。

■第3章 取るか取られるか
歌舞伎町にたどり着いた男は、国鉄時代のツテを辿って国鉄の職員寮に忍び込み、ホストクラブで働き始める。
そこで男を待っていたのは、店を訪れる魅力的な女性たちの甘い誘惑と、ナンバーワンを狙うホストたちの、ライバルを蹴落とすための謀略。
歌舞伎町の洗礼を受けた男は再び金も寝床も失い「田舎から出て来た出稼ぎホームレス」状態に。

■第4章 生きるか死ぬか
着の身着のまま歌舞伎町に放り出された男。
二人の娘の写真を心の支えに、アルバイトでも賭け事でも、金が懐に入りそうなことには片っ端から手を出した。
しかし、一夜にして大金を稼いだと思ったら、ギャンブルにつぎ込んで突然一文無しになるという不安定な日々。
金がなく、あてもなく歩いていたある日、ビルとビルの間の通路で小便をしているとそこはヤクザの事務所。
落とし前をつけるために金を迫られるも一文無しだからどうしようもない。
するとヤクザはとんでもないことを要求し、男は死の淵に追いやられることに……。

■第5章 嗚呼、新宿歌舞伎町!
ヤクザに殺されそうになりながらも、見事な機転と運で一命を取り留めた男は、再び歌舞伎町で働くことに。
ポーカー屋でオーナーに感謝されるほど仕事に精を出し、なんとか借金の完済にたどり着く。
意気揚々と新潟へ帰ろうとする男を待ち受けていた、運命のいたずらとは――

 

川嶋謙一さん プロフィール

著者の川嶋謙一さんは、1959年新潟県生まれ、福島県育ち。

祖父がぼろくず屋だったので小学生の時のあだ名はボロクズ屋。9歳で父親を亡くし母親に育てられる。家計を助けるつもりで小学校5年生から中学校3年生まで新聞配達をした。母親が再婚するも義父は腎不全になり人工透析で命を繋いだ。

高校卒業し国鉄に入社、二足のわらじで儲けようと20歳の時、喫茶ジョンレノンを経営するも失敗し、借金地獄に落ちる。サラ金、ヤミ金の悪魔の取り立てに耐え切れず一家心中を計画。しかし書店で自己破産と云う手段が有る事を知り自己破産。結果、国鉄の仕事も店も失い離婚となるも、連帯保証人になっていた妻や母親を執拗な借金の取り立てが襲う。

破産しても飛ばない借金返済の為、家族を残しバイクで新宿歌舞伎町へ……その後、苦節30年、現在は新宿にある株式会社未来投資不動産の代表取締役。著書に『誰も知らない不動産屋のウラ話』(幻冬舎)がある。

 

歌舞伎町放浪記
【編集者よりコメント】
編集部内でも話題になった一冊です。
常になにかしらの騒動に巻き込まれながら、歌舞伎町で奔走する男の物語。
一瞬も目が離せない怒涛の展開が、穏やかな口調で綴られることで、より一層、惹きたてられています。
400ページ近い大長編ですが、どこから読んでも楽しめます。

 


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