『東大教授の考え続ける力がつく思考習慣』ベストセラー作家の東大教授がしているVUCA時代の乗り越え方
西成活裕さん著『東大教授の考え続ける力がつく思考習慣』が、あさ出版より刊行されました。
“7つの考える力”で「思考体力」を鍛える
コロナ禍、AIの進化、自然災害、この先が全く予測できないVUCA時代になりました。東大教授で、ベストセラー作家でもある著者が、どんな時代でも生き抜ける頭の良い人の考え方を細かく観察し、分析したところ、その答えは「考え続けている」かどうか=「思考習慣」が身についているかどうかでした。
本書では、 この「思考習慣」を身につけるための “7つの考える力” の使い方を紹介。新生活や新しいことに挑戦したい人、困難に立ち向かっている人におススメの一冊です。
考え続けるために必要な7つの考える力 ※一部書籍より抜粋要約
頭がよい人は、ただ「考える」だけでなく、「考え続けている」のです。
私はこの考え続けるために必要な7つの考える力を、身体の「体力」になぞらえて「思考体力」と名づけました。思考体力を使って考え続ける「思考習慣」を身につけるためには、7つの考える力(思考体力)の使い方が重要です。
<7つの考える力>
(1)自己駆動力:能動的に考える力
(2)多段思考力:常にもう1 段先を考える力
(3)疑い力 :あらゆることを疑ってみる力
(4)大局力 :全体を俯瞰(ふかん)して見る力
(5)場合分け力:物事を分類して選び取る力
(6)ジャンプ力;思考の階段を何段も飛ばす力
(7)微分思考力:物事を細分化して考える力
思考習慣を身につけるための方法 ※一部書籍より抜粋要約
本書では、7つの考える力をうまく鍛え、「問題を解決する思考習慣」や「人間関係で悩まない思考習慣」など、状況に合わせた思考習慣を身につけることができる方法が満載です。
アイデアが湧く⇒言葉つなぎ遊びをやってみる
「多段思考力」や「ジャンプ力」を鍛える有効な方法に、「言葉つなぎ遊び」があります。
手のひらサイズに切った紙にそれぞれ「犬」「カレーライス」「クリップ」など、関連性のない言葉を思いつくままたくさん書いていきます。その紙を箱や紙袋などから、くじ引きのように2~3枚の紙を取り出し、どうにか繋げて文を作るのです。
「犬をお風呂で洗っていたら、外は雨が降ってきた」このようにどんなにバラバラの単語でも、ストーリーを考えて意味をつなぎ合わせていけばなんとかなるものです。
時間があるときやアイデアがマンネリ化してきたときは、この「言葉つなぎ遊び」をどんどんやってみましょう。
本書の構成
はじめに
プロローグ
第1章 「やりたいこと」を見つける思考習慣
第2章 「やるべきこと」を考え続ける思考習慣
第3章 「情報」に惑わされない思考習慣
第4章 「ベストな判断」をする思考習慣
第5章 「問題解決」のために発想する思考習慣
第6章 「人間関係」で悩まない思考習慣
第7章 「結果を出す」ための思考習慣
おわりに
著者プロフィール
著者の西成活裕(にしなり・かつひろ)さんは、東京大学教授/数理物理学者。専門は非線形動力学、渋滞学。
1967年、東京都生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、博士(工学)の学位を取得。現在は東京大学先端科学技術研究センター教授。ムダどり学会会長、MUJI COLOGY ! 研究所所長などを併任。
さまざまな渋滞を分野横断的に研究する「渋滞学」を提唱し、著書『渋滞学』(新潮社)は講談社科学出版賞などを受賞。2007年JST さきがけ研究員、2010年内閣府イノベーション国際共同研究座長、文部科学省「科学技術への顕著な貢献2013」に選出。
日本経済新聞「あすへの話題」連載、日本テレビ『世界一受けたい授業』に多数回出演するなど、多くのテレビ、ラジオ、新聞などのメディアでも活躍している。著書多数。
東大教授の考え続ける力がつく 思考習慣 西成活裕 (著) 生き方や働き方、考え方も多様化した世界において、「自分はどのように生きていけばいいのか」「何をビジネスにすればいいのか」など、抱える問題が複雑になってきました。そんなときに必要なのは、「考える力」です。 |